CBOは刈払い機を片手に雑草に襲いかかる

タンクにたっぷりと燃料を注ぐ、服の上から薄手のオーバーオール、その上からプロテクター、プロテクターには回転する刃がついた刈払機、耳にはBluetoothのイヤホン、さらに防音用のイヤーマフ。準備はできた。

刈払い機のエンジンを噴かせ、野菜を脅かす虫たちの根城に向かう。

本やインターネットの情報で、害虫は雑草の中で繁殖するとよく書かれていた。自分で農業を始めて、注意してみると、確かにそうだ。ふと気づくとハウス脇の雑草群の中に赤と黒の毒々しいカメムシ。しかもたいていが交尾中。あっちにもこっちにも。これは増えるはずだ・・・。

さいこうファーム、CBOであるぼくは、根本を絶つ作戦を決行することにした。CBOとはもちろん、最高野菜防衛責任者のことだ。

害虫軍をつぎつぎと送り込んでくる雑草群。これはもはや、モンスターを次々と生み出し王国の暮らしを脅かす、魔王城といってもいいだろう。

アクセルを吹かし、轟音を上げながら刃を回転させる刈払機。イヤーマフの上からでもこの音。かなりの音量のはずだ。

躊躇なく魔王城に踏み込むCBO。根本から刈り倒しまくる。草むらからは慌てふためく、昆虫たち。辺りは騒然とした状況だ。

「フハハハ、この刈払機の轟音に恐れ慄くがよい！！」

心のなかでつぶやくCBO。逃げ惑う昆虫たちを上から見下ろすその顔には歪んだ笑み。

争いは人の心を荒廃させる。もはや魔王なのはぼくの方なのかもしれない。

きれいに刈り倒された雑草群を見て、風の中、ひとり佇むのだった。

ということで雑草をきれいに刈って、我が家のハウス周りはだいぶきれいになりました！害虫って本当に雑草の中で増えて野菜に襲いかかってくるんですね。出来る限りいつもきれいにしておこうっと。

最後まで読んでいただいてありがとうございます！ぜひ、気軽にスキやコメントお願いします！それがあれば、ぼくの妄想もはかどるはかどる