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#ライティングのコツ

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現役コピーライターも実践している「わかりやすい文章の書き方」に関する記事をまとめました。
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#文章力

「写真撮影はご遠慮ください」は写真撮影OKなのかNGなのか

「写真撮影はご遠慮ください」は写真撮影OKなのかNGなのか

タイトルを見て「え?」と思った人もいると思います。

「写真撮影はご遠慮ください」というこの言葉、ふつうに考えれば写真撮影はNG、ダメという意味ですよね。

しかし、少し前にTwitterでこの言葉をめぐって議論が起こりました。

きっかけはある人が「写真撮影はご遠慮ください」について、「できればしないでくれたらありがたいの意味で絶対だめだとは思っていなかった」と告白したこと。具体的には、「たくさ

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デジタル全盛期だけど、結局は「手書き」が言葉を鍛えてくれる

デジタル全盛期だけど、結局は「手書き」が言葉を鍛えてくれる

みなさんは言葉や文章を考えるとき、手書き派ですか?デジタル派ですか?

コピーライターの私は手書き派です。周りのコピーライターを見ても、手書き派しかいません。

正確に言うと、コピー作業の前半は手書きで、後半はパワポやワードを使います。

noteも同様で、記事を書き始める前に、どんな記事を書くか紙の上でアイデアを膨らませ、それが固まったらnoteのサービスに移行して文字を打ち始めます。

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「ふつうじゃない視点」が、面白さにつながる

「ふつうじゃない視点」が、面白さにつながる

先日、脚本家の三谷幸喜さんがテレビで話した「読書感想文の書き方」が話題になりました。

三谷さんはそこで、『桃太郎』について読書感想文を書くなら、と例を挙げてこんなことを言っています。

太字にした部分、ネガティブ思考で面白いな〜と思いながら、わたしはドキッとしたんです。

三谷幸喜は、桃太郎の視点じゃなくて「おじいさんとおばあさんの視点」で話してる!

おじいさんとおばあさんの視点から見る『桃太

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コピペをやめると、文章力がアップする

コピペをやめると、文章力がアップする

スキが170越え…これは勉強になりそう!とスキ数にひかれて、「プロの記者と編集者から学ぶ “伝わる”取材&ライティング講座」というイベントをアーカイブで視聴しました。

ゲストは赤石晋一郎さん(ジャーナリスト・文藝春秋の元記者)と、村井弦さん(文藝春秋の雑誌編集者・週刊文春電子版コンテンツディレクター)。

社内外に向けて日常的に文章を書く広報や人事といった職種の人にはもちろん、Webライターやコ

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文章も「見た目」が大事である

文章も「見た目」が大事である

読みやすい文章を書くうえで、大事な心得の一つ。

それは「文章も見た目が大事」ということ。

文章の読みやすさには、2つの種類があります。

・文章自体の読みやすさ(質や中身にかかわる)
・ぱっと見の読みやすさ(見た目にかかわる)

今回は後者に焦点を当てて、文章の見た目をどうすれば良くできるのか?解説したいと思います。

読む前に、見られている文章を読む前に、私たちは文章の全体を目で見ています。

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インターネットで文章を書くときに、間違いやすい5つの例

インターネットで文章を書くときに、間違いやすい5つの例

「文章のまちがいや誤解を防ぐ校閲のきほん」というタイトルを見て、「これは参加せねば!」と思いました。

校閲(こうえつ)とは、文章の意味や内容を読み、誤りを正す仕事です。

誤字脱字、表記の揺れ、事実関係の誤り、差別表現や不快表現の有無まで、幅広く言葉を確認するプロ。

石原さとみさん主演の「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」で、広く世間に認知された職業でもあります。

コピーライターにとっても

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