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観たこと、感じたこと

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ふと考えたこと、感じたことを。
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2020年5月の記事一覧

「ありのままの身体」を愛するということ

「ありのままの身体」を愛するということ

自分の身体が自分のものでなくなったような気がありますか? …48.8%。
痩せたいと思ったことがありますか?…89.0%

先日、買った『エトセトラ No3』。その中にあった、1334人が答えたエトセトラ・リポート2020の中の数字だ。これ以外にも40問くらいのQ&Aが掲載しており、読み物も大充実しているが、このエトセトラ・リポートを読むだけでもとても意味深い。

コンプレックスと外部環境
私は、

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ミネアポリスの光景と東京の青空に描かれた白線と。

ミネアポリスの光景と東京の青空に描かれた白線と。

夜更けに目が覚め、SNSでミネアポリスやそれにまつわる発信をサーフィンしてしまう。

ミネアポリスの今回の暴動について、Neo Soraさんの一連の投稿がとても分かりやすくまとめられていた(この投稿が起点にスレッドになっています)。

デモ抗議からの暴動。一夜明けたミネアポリスは、まるで映画のセットの中のように非現実的な光景に見えた。けれど、今、これが現実に起きるている。

CNNのライブ中継中、

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ベテランと若手が入れ替わる時

ベテランと若手が入れ替わる時

「体力の限界」そう言って千代の富士は引退をした。それを決意させたのは、17歳の年の差があった当時アイドル的人気を博していた貴花田との初対戦後。

もちろんスポーツ界ではないし、引退を願っているわけではないけれど、2週間前の『ワイドナショー』での松本人志さんとEXITの兼近さんのやりとりには、あの時の千代の富士×貴花田の一戦を彷彿とさせるものがあった。お笑い第七世代の台頭は著しいが、「あ、完全に入れ

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【リモートの可能性】ノーミーツ。NO MEETS、NO蜜、濃密……

【リモートの可能性】ノーミーツ。NO MEETS、NO蜜、濃密……

webマガジンを運営していた頃、だいたい毎月2本ペースでリアルイベントを実施していた。ピーク時は毎週末。編集業の傍ら、台本をチェックしたり、全国を移動する日々。楽しいかったけれど、なかなかにハードだった。

有り難いことに、「私の街へはまだですか」「近くだったら行きたいです」というコメントをたくさんいただいた。けれど、なかなかに限度があり、もちろん全国津々浦々に足を運ぶことは叶わなかった。

今、

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「ズーム疲れ」の根本的な原因を考える

「ズーム疲れ」の根本的な原因を考える

以前に『「ズーム疲れ」が止まらない』というnoteを書いた。

その後、「めっちゃ歩く」という解決策を得たものの、これまでの生活様式を、たったの2ヶ月あまりで全リセットできるはずもなく……引き続き、ズーム疲れが止まらない。

テレワーク生活に入って約2ヶ月。だいたい1日2〜3本、オンラインで打ち合わせや取材をこなしている。合間に企画書を書いたり、メールの返信をしたり……その間にご飯を考えて作って食

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仕事中はオンなのか、オフなのか!?

仕事中はオンなのか、オフなのか!?

仕事で年齢が私の半分くらいの女の子と話す機会が増えている。とても、楽しく、学ぶことが多い。いや、学びしかない。

「よく女性誌でオン・オフって使っていますけど、逆なんです。通勤=オンで週末=オフではなく、通勤=オフで週末=オンです。通勤は仕事相手に失礼がない程度のメイクでやりすごし、友達に会う週末に思い切りメイクもファッションも楽しんでいます。スウィッチがオンになるのは、断然プライベートタイムです

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「実は、うすうす気がついていたこと」と向き合う

「実は、うすうす気がついていたこと」と向き合う

この自粛期間で、(因果関係はまだ解明されていないが)自殺者は、前の年の同じ月に比べ、359人少ない1455人で、19.8%減ったことがわかったらしい。

「ステイホーム」が求められる状況下において、好きな職場、好きな学校に行けず、楽しい時間を過ごせず、好きな人と会えなくて、それこそ死ぬほどにつらい思いをしている人が大勢いる。しかしその一方で、嫌いな職場、嫌いな学校に行かず、苦手な人、嫌いな人に会わ

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【NETFLIX】継続の意思確認と、リアリティショーと。

【NETFLIX】継続の意思確認と、リアリティショーと。

携帯を機種変更する時に、無料期間がある便利アプリのダウンロードを勧められた。確かに便利そうなアプリであるが、必要か、と聞かれたらそうでもない。有料に切り替わっても放置する自分が安易に想像できるので、キッパリ断った。

サブスク地獄
まめにいろいろなものをチェックしていかないと、知らず知らずのうちに(厳密に言えば、知っていたのに忘れている)いろいろな料金を払い続けてしまう。サブスクリプション型のサー

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で、白髪どうする?

で、白髪どうする?

ショートカットで多毛。しかも、髪が伸びるのが早いので、基本的には1ヶ月〜1.5ヶ月に1回のペースで美容院に足を運んでいた。けれど、この自粛生活で、まる3ヶ月美容院に行っていない。タイトでミニマルなショートカットだったはずなのだが、なんとなく『傷だらけのローラ』あたりの西城秀樹さんのようなムードの髪型になってきた。

さらに、白髪がかなり目立ってきた。右脳側おでこの生え際に群生している。このまま白髪

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現金給付と留学生のこと

現金給付と留学生のこと

昨年まで通っていた大学院。同級生の1/3は留学生だった。大学卒業と同時に入学していた彼らのほとんどは20代前半。授業中のディスカッションや休み時間の雑談を通し、私はカルチャーギャップより、ジェネレーションギャップ感じたことのほうが大きかった。

「嵐が好きで、日本への留学を決めた」という子もいたし、「旅行で日本にきて、大好きになったので」という子もいた。日本への留学は、「学ぶ」内容自体はもちろんだ

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「漫画」という大海原へ。飛び込み方が分からない!?

「漫画」という大海原へ。飛び込み方が分からない!?

いつの頃からか、漫画を読まなくなっていた。学生時代まではあんなに読んでいたのに。高校生の時、授業中隠れて漫画を読み、感極まって涙を流して先生に見つかる……くらい蜜月だったのに(たしか作品は、惣領冬実の『ボーイフレンド』)。

社会人として初めて入社した会社は本当に激務で(※今は違うみたいです)、プライベートの記憶がほとんどない。もちろんそのせいばかりではないものの、結果的にそのタイミングで、いつし

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『鬼滅の刃』ヒットから『おもてなし幻想』を考える

『鬼滅の刃』ヒットから『おもてなし幻想』を考える

『鬼滅の刃』の人気がこれほどまでに凄まじいものになったのは、動画配信サービスが流布した状態の今、たくさんの人の「おもしろいらしいぞ」→「観てみよう」が何のストレスもなく行われた結果である、というSNS投稿を見た。

人間は思いついた瞬間に、すぐ行動に起こせる即時性が大切だという視点は、とても興味深く、「たしかに!」と膝を打った。

『おもてなし幻想』という一冊を思い出した。多くのサービスオペレーシ

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久しぶりに本屋へ‼︎

久しぶりに本屋へ‼︎

4月の初め頃、バンクーバーに住む知人から「ロックダウン中でカフェなどの飲食店はもちろんすべて閉まっているけれど、花屋と書店は営業しているよ」とラインがあった。その後のことは聞いていないのだけれど、その時は「こういうところにお国柄というか、何を大切にしているのかが出るのだね〜」というやりとりをした。

昨日、約1ヶ月半ぶりくらいに書店に足を運んだ。事前予約制。20分に1人ずつ入店でき、1時間滞在する

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コロナショック・ドクトリン。さらに格差は広がるのか?

コロナショック・ドクトリン。さらに格差は広がるのか?

いくつかPodcastを聞いている。ほぼ毎日、近所の公園にジョギングをしにいっている。今までは音楽を聞いていたのだが、最近はトークを聞いていることが多い。映像に疲れて、ラジオを聞いている時間も増えたような気がする。

よく聞いてるpodcastのひとつがロッキングオンの渋谷陽一さんといとうせいこうさんのSIGHT RADIO。その最新の「No.16ポスト・コロナの世界を読む」は、いろいろなことの分

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