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好きな世界観

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心の琴線に響いたノートをまとめ。なんかすごく変なものが好きな私が超好きになる世界観。
運営しているクリエイター

#エッセイ

もう丸二日
空気清浄機と話し続けている
が結論の出ないまま
物別れになりそうだ
明日はティッシュと話してみよう

#詩人

作業日誌 伸びゆくボウズヘッド

作業日誌 伸びゆくボウズヘッド

 坊さんの使う木魚にBOSEと落書きした、という冗談をこないだ思いついた。BOSEとはスピーカーのブランドのことだ。その木魚は重低音がよく鳴ることであろう。坊さんがBOSEを使ってラウドなポクポク音と読経。そんだけ。

 BOSE、いやボウズといえば私の頭もボウズだったが、もうだんだん伸びてきちゃってんね。角刈りの手前みたいなところまではきている。一ヶ月でこのくらいは伸びるらしい。秋にはいい感じの

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断片 想像力の世界 -ワナビ小説講座-

断片 想像力の世界 -ワナビ小説講座-

 小説は芸術に分類されるものだ。芸術、といって何も偉ぶったものではない。何かを表したものであればそれが芸術だ。表現といいかえてもいい。その芸術または表現には何が最も必要であるか、と考えてみれば、たぶん想像力がいちばん大切なものなのだろう。想像力は人間の能力のうちわりとポピュラーな、使用頻度の高いものである。金井はあんまり空気を読めないが、読もうとするならば想像力を使うことになる。対人の場において相

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断片 甘いものの世界

断片 甘いものの世界

 最近甘いものをよく食っている。酒をやめた代わりなのか、なんだか知らんが食っている。先ほどはカステラを食いまして。うまかったですね。チョコレートは常備してある。これはそのときどきで違う種類を置いていて、ハイカカオのものから通常のもの、スナック状のものなどいろいろ。食い終わったら補充する。あとなんだろう、カリントウとか食ってる。甘いというのはひとつの快楽、ひとつの世界ですなあと思う。これはなかなか。

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断片 鼻っ柱へし折られるわ

断片 鼻っ柱へし折られるわ

 昨夜、自分の過去作のあれこれ、セリフだったりシーンだったり人物だったり、そういうのを思い出して「いいなあ、いいなこれ」などとやっていた。ノンアルコールビールを飲みつつえへらえへらとやって、名作じゃん、イイじゃんこれ、と悦に入っていた。そこへ本棚から視線。私を睨んでいる本がある。引っ張り出して読み返した。筒井康隆『創作の極意と掟』という一冊。なつかし、と思ってめくっていたらば、「予定調和に終る冒険

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デジタルカラーイラストに挑戦9枚目

デジタルカラーイラストに挑戦9枚目

今回は少し塗り方を変えてスプレーを使って色を塗ってみました。

これは線画で

これはトーンで仕上げたもの。モノクロの漫画見たいです。
そして下が今回新たにスプレーで挑戦したカラーイラスト

けっこう綺麗に仕上がりました。

ただやはりデジタルで描いたなというのが丸出しです。綺麗ですが、あくまで手描き感を出したいのです、私は。

塗りムラが味だと思っているので。

桜の御苑フォト

桜の御苑フォト

桜満開の新宿御苑へ。
今年は3/19~4/10まで桜のトップシーズンで、この期間は無休・予約制。人混み苦手なもんで今までこのシーズンは来たことがなくて初トライ。

新宿門入って直ぐの所。もうそこらじゅうに桜が咲いていてビックリ。

ピョコンと顔出してるピンクの桜の下は

こんなコがうにょうにょ風になびかれてたり

他の植物とのコラボも楽しい。

とにかく桜がいっぱいで

根っこのところからも咲いて

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オモテだけではわからない piece_vol.80

オモテだけではわからない piece_vol.80

わたしは
あたりまえのように訪れる
なにごともない
ごくありふれた
平和な日常のせかいを
愛しています

気付きというものは面白いもんで、同じ案件というか同じ出来事・事柄、うーん、いい言葉が浮かばないな。テーマとでも言いましょうか。1つの思い癖について、何層にもなっていて(いや、実際に層はないですけどね)、上のほうをお掃除したと思ってもまたその下にあったのがピロピロ~っと出てきたりします。
掴んで

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断片別項 私とは何か

断片別項 私とは何か

 提案があったのでこのお題で書く。というか考え始めたら止まらなかったので書いて吐き出すこととする。

 私とは何か、というときに、まずその「私」が「ある」ことが前提となる。問い直すならば「ここにある私とは何か」であり、「ここにない私とは何か」とは死者でない限り問うことはできない。問われているのは「生きてここにある私」についてである。いま私が私そのものへの疑問を呈しているのだ。

 具体的に見て、私

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断片 世に果てはなく

断片 世に果てはなく

 旅行をするのが難しい状況になって久しい。パッと海外へでも行きたくなり、そのままの勢いでバックパックを背負う旅、千里の道も成田からというやつ、そういうこともできなくなって、海外のみならず国内ですらやや移動は厳しい。半端な旅人だった頃のことを思う。どこまで行ってもこの世界に果てはなく、果てというのならあるいは、それぞれの場所が果てのひとつひとつだったのではないか。そんなどこか遠くへ自分を放り投げてし

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断片 時計物語

断片 時計物語

 四六時中、起きていても寝ていても腕時計をつけている。数年来のこの習慣、もともとは自分に時間を意識させるためにやり始めたことだった。時間が有限であることを常に考えて、なるべく無為を避け、その有限の中でやるべきことをやり通す、そうした心構えとしての腕時計だ。ずっとつけているからベルトやケースの痛みも激しい。スミス&ウエッソンのミリモノ、ケンテックスの海自モデル、セールで買ったツェッペリン、他にはなに

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都心に雪が舞い降りて

都心に雪が舞い降りて

都内にも雪が降り久しぶりに少しだけ積もった。雪が生活圏の方からしたら何言っちゃってんのーとなるのでしょうが、めったに降らない所としてはやはり嬉しいのです。
職場に居る時間帯がピークで、窓からみえる滅多に見れない風景に「綺麗だなあ」と仕事そっちのけで心躍ってました。

すべてが白に染まる世界。

雪はすべての音をも包み込み消し去る気がします。シンとした雑音のない世界。
雨音や強風で音が消し去られるの

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お前が死んだ晩夏がきたよ

お前が死んだ晩夏がきたよ

 友よ、シンヤよ。シンヤ君よ。そういえば命日が近いじゃんよ、と、夜中にふらっと思ってな。お前の命日は忘れてねーよ。八月三十一日だったな。

 東京からチャリで箱根まで行って飛んだのな。崖からな。そんだけの根性があれば生きられただろうに、と思う半面、そんだけの根性があったからこそ死ねたんだろうなとも思うねえ。だいたいにおいて死ぬのは怖いよ。それを乗り越えたのはなかなかすげえよ。

 思い出すことはま

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