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断片 甘いものの世界

 最近甘いものをよく食っている。酒をやめた代わりなのか、なんだか知らんが食っている。先ほどはカステラを食いまして。うまかったですね。チョコレートは常備してある。これはそのときどきで違う種類を置いていて、ハイカカオのものから通常のもの、スナック状のものなどいろいろ。食い終わったら補充する。あとなんだろう、カリントウとか食ってる。甘いというのはひとつの快楽、ひとつの世界ですなあと思う。これはなかなか。これはどうも。抗えない甘さへの誘惑がどっかんどっかんと。でもあまり食うと痛風になったり太ったりするんで気をつけたい。追記。甘いもの以外ではポテチも食っている。太る。

 これを書いているのは日曜で、どっか行こうかと考えていたのだが、人の密集に突っ込んでいくのは恐ろしいので諦めているところ。混んでるもん日曜。どこでも。だもんで音楽をかけて横になっていたり、のちこうした雑文を書いたりしている。うっすらとした眠気がある。寝てもいられないので、やることあるので、ここはコーヒーでも飲んでシャッキリとしましょうのところ。かったるさはあるよ。だがかったるくてもやらなきゃいかんことはやるのだ。むしろ幸せだろ、やることがあるなんてのは。かったるいとか贅沢いってないでありがたく享受しなさいって話。そうして人生の退屈から救われるのだ。

 青い切り花、色は褪せてきたとはいえまだ咲いている。もう三週間を過ぎる。他の部屋の同じ花はとうに終わってしまっていた。この花だけがまだ咲いているというのはもうゾンビ化したとしか考えられない。そのうち手足が生えて襲いかかってくるであろう。隣にある芍薬は咲いたには咲いたが、完全には開ききらずにしおれてきた。つぼみのときから育ててたからねぇ、この子もかわいいものですよ。ダメになったら捨てなきゃいけないんだが、それがちょっと切ないですね。花を飾ることにも厳しさがついて回る。捨てなければならない日が来る。部屋を彩って去っていくこの花の命、どう思えばいいか。ありがたいか。申しわけないか。

 パヴロワを聴いている。この人は現代音楽のくくりでいいのか、ただし前衛の要素はあんまりなくてすげー聴ける。ドロドロのロマンチックさのゆえにね、聴いてて体がむずむずしてくるところもあるが、そんな音楽だっていいかもわからんね。コンサートでやられたらどうなっちゃうんだろうなこれ。で、発表された楽曲はたぶんすべて手に入れて三周ほど聴いた。ただそれらはナクソスのシリーズだけなんで、他のレーベルから出てたらそちらは見逃しているであろう。追いかけますか、ロマンチックなこのとろける音楽を。いや追いかけますかとかいっても決めるのは私なのだが。どうすっかなこれ。買い足してる場合じゃないのよね基本的に。

 特段考えごともしておらず、ただボーッととしていたところへ、何がどうして化学反応が起きたか、それはわからんけどでっかいネタが浮かんだ。即座にメモ。これは話の背骨になりうる重大なポイントだ。私がこれから「人間とは何か」ということを書くとしたら、その問いに答えようとするならこのやり方しかない。それほどのものがポロッと出てくるからひらめきは侮れないね。メモだメモ。準備期間はあと一ヶ月半を切った。書き始めが近づいてきて脳が小説モードになってきているか。準備を整えたあと、私の世界を語ろう。私がつくった世界を語ろう。いい仕事しまっせ。よろしくお願いします。



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