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読書の記録

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2021年の目標に「本を100冊読む」というのを掲げてます。今まで目標なんか掲げたことなかったのに 急に2021年は掲げてみました。 ってことで。
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55/100『お味噌知る。』土井善晴・土井光

55/100『お味噌知る。』土井善晴・土井光

土井善晴さんと娘の光さんの
味噌汁レシピ本。

私はお味噌汁がずっと好きではありませんでした。
毎朝 朝食に母が作ってくれたお味噌汁は飲まずに残したし
定食屋とかで出てくる味噌汁も
手を付けることはありませんでした。

お味噌汁に限らず汁物を
あまり必要としていなかったというか…。
好んで飲むのはコーンスープくらい。

基本的に温かい飲み物も好きじゃなくて冬でもアイスのカフェラテを
好んで飲んでい

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41/100『ウマし』伊藤比呂美

41/100『ウマし』伊藤比呂美

「食べる」を語る伊藤比呂美さんのエッセイ。

お初の伊藤比呂美さん。
こちらはインスタを
見て気になってポチった作品。

最近もっぱらインスタで見て気になった本を
ポチるという日々が続いている。
以前は本屋で吟味して買うのが好きだったんだけど
自分では探し当てられないような本が
ホイホイと出てくるから インスタって素晴らしい!

「あたしはカリフォルニア在住のおばさんである。」
から始まるのが な

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32/100 『論理と感性は相反しない』山崎ナオコーラ

32/100 『論理と感性は相反しない』山崎ナオコーラ

西加奈子さんの『まにまに』で
紹介されていて気になってポチった本。

表紙が印象的で とても惹かれた。

山崎ナオコーラさんの
『人のセックスを笑うな』の映画は拝見したんですが(松山ケンイチがメチャメチャ可愛かった♡)
小説を読むのは初めて。

このナオコーラという名前
コーラが好きだから付けたペンネームだそう。
レゲエパンチというお酒が好きだったからTwitter名をレゲパンにしていた私は
一気

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31/100 『まにまに』 西加奈子

31/100 『まにまに』 西加奈子

西さんのエッセイ集。
これまで10冊ほど西さんの作品を読んだけど
エッセイは初めて。

初っ端の「かなこです」という話から
心を持っていかれた。
「わかる〜!!!」って
共感ボタンがあれば100連打くらい押したい。

その後 小林製薬のネーミングセンスの話やバトルロワイヤル譬えの話も
共感ボタン連打。

そして何より感動するのは
文章の秀逸さ。
同じことを感じていても私には西さんのような文章は書け

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26&27/100 『マダムだもの』&『聡乃学習』小林聡美

26&27/100 『マダムだもの』&『聡乃学習』小林聡美

小林さんの作品は
これまで何本か観てきた。
子供の頃 『やっぱり猫が好き』が
大好きだったし
映画『かもめ食堂』も『めがね』も
『プール』も何度も何度も見返すほど
好きな作品だし
『パンとスープとネコ日和』というドラマもすんごく好き。
(Amazonプライムで観られなくなって残念)
たまたまAmazoプライムで見つけた
『紙の月』という映画の小林さんも
すんごくよかった。
だけど小林さんの本は読ん

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25/100 『おまじない』西加奈子

25/100 『おまじない』西加奈子

「何回読んでも自分にとってのヒントやおまもりになる言葉が見つかる魔法の本」という長濱ねるさんのすばらしい
帯に惹かれて購入した西加奈子さんの短編集。
なかでも「孫係」というお話に
出てくる言葉がとても印象に残ったという感想を書こうと思ったら
巻末の長濱ねるさんと西加奈子さんの
対談で 長濱さんが
同じことを言っていて それに対して
西さんも「「孫係」は『おまじない』の
なかで一番反響の多かった話」

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13/100《無駄なことを続けるために》

13/100《無駄なことを続けるために》

またしてもジャケ買い。
まぁ 本を買うなんてだいたいそんなものなのかもしれないけど。

この本の著者の藤原麻里菜さんは
 元芸人さんで ひょんなことから 「無駄づくり」というYou Tubeを始めるその名の通り無駄なものをつくる発明家。

こんな面白いことをされている方がいたなんて
恥ずかしながら知りませんでした。

私が発明家と聞いて思い出すのは
 高橋宏三さん。30年近く前 「発明将軍ダウンタ

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11/100《稲荷神社のキツネさん》

11/100《稲荷神社のキツネさん》



2016年に適応障害で仕事を辞めた時
自宅療養という名の無職になった私の気分転換というか唯一の趣味が
神社巡りでした。仕事を辞める前は
初詣くらいしか神社に行かなかったのに。ちょうどスピリチュアル的なことに興味を持ったのがこの時期だったんですよね。都内のいろいろな神社に足を運びました。そして初めてご利益を感じたのが まさに 稲荷神社だったんですよね。今では神社を巡るということはなくなりましたが

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9/100《年収90万円で東京ハッピーライフ》

9/100《年収90万円で東京ハッピーライフ》

現在 週3パートの私の年収がこのくらいなので気になって読んでみました。

著者の方は週2仕事 週5自由に暮らしています。
私の理想♡
祝日や最近は コロナの影響なんかで休みが増えて パートが週2のことが多々あるんですけど そのたびに
「あ〜 私には週5の休みがベストだわ」
って思っていたんですよね。

とはいっても 問題はお金なワケですが
 著者の大原扁理さんは
月収7万で一人暮らしでも 決して貧

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8/100《世界は救えないけど豚の角煮は作れる》

8/100《世界は救えないけど豚の角煮は作れる》

なによりも かによりもこのタイトルにやられて購入。
なんなんだこの素晴らしいタイトルの本は!!!と見つけた瞬間興奮した。

この本の著者は にゃんたこさんという
YouTuberの方らしい。

中学の卒業アルバムに「弁護士になる」と書いた理由は なんとなくかっこいいから。
というのを読み 私自身が
小学校の卒業アルバムに「夢は イラストレーターかF1レーサー」と書いたことを思い出した。
そう理由は

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7/100《今より全部良くなりたい》

7/100《今より全部良くなりたい》

タイトルと かわいい表紙に惹かれて 
ジャケ買い!
そしてジャケ買い大正解っ!!!

この本の著者 福本敦子さんは
販売員→コスメキッチンのPRを経て現在 美容コラムニストとして活躍されているお方。(←恥ずかしながら女子力の低い私は存じあげなかったのですが
早速 インスタフォローさせていただきました。)

この本は 彼女オススメのオーガニックコスメが紹介されているんですが
その宣伝能力に脱帽(@_

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6/100《死にたいけどトッポキは食べたい2》

6/100《死にたいけどトッポキは食べたい2》

1作目では 心の病気がほとんど良くならないまま終わっていた。
2作目のこちらでは 自傷行為が始まるという悪化ぶりが とてもリアルに感じられた。
心の病気は 病院に通ったからといってすぐに良くなるというワケではないから。

自傷行為を始めた著者に対しての先生の言葉にとても共感した。

その言葉とは

「現実は自分の思い通りにいかないことが多いですよね。そういうことがものすごく多いからこそ逆に自分の思

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5/100《死にたいけどトッポキは食べたい》

5/100《死にたいけどトッポキは食べたい》

《私は私に時間をあげることにした》に続き2冊目の韓国の方の作品。

気分変調症という心の病気を持った著者 ペク・セヒさんの治療の記録。

彼女は カウンセリングや会議や
いろんな場面で自分の声を録音していた。
それを読んで 以前 知人が いつも
ある人との会話を録音して よくブログにそれを書き起こしていたのを思い出した。彼女は たしか強迫性障害だった。

西加奈子さんの《ふる》という作品の主人公も

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4/100《僕が僕であるためのパラダイムシフト鬱病を克服した軌跡の物語》

4/100《僕が僕であるためのパラダイムシフト鬱病を克服した軌跡の物語》



私がnoteでフォローさせていただいている方が 紹介していたネットで読めるマンガ。
うつ病で20年苦しんできた主人公が
うつ病を克服する話。

克服しようとする過程で
認知療法やマインドフルネスを取り入れたりしている姿が自分と重なった。

この話の最後に
「世界は自分で作るんだ」
という言葉が出てきて震えた。

5年前 私が適応障害で仕事を辞めたあとに 
夢中になって読んでいたブログが
Hap

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