伊藤比呂美

匂いとのどごしは本の中に〜本のひととき〜

匂いとのどごしは本の中に〜本のひととき〜

「ウマし」伊藤比呂美 読売新聞夕刊に食にまつわる本のコーナーがあり、そこで紹介されていた。食いしん坊の私、もちろん飛びつく。 表紙のインパクト大。 卵かけご飯の上に、どーんと ウマしの太文字が。 著者は日米に拠点を置く、詩人でありエッセイスト。 気取らない文体と、3ページの程よい長さで すいすい読めた。 見た目、匂い、舌触り、のどごし…。 感性豊かな詩人ならでは、五感をフル活動。 食べることが、より楽しみになった。 前から順番に読むのも良しですが、目次の中

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好かれようとするからいつも間違う

好かれようとするからいつも間違う

「いつも男で間違う」2年ほど前に、母校で伊藤比呂美さんの講演を聞く機会があった。 学生時代に詩人の一人として知り、その作品に度肝を抜かれた。 ざっくざっくと話のテンポの良く面白い人。 その中で、「いつも男で間違う」という言葉が印象に残った。 多分身に覚えがあったんだろう。 男選びを間違えるのか。自分自身が途中で間違っていくのか。 最近ひとつの結論に辿り着いた。 嫌われたくないから言いたいことを飲み込んで相手に合わせすぎると、大抵間違う。 それは、対人関係全般に

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ごはんぐるり うまし。 4月前半の読書

ごはんぐるり うまし。 4月前半の読書

 4月4日、橋田寿賀子さんの訃報に接したとき、たまたま西加奈子さんのエッセイを読んでいた。西さんもウチも橋田寿賀子さんの後輩、泉陽高校の出身である。橋田寿賀子さんは創立八十周年記念講演のゲストであり、先輩じきじきに「おしん」までの道のりをうかがったりしたものだから、他人事とは思えず遠い親戚を見送るように悲しみが湧いてきた。そして、橋田先輩といえば「おしん」の大根飯や「渡鬼」のごはんシーンだ、食べてる時も作ってる時も家族の食卓には”ごはん”がある。ごはんの存在は偉大なのである。

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Mar.19.Fri【旧暦:2月7日】

Mar.19.Fri【旧暦:2月7日】

またしても、朝から不快な会話。これはもう、物理的な接触を避けなればこちらが持たない。だからとりあえず板チョコを食べてから仕事に取り掛かる。 午後になって上手くいったと思ったデータベースに修正が必要と分かった。勉強がてら修正しようと思ったけれどどれを参考にしても良くわからないし上手くいかなくって疲れはててしまった。だから帰りにケーキを買って一人で美味しい紅茶を入れて一息入れる。 今日はラジオの日。冒頭から後半の人生相談まで、教育について語られた。 教育と言っても学校に行っ

食べるって、幸せで不気味で怖くて楽しい。【ウマし(伊藤比呂美 著)】

食べるって、幸せで不気味で怖くて楽しい。【ウマし(伊藤比呂美 著)】

なんだかすごく独特な本を読んだ。 「ウマし」(伊藤比呂美著)である。 著者である伊藤さんの食体験が描かれた作品なんだが、なんとも独特でめちゃくちゃ面白く、一気に読み込んでしまった。 言ってしまえば、他人の食生活日記みたいなものなのに、すごく興味深い。 (エッセイって本当に奥深いですよね、なんで他人の日記がこんなにおもしろいんだろ) 表現に人柄が表れていて本当に面白い。 その人の世界観がにじみ出ているというか、その人自身が持つ味自体が染み出ているみたいな…。 例えばきのこ。

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インターネットの講演を聴きます

インターネットの講演を聴きます

今日は、3月12日の金曜日。 ふと  開けた SNS で知った  講演、今日の 19時が申し込みの 締め切りと 知って、聴講することにしました(明日 開かれます)。 まだ  買えていなかった  講師・伊藤比呂美さんの本も、申し込みました。サイン入りの本が届くと あり、えらべる4冊から 2冊を お願いしました。 機械がにがてで、朝の時間すべてを 使ってしまいました。でも、よかったです。サインしてくださる手が 痛くなりませんように。 でも、いっぱい申し込みがありますように!

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詩|伊藤比呂美

詩|伊藤比呂美

鼓動 旅立たないように風切羽を切った 初列風切を切り 次列風切を切り 念を入れて三列風切を切った それから尾羽を抜き、内趾だの外趾だの中趾だの ひとつひとつ折って、嘴を折った それからいっぱいに窓を開け 雲に届くくらい両手を突き出して 空の中に投げ込んでやったんだ

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Hey, you  bastards!   I'm still here!

Hey, you bastards! I'm still here!

Hey, you bastards !   I'm still here ! 映画「パピヨン」のラストシーンで主人公が叫ぶ台詞だ。 著者は、何度となくこと台詞を叫んだに違いない。 『道行きや(Hey, you bastards !   I'm still here !)・伊藤比呂美』を読み終えた。はるか遠い国を思い、そして日本を思う、果てしない読書だった。 私よりお姉さま世代の主婦たちは伊藤比呂美さんの本にかなり励まさせれて子育てをしてきたということをよく聞く。彼女

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Feb.26.Fri【旧暦:1月15日】

Feb.26.Fri【旧暦:1月15日】

食欲も落ち着いてきた。今朝もライ麦パンでササっと済ませる。 一日を通して落ち着いてコントロールができた。 人はある程度すると何歳かって事は重要じゃなくなる。この世に出てきて15時間の甥っ子に初めて会った時もこの「時」の不思議に感動した。今日ある人の年齢が私が思っていたより10歳も違っていた。驚いた。そして年齢によって人を差別している自分に気がつく。 私の周りにいい歳の取り方をしている人がいない。どうしてもああいう年寄りになりたくないと思ってしまう。今私ができる事は広い目を

Jan.29 Fri.【旧暦:12月17日】

Jan.29 Fri.【旧暦:12月17日】

急いで窓をのぞいて探す。いたいた。満月。 今日は歩きじゃなかったから空を見上げることがなかったな。自転車は手っ取りばやいけど周りの様子を楽しむ余裕がない。それに冬は耳が冷たくなり過ぎで痛くなるのが嫌だ。 なんだか、またイライラしている。こういう心の移ろいを可能な限り減らして穏やかに暮らしたいんだけどね。 今日のお弁当はちらし寿司。朝出来立て。母が妹に月水金でご飯をもっていっている。それで私のお昼もちらし寿司。今はこんなに好きだけど、これも子供の頃好きじゃなかった気がする。

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