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【1分で読める】#33 価値観フィルタ:フィルターバブルに惑わされず多様な価値観を受け入れる方法

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以下のような経験はないでしょうか?

  • 自分の価値観に反する意見を述べる人がいると、その人自体を敵視してしまう

  • 新しい文化や習慣に触れたとき、違和感や拒否反応を覚える

  • お気に入りのニュースチャンネルが報じる内容はいつも正しいと感じ、他のチャンネルの報道には懐疑的になる。

  • 映画の評価をチェックする時、好きな俳優が出演している作品は高評価に傾きがちで、客観的な評価が難しい。

  • 社会問題について話し合う時、自分の立場を支持する意見には耳を傾けやすく、反対意見には耳を貸さない。

これらは価値観フィルタというバイアスに陥っている可能性が高いです

この記事を読むことで、バイアスを取り払い、多様性を受け入れられるようになりましょう!



※そもそもバイアスとは

バイアスとは、人や物事に対して無意識に持つ、偏りや先入観のことです。

これにより、非論理的な思考に陥り、客観的で合理的な判断が下せなくなってしまいます。

バイアスについて一度勉強すると、2~3週間は耐性が付くと言われています。

逆に言うと、2~3週間で元に戻り、バイアスにかかりやすくなるため、定期的な復習をおすすめします。


価値観フィルタバイアスとは

価値観フィルタとは、自分の価値観や信念、規範に基づいて情報を選択的に受け入れたり、解釈したりする心理的傾向を指します。

私たちは無意識のうちに、自分の価値観に合致する情報は肯定的に、合致しない情報は否定的に捉えがちです。

価値観フィルタに陥ると、他者の考えや行動を理解できなくなったり、新しいものを受け入れられなくなったりするなど、多様性を損なうデメリットがあります。

例えば、環境保護を重視する人は、環境に配慮した商品を積極的に購入し、環境に悪影響を及ぼす企業をネガティブに見る傾向にあります。

一方で、利便性を重視する人は、環境に配慮した商品は高価で使いにくいと考え、企業の環境対策は二の次と捉えがちです。

このように、価値観フィルタは、私たちの認識を狭め、一方的な視点に囚われてしまう原因になります。

日常生活での価値観フィルタの例

  • 同性愛者や移民に対して偏見を持ってしまう

  • 自分の信じる宗教以外の宗教的行事には関心が持てない

  • 自分の政治的立場と異なる意見を受け入れられない

ビジネスでの例

  • 自社の製品や経営方針に批判的な意見は退ける

  • 自社の商習慣や組織文化に合わない人材は排除する

  • 競合他社の良い点は見落とし、悪い点のみを過剰に気にする

  • 自社の属する業界の常識にとらわれ、新しい発想に目が向かない

価値観フィルタバイアスを克服する方法

価値観フィルタを克服するための第一歩は、その存在を自覚することです。

以下に、具体的な対策をいくつか紹介します。

1. 意識的に異なる意見に触れる

自分と異なる意見や価値観を持つ情報源に意識的に触れることで、自分の考えの幅を広げることができます。
例えば、異なる立場のニュースサイトを読む、多様な背景を持つ人々との交流を持つなどが挙げられます。

2. 自己反省と自己認識の強化

自分の価値観や信念がどのように形成されたのか、なぜ特定の情報に引き寄せられるのかを自問自答することで、自己認識を高めることが重要です。
自分の思考パターンやバイアスを理解することで、より客観的な視点を持つことができます。

3. クリティカルシンキングの実践

情報を受け入れる際には、その情報の出所、根拠、背景などを批判的に分析することが大切です。
一つの情報源だけに依存せず、複数の情報源から情報を得ることで、よりバランスの取れた視点を持つことができます。

4. 対話の促進

異なる意見を持つ人々との対話を通じて、自分の考えを表現し、他者の考えを理解することで、相互理解を深めることができます。
対話を通じて、自分の価値観を再評価する機会にもなります。

5. メディアリテラシーの向上

情報を批判的に分析し、評価する能力、いわゆるメディアリテラシーを高めることも重要です。
情報の真偽を見極める力を養うことで、フィルターバブルやエコーチェンバー現象に陥るリスクを減らすことができます。

※フィルターバブル

フィルターバブルとは、インターネット上でユーザーの過去の行動データ(検索履歴、クリック履歴など)を基にアルゴリズムが情報を選択し、ユーザーが興味を持つと思われる情報のみを優先的に表示することで、ユーザーが異なる意見や情報に触れにくくなる状態(ニュースアプリ、Youtubeなど)

※エコーチェンバー現象

エコーチェンバー現象とは、インターネット上の掲示板やSNSなどで、自分と似た考えや価値観を持つ人たちが集まる閉鎖的な空間でコミュニケーションが繰り返されることにより、自分の意見や思想が肯定され、増幅される現象

まとめ

■価値観フィルタバイアスとは
自分の価値観や信念に沿った情報は肯定的に、合致しない情報は否定的に捉えてしまうバイアス

■対策
・多様性を意識する
 →もし自分が相手と同じ「遺伝子、時代、家庭環境、友人、経験」だったとしたら、同じような価値観になっていたかもしれない。と想像する。
・自分と違う考えを持っている人に興味を持つ
 →どういった経緯で、そのような考えに至ったのか聞いてみるなど。
・価値観(何を大事にするか)や、感情(どう感じるか)は権利なので否定しない。認める。


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