CFOの資金調達:エクイティだけではなくデットという選択肢を活用できるように準備しておく
エクイティの資金調達環境が悪い
エクイティの資金調達環境が悪い、というのは
ここ2-3年言われ続けてきています。
もうこの資金調達が悪いという状態が
普通になったと考えたほうが自然かもしれません。
エクイティ環境が元に戻らないことを受けて
ベンチャーデットの環境が整いつつあります。
このデットを活用しないわけにはいきません。
デットファイナンスの商品を理解する
どういう借入があること、
借入条件はどういう内容であるのか、
を理解していないとキャッシュフローも作成できません。
利息だけで満期で元金を一括返済なのか、
利息が一定期間据え置かれ、その後からある期間から元金分割返済
になるのか、
という違いだけでもキャッシュフローは
大きく変化していきます。
上記は通常の金融機関から保証協会付きの融資以外でも
検討することができます。
なぜデットが検討するに値するのか
エクイティでは最低毎期20-30%の投資家からの
成長が求められます。
一方でデットは金利として
ベンチャーデットでも5-7/年%になります。
通常融資であれば1.0%前後からあります。
資金調達コストから考えると、
デットファイナンスをしないこと自体が
会社に不利益をもたらす可能性すらあります。
デットは利息返済や元金返済は前提になるため、
デットのみで資金管理をしていくことは
ビジネス構造上限られる可能性は高いです。
だからこそ
エクイティとデットを組み合わせて、
資金管理をし企業成長を成し遂げていくことが
企業価値を上げていく方法になります。
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