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無敵の独学術【5文でBOOKレビュー16】
失礼は承知の上申し上げると、わたし、ひろゆき先輩って今までずっと避けてきたんですよね…なんだかうまく言えないけれど、”ちがう川の流れ”に生きる人っていうかなんていうか…(ゴニョゴニョ)。
ある日、運転中に文化放送のロンブー田村 淳の番組を聞いていたら、今の日本の若者向けに味のあるあったかい声でオモロイ話をするオジサンのお喋りが流れてきたんです。
もうおわかりかと思います、それがひろゆき先輩だっ
小さくて強い農業をつくる【5文でBOOKレビュー15】
随分前から自宅の本棚にいるこの本は、有機農業で有名な久松農園(茨城県)の久松達央さんのご著書です。
情報の量と質の素晴らしさもさることながら、この本の何が素晴らしいって、久松さんの語りの切れ味の良さ!鋭さ!なんていうかな、痛気持ちい→やっぱり一周して激痛!なのに最後は気持ちいい!(どっち)
キレイごと抜きで泥臭いエピソードばかりなのに、読み終えるとなぜか農業への憧れが増してしまうという不思議な
人に届くオンリーワン ブランド【5文でBOOKレビュー14】
私のおうちフリースクール再開に際し、大きな後押しをしてくれた1冊です。
我らが埼玉県桶川市(もっというと川田谷!)のカリスマ、男気トマトで有名な「手島農園」の手島孝明さんのご著書。
私はビジネスから一番遠い位置で働く種類の人間ですが、それでも全部が全部、勉強になることばかりの濃い~1冊(そう、男気トマトのように濃い)。
農業や営業、マーケティング等、ご自身のご専門について詳しく描かれているだ
内山節と語る未来社会のデザイン①~③【5文でBOOKレビュー13】
夫の"推し"哲学者・内山節先生が、農家のための勉強会などで講師としてお話されてきた内容等がまとめられた書籍です。
家族で何度も読み返していて、我々夫婦の生き方の教科書のような存在となっているシリーズ。
何かと「やめておけ」と多方面から言われがちな業種2トップである”教育と農”をナリワイとしている我々に向けて、「まぁいいから続けてごらん」とふんわり背中を押し続けてくれる内山先生の言葉に励まされま
DIE WITH ZERO【5文でBOOKレビュー12】
最近週1回くらい顔を見せに来てくれる夫の弟がオススメしてくれたので私も読んでみました。
お金の話が中心でしたが、私にとっては「これからの人生、自分が何を大切にしたいのか、これから何を学びたいのか」についてゆっくり考え、計画を立てるきっかけになりました。
つい先日、新しいことを始めるための行動を起こせたのも、この本のおかげもあるかも。
愛読書の交換って、お互いの”好き”や”関心”をチラ見せし合
「叱らない」が子どもを苦しめる【5文でBOOKレビュー 11】トークイベント
子どもとの関わりで悩んでいる先生、ぜひ一度読んでください。
子どもとの関わりで悩んでいる親御さん、ぜひ一度読んでください。
職場の人間関係に悩んでいる方、ぜひ一度読んでください。
大切な人との1日1日を、より良く生きていきたいと思っている人、絶対に読んでください。
まずはタイトルにシビれましたが、タイトル以上のスケールと水深のある1冊です。
(special thanks この1冊を紹介してくれ
坊っちゃん【5文でBOOKレビュー 10】
以前このマガジンで紹介したある書籍の中に夏目漱石についての考察があり、「さて今一度読んでみようか」と手に取ったのが「坊っちゃん」でした。
10代の頃に読んでいたはずなのに、何という新鮮さ!こんなにおもしろいお話だったなんて!
まずね、恐ろしいくらいリアルなんですよ、坊っちゃんに出てくる”職員室”が(私は元教員)。
山嵐もうらなり君も現実にいるよ、赤シャツも狸(こいつが一番リアル)も野だいこも
夏目漱石 ~非西洋の苦闘~【5文でBOOKレビュー 9】
念のため注意書きをしておくと、表題の書籍は「夏目漱石著・非西洋の苦闘」ではなく、「比較文学研究者・評論家である平川祐弘著・夏目漱石 ~非西洋の苦闘」です。
学校の歴史の授業では「1900年なんて時代にイギリス留学したすごい人」などとサラリと紹介されたエライ人物、夏目漱石ですが、"そんな時代"に留学するというのが具体的にどんな風であったかを、著者は膨大な文献資料や自身の研究をもとに、鮮やかに解説し
「叱らない」が子どもを苦しめる【BOOK”ぷ”レビュー 7】
長かった…
この国の「叱らない」ブーム…
ネッ友さんから「もう読みました?」とご紹介頂いた”「叱らない」が子どもを苦しめる”を、早速本日購入してまいりました。
今回は”レビュー”ではなく、あえて読み始める前にこの本を取り上げてみました。さて、どんな内容かな。楽しみ!
呪いの言葉叱らない指導。
叱らない子育て。
「コイツぁスゴイ時代が到来したな…」と戦慄した日から早十数年。
それ以来、われわ
若者よマルクスを読もう〔Ⅰ/Ⅱ〕/マルクスの心を聴く旅シリーズ【5文BOOKレビュー 4】
きっかけは「なんかドイツ感じたい」というユルすぎる動機で図書館でレンタルしたことから(シリーズ3冊目「心を聴く旅」からスタート)。
「18のわたしに、就職活動に向かう前のわたしに読ませてあげたかった」というのが3冊読破した今の感想。
マルクスは、特定の政治思想を掲げる人たちだけのものじゃなかったんだと、頭をガンと打たれた思いです。
”久しく日本において「マルクスを読む」という営みが青年の成長