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本野/物書き教員
2024年6月23日 05:24
先日、彼のご実家へご挨拶に伺った。よく手入れされ、花が咲き誇る庭先。細やかで丁寧な"営み"を感じた。『こんな私が伺って大丈夫かな?』『うまく話せるかな?』と胸をどぎまぎさせながら玄関の中に入る。彼のご両親は、「いらっしゃい」と笑顔で迎えてくださった。その表情に少し安堵する。ご両親は朗らかに話しかけてくださった。さすが彼のご両親だ。言葉の節々に優しさが滲み出る。彼がこんなに立派に
2024年6月16日 00:15
彼に対して、最近変に気を遣ってしまう。お付き合いして一年が過ぎ、沈黙になる場面が増えた。別に悪い雰囲気じゃないのだけれど、中身の無い会話で空白を埋めたくなって、空回り。元々無口な彼だから、別に沈黙の時間を気まずいとかは思っていないだろうが。また、彼も慣れてきたからか、一緒にいる時もスマホを弄っている時間が増えた。「私といてもつまらないのかな」「一人で居たいって思っているんじゃないかな
2024年6月11日 21:46
世間一般の『女性の憧れ』は、私に無縁なものだと思っていた。高価なブランド品にも価値を見出せなかったし、冷めるのも構わず、"映える"ご飯の写真を撮る友だちにも辟易していた。結婚だってできると思っていなかった。勿論、結婚式も婚約指輪も自分には必要ないと思っていた。「自分には似合わない、勿体ない」「高いものなんて見栄を張るための手段でしかない。くだらない。」なんて卑屈になっていた。でも
2024年6月8日 23:42
母曰く、「優しさには2種類ある」らしい。"外に向ける優しさ"と"内に向ける優しさ"のふたつ。"外に向ける優しさ"は、一目見てわかる。欲しい言葉をくれる。盛り上げ上手。ドアを開ける、車道側を歩くなど、簡単に下手に出る。だから一緒にいて気持ちがいい。でも、その優しさは都合よく映された錯覚。周りからの評価に依存し、自分をよりよく見せたいだけ。誘き寄せ、手に入れるための手段でしか無い。
2024年5月26日 13:42
「美味しいね。」と言い合いながら、お腹いっぱいカレーを食べて、「食後のお昼寝タイムね。」と2人でベッドに並んで横になる。隣の貴方は早速、スースーと寝息を立てる。いっぱい食べていっぱい寝れる。その健やかさが尊くて、貴方の寝顔を、ただぼんやり見つめる。陽光がさしこむ部屋。清らかに吹き抜ける風。パタパタとはためく真っ白なカーテン。絶好のお昼寝日和。『ビューティフル・マインド
2024年5月27日 02:06
貴方にプロポーズされた日。世界で一番愛する人に、「これからもずっと一緒に居てください。結婚しよう。」と真っ直ぐな目で伝えられた日。夢にまで見た言葉。こんな幸せ、私に訪れると思わなかった。仕事、家族、自分の心身のこと、…色々な壁にぶち当たって一人で俯いていた。その壁を貴方は、いとも簡単に、ひょいと乗り越え、私の日常に入ってきてくれた。貴方が隣に居るから、楽に息ができる。これまで
2024年5月18日 12:34
人との距離感がバグっている。と自分でも分かっている。傷つきたくないからと誰にでも壁を作ってしまう。プライベートのことは極力話さないし、相手のことも自分からは聞かない。飲み会や集まりにも顔を出さない。職場でも、業務に関係のあることしか話さない。反面、心を許した人(彼氏)に対しては童心に戻ったかのように甘えてしまう。お互い身動きが取れないぐらいにべったり引っ付く。「あのねあのね」と
2024年5月5日 06:26
彼とお出かけをした帰り道。最近の仕事の悩みを相談した。「仕事のキャパについて悩んでる。専科で関わっている学年だけ手伝うのも不公平だなと思って、色々な学年の頼まれごとを引き受けるようにしている。でも、『これって私がする仕事?』って思うことや、おざなりに頼まれることが増えてきてモヤモヤする。」彼から返ってきた答えは、「それは不公平感を生みだすシステムが悪い。そもそも管理職は、他の学年も時数を
2024年4月29日 18:27
この三連休、彼が私の住む町まで泊まりに来てくれた。一緒にコメダ珈琲で好きな本を読んだり、モンハンの実況を見ながらご飯食べたり、夜に散歩しながらマイナーソングイントロクイズをしたり。特別なことは何もしていないけれど、格別に楽しい。彼と居る世界にピントを合わせれば、こんなにも幸福なんだって改めて思う。この時間が日常になればいいのに。という訳にもいかず、それぞれの家に帰る時間。「また三日後
2024年4月21日 22:38
「人生で一番刺さった本」という帯の謳い文句が気になって手に取った、『傲慢と善良』辻村深月 著刺さった…刺さりすぎた……。読んで感じたのは、彼との出会いって奇跡だなということ。ネタバレになるため詳しい内容は伏せるが、この作品は婚活をメインテーマとしつつ登場人物の持つ”生きづらさ”を浮き彫りにしていく。誰と会っても心が動かない。贅沢言ってる訳じゃない。ただ、"ピンとくる"人に出会いた
2024年3月27日 23:25
4月から彼に直属の後輩ができるらしい。新卒の女の子。同じ課に、20代は彼とその女の子だけだって。彼は浮気なんかする人じゃないって思ってる。…けど、やっぱり心配。彼は優しいし面倒見もいいし、その女の子も一番頼れるのは歳が近い彼だろうから。女の子が好きになってしまうのではないかと。彼の魅力がその子に知られるのではないかと。戦々恐々。なにより彼が、遠くにいる私よりも、仕事の話ができて若
2024年3月23日 14:32
何でも相談すりゃいいってもんじゃないんだなって思った。前回の記事でも言及した、希望から外れた人事について悲しいって彼に言ったところ、「組織だから仕方ない。与えられたポジションを一生懸命しないとね。」との答え。うん、その通りだよ。その通りなんだけど、今、正論をぶつけられるのはきついんだ。重々承知の上で貴方に言ってるわけで。ただ、不安で悲しい気持ちを共有したかったんだよね。という本音
2024年3月17日 00:05
引きこもりニート歴2年。まもなく3年目を迎えようとしている弟がいる。「彼氏とご飯行くんだけど一緒に行かない?」「ん、いいよ。」「…え、いいの!??」ダメ元で誘ったのに。奇跡が起きました。本日、私、彼氏、弟の3人でお昼ご飯に。弟たっての希望で近所の王将へ。久しぶりに日の下で弟を見た気がする。万年、半袖半ズボンボーイなのに、今日は長袖長ズボンを着用していた。弟なりに格好に気を遣っ
2024年3月1日 22:27
前回の投稿で、スマホを取り上げられたブチ切れババアになってしまっていた…。お恥ずかしい限りです。何のかんの言いながらも、一番大切なのは彼。感謝してるし、私なんかには勿体ない人。可愛げ無いな、私。あれぐらい笑い飛ばせばOK。大したことない。彼が私を傷つけたいはずないんだから。そう思えるのは、ご意見をくださる方がいるからです。皆様のお陰で、感情見切り発車特急で怒ることが無くなりました。