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ヴォーカルボディワーク

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「声」と「姿勢」と「呼吸」は、くるくる螺旋の様に繋がって、お互いがお互いを変化させています。どれか1つ変化すると、次々変化しちゃいます。だから良くすることは簡単です。「声」という… もっと読む
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声楽家とAI歌手

声楽家とAI歌手

この2種はある意味ライバル関係かも知れない?

パソコンで音楽を作るプロの方が、
AI歌手について話していた。

彼女は、
音程を外さず、
リズムも外さず、
好みの声質で、
その声質のまま全ての音域を歌い、
その音域はほぼ無限で、
呼吸を取る隙間時間がいらない。
完璧である。
・・・と。

確かに。

私たち声楽家は、
大学受験勉強として、
音程を外さず、
リズムを外さないトレーニングを開始し、

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声楽家ってさ、

声楽家ってさ、

クラシックの歌手を声楽家、というようだ。
声楽家は、「ソプラノ」「アルト」「テノール」とか「バリトン」とか、
声質によって、少し細かく表現される。

そうそう。
ここで言う「ソプラノ」とかは、
音域ではない。
勘違いされてることが多いかと思う。

合唱で使う「ソプラノ」は、パート名である。
ちょっと意味が違う。

あくまでも、持って生まれた声の質による。
何しろ、「ソプラノ」だけでも大きく5種類あ

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講座へのお誘い

講座へのお誘い

上記のように、講座が開催されます。
場所は、東京。JR田端駅徒歩3分。
あと3名のかた、楽しみにお待ちしています。

今回は「呼吸」についてです。

炭治郎君のお陰様もあって、
最近は、息はどこに入りますか?
と質問しても「おなか」という方が減ったように思ったりしています。

炭治郎君は、「肺に入る」といっています。
でも、腹式呼吸という漢字のせいか、
腹に入ると思っている方はまだたくさんいるでし

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姿勢の癖は声にも現れる。姿勢の癖は呼吸の癖でもあり、呼吸が声を作るから。だから、姿勢の癖を少し修正しただけで、その場で声が変わることはとても多い。姿勢の癖は筋肉の癖なので、”佳き姿勢”を習慣づけると佳き発声が保てる。姿勢から声を調整することも、声から姿勢を調整することもできる。

ヴォーカルボディワーク入門講座終了

ヴォーカルボディワーク入門講座終了

2023年2月24日、ヴォーカルボディワーク入門講座がお陰様で無事に終えることができました。ありがとうございました。

講座の流れは、
★そもそもヴォーカルボディワーク®って?
★講師杉森のりこさんって?
★今日のテーマ〜「声」「姿勢」「呼吸」の三角関係について知ろう〜
★質問コーナー
★ノアズエムの他の講座のご紹介
でした。

今回は歌う時間も作れました。
「ふるさと」「翼をください」の2曲。

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vocalbodywork.bot.という思いつき

vocalbodywork.bot.という思いつき

ムチウチになっても、手術をしても、デルタ株コロナに
罹っても、歌う身体に戻すためにヴォーカルボディワークが私の役に立った。

そもそもその前に、歌をリスタートさせる時、支えになったものだ。

早く上手になるために、一度できたことの再現度を高めるために試行錯誤して生まれたのだけれど、気づいてみると、歌に役立つということは、毎日の生活にも役立つはずだ、と気づいた。

呼吸のグレードをあげる、ケガをせず

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ヴォーカルボディワーク®ですすめ!

ヴォーカルボディワーク®ですすめ!

ヴォーカルボディワーク入門講座を開催致します。単発の講座を3回設定いたしました。

今回のテーマは、〈「声(ヴォーカル)」「姿勢(ボディ)」「呼吸(ワーク)」の三角関係を知ろう〉です。

この3つは、お互いに支え合う、深い関係です。それらを知って、どれか1つでもグレードアップすさせることができると、螺旋の様にループで全部がグレードアップします。
私たちはそのように、生まれついています。
呼吸してい

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ヴォーカルボディワーク入門講座

ヴォーカルボディワーク入門講座

先にお知らせしておりました講座の詳細情報です。
今回のテーマは、〈「声」「姿勢」「呼吸」の三角関係について〉です。

ご予約先はPeatixか、

Nor'sM ホームページ http://nors-m.com/からも、承ります。

2023年の春を迎えるご自身へのプレゼントにいかがですか?

場所:東京 JR田端駅徒歩3分スタジオアンダンティーノ
料金:お一人様1回 3000円 要予約・当日現金

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私は夢を見た

私は夢を見た

「はーい、では今日は腹式呼吸についてでーす。腹式呼吸って聞いたことありますかー?検索していいので、箇条書き3点で説明してくださーい」

と、私が私ではない声で話しているらしい。話し方も私ではないけれど、話している人の目線が私から目線だったので、私だ、と思ったようだ。

「そろそろいいかなー?」

google classroomでの提出らしい。

「あー、なるほどー。えーっとね、この件に関しては、

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ヴォーカルボディワーク®の入門講座が開催されます。

ヴォーカルボディワーク®の入門講座が開催されます。

ヴォーカルボディワーク®の入門講座を開催致します。

本当に久しぶりなことです。ありがたいことです。

過去には吉祥寺クラス、幡ヶ谷クラス、柏クラス、我孫子クラスがありました。
地域活動センターでの定期的ワークショップもありましたし、単発でAカルチャーセンターやK塾やPTAのイベントなどとしてのワークショップもしました。定期クラス受講生の方々とは介護ホームでのコンサートも恒例となっていました。

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「大きな声を出すと喉がいたくなるよ」

と、ふとテレビから聞こえてきた。
その通りだ。
なんだか、びっくりうれしだった。

一方では未だに、「大きな声ではっきりと」を要求されていることがある。
普通にドラマの中で聞けるなんて、大変化ではなかろうか。

「大きく声を響かせよう」が私のスローガンだ。
正確には、大きくではないけれど。
ビックよりワイド、な感じだ。

例えば、壁をコンコンしてみると音がする。
響くと空っぽ感があり、響かなくこも

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お姉様方の子音発音の美しさについて:生徒さんからの質問1

お姉様方の子音発音の美しさについて:生徒さんからの質問1

70代女性の生徒さんからの質問についてです。
まず、この方ご自身が歌うことを長く続けていて、
踊りや笛も嗜み、好奇心旺盛で行動的な方です。

この方のお話は、
「あるグループで小さな合唱をしています。
私よりもちょっとお姉様な方々の子音の発音が美しくて、
憧れています。
小さな声の時にも、ちゃんと聞こえるのです。
口の形などまねしてみるのですが、
うまくいきません。」
とのことでした。

質問内容

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「大きな声ではっきりと」は、両立するのか問題について

「大きな声ではっきりと」は、両立するのか問題について

この写真は、「叫ぶ」で検索したら出てきた。
確かに。。。
味わい深い写真をありがとうございます。

さて、「大きな声」。
私が思うに、大きな声って
出るか出ないか、
ではなく持っているか持っていないか、
なのではなかろうか。

「私の目は一重です」
とか
「私の手は小さめです」
とかのように、持って生まれたものだと思うのだ。

大きく響かせることは、誰でもできる。
できるようになれる。
それと「大

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歌うこと 好きですか?

歌うこと 好きですか?

と、訊かれることはあまりない。
そりゃそうなのだ。

でも実は答えに困る質問なのだ。

シンプルに「好き」な訳ではないようで。

学生たちが課題として提出した、
歌う動画をチェックした。

本当に楽しそうに、自由に歌っていた。
アカペラなので、音程や拍が怪しい所はあったりする。
でも、それは小さなことで。
直せば良いことだし。
大事なことは全くそこじゃない。

仰向けになって歌う学生がいる。
これ

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