マガジンのカバー画像

考え方

39
運営しているクリエイター

#デザイン

「共感」が負債に。元GoogleのUXリサーチャーが語る、デザイナーのメンタルヘルス問題

「共感」が負債に。元GoogleのUXリサーチャーが語る、デザイナーのメンタルヘルス問題

自分自身という「人間」を理解すること記事の内容を紹介する前に『HmntyCntrd』やCastillo氏について紹介しておきたい。

『HmntyCntrd』は、人間中心なUXデザインのためのオンラインコースやコミュニティを提供している。2021年にはFast Companyの『最もイノベーティブなデザインカンパニー』にも選ばれた。以下はコース内容を一部抜粋したものだ。

人間中心なデザインを実践

もっとみる
フリーランスになって10ヶ月。良かったこと ・ 悪かったこと

フリーランスになって10ヶ月。良かったこと ・ 悪かったこと

こんにちは、フリーランスでデザイナーをしているはちこ(@hachico_890)です。

私は昨年まで会社員でデザイナーをしていましたが、昨年の8月に思い切って独立しました。今月で約10ヶ月経ったわけですが、今回は、実際にフリーランスになってみて感じたメリット&デメリットを中心に書き綴ってみようと思います。

まず、自分は今こんな風に働いてます

・1つのクライアント先に週3日間常駐勤務(リモート

もっとみる
デザイナーとしての「ゆるやかな死」

デザイナーとしての「ゆるやかな死」

アダルト業界でデザイナーとして働いていた頃、
あるデザイナーの「ゆるやかな死」を見たことがある。

ここでいう「ゆるやかな死」というのは、
「アウトプットの決定的な低下」のこと。

エースデザイナーの「異変」その人(以後、Nさんとします)は僕が新卒入社する前から、DVDジャケットのデザインを1ヶ月で10点前後作り続けている現役バリバリのグラフィックデザイナーだった。

月で10点は、ジャケット以外

もっとみる
「作品」じゃなく「試作品」を作ろう!

「作品」じゃなく「試作品」を作ろう!

2022年1月
代官山ティーンズクリエイティブという場所で、僕たち idontknow.tokyo がこんなワークショップを開催しました。

こどもプロダクトデザイナーになろう〜考えて、作って、試して、おうちで使える道具を発明しよう〜

参加者は渋谷区在住の、元気いっぱいな小学生たち。

まずはこんな話から始めました。

そもそも「プロダクトデザイナー」ってどんなお仕事か分かる人?

うん、誰もい

もっとみる
内→外ブランディング戦略のPURPOSE: Harvard Business Review 2019.03

内→外ブランディング戦略のPURPOSE: Harvard Business Review 2019.03

前回のアジア旅行のまとめで『共感』が大事、ということを書きましたが、ビジネスの中でユーザーが共感をしてくれるのは製品やサービスではなく、その先にある提供者側に対してです。

それは「あの会社いいことやってるから頑張ってほしい」とか「あの会社で働いている人たち楽しそうだよね」といった、企業ブランディングや社内組織の文化に注目されていることを意味しますが、このことを象徴する言葉として『パーパス(日本語

もっとみる
デザインがしんどくなったあの日のデザイナーへ

デザインがしんどくなったあの日のデザイナーへ

「5年後、どんなデザイナーになりたいですか?」

10年以上前、新卒未経験だった私が、最初に入った会社で聞かれた質問です。

面接では誰もが通るこの質問。
当時の私は「1年先のことすら分からないので、壁にぶつかったら都度考えて軌道修正します」と答えました。平凡でよくある返しですが、その考えは10年以上経った今でもさほど変わってない気がします。

一方で、腹のなかでは「俺は俺の考える最強のデザイナー

もっとみる
【デザイン恐怖症】今、ジブンは世界で一番好きやったデザインのことが怖くなくなってきています。

【デザイン恐怖症】今、ジブンは世界で一番好きやったデザインのことが怖くなくなってきています。

こんにちは。404DESIGNERS代表の山本拓弥です。
これからデザイナーを目指そうとしている人にちょっとでも参考になればってことと、現役デザイナーの共感を得たくてnoteをやってます。

今回は以前投稿したnoteの続きです。そのnoteを知らない人は是非そちらを先に見ていただきたいです。

タイトルの通り自分はデザイン恐怖症でした。発端は2020年の12月17日の仕事中に急に気持ち悪くなって

もっとみる
デザイナーが情報発信をする100のメリット

デザイナーが情報発信をする100のメリット

このnoteは、2019年12月10日に行われた『note designer meet up~これからのデザイナーに求められる情報発信』においての、私の登壇内容を書き起こしたものです。

当日は15分のライトニングトークだったため、登壇では話しきれなかったことも加えています。

デザイナー対象のイベントなので、タイトルは「デザイナーが~」になっていますが、内容はデザイナーに限らないもので、情報発信

もっとみる
1年間で、365個のデザインを作った話

1年間で、365個のデザインを作った話

どうもご無沙汰しております、せんざきです。都内のNONAME Produceという会社でwebデザイナーをしています。デザイナー2年目です。
私がやっていた「毎日クリエイティブ」という活動が、この前の2020年6月20日に終了となりました。その記録や、やるなかで気が付いたことについて書いていければと思います。

ところで、わたしのnoteのタイトル「〜話」っていう締めになっていることが多いんですよ

もっとみる
【あのクリエイターのひと言】シンプル・ミニマルがすべての解ではないかもしれない。

【あのクリエイターのひと言】シンプル・ミニマルがすべての解ではないかもしれない。

出典・・・youtube (埋め込み・TOP画)

ペプシマンは足し算なんです。広告はシンプルな引き算だっていうのは間違っていると思います。要するに、単に削ぎ落として表面的にシンプルにすることはたやすいけど、そういうことではなくて、言いたい100個のことをたった1つの声で全部凝縮して言うっていう、とてつもない足し算をするわけです。

最終的にはコカコーラを抜くところまでやるというシナリオが僕の中に

もっとみる
デッサン描ける=いいデザイナー?描く訓練で身につく「視点の切り替え」力のお話。

デッサン描ける=いいデザイナー?描く訓練で身につく「視点の切り替え」力のお話。

先日デッサンの授業を開催することになったので、久しぶりに鉛筆デッサンをしました。一緒に参加する先生にも描いてもらって、自分もなんとか授業の日までに参考作品を準備しました。
自分にとってデッサンは、「視点の切り替え」を繁盛に行う作業なので、短い時間でも脳みそが疲れる感覚を久しぶりに味わいました。

デザイナーとして、デッサンを描く訓練をして良かったなと思うのは、発想や着想に結びつく観察力が身につくと

もっとみる