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気仙沼English Cafe'・珈琲専門店ヴァンガードで気仙沼市の土曜日を文化的に楽しむ

気仙沼市では、土曜日の午前中に英会話カフェを不定期開催している。

4月に参加してから早1ヶ月半。5月の開催日は都合が悪くて参加できず、それだけの時間が流れてしまった。年を取ると時間の経過を速く感じるようになると言うが、まさに時の流れの速さを感じて驚く。ちなみに年を取ると時の流れを速く感じるのは、ジャネの法則(ジャネーの法則)と言うらしい。

人生において、若者でいられる時間は短い。何せ寿命を80年、若者を25才までの人間と仮定すれば、若者でいられる時間は人生の30%程度である。だからこそ、若者でいられる時間は貴重とされる。だが、年を重ねたときに感じられる1年の方が若者の時分よりも短いのであるとするならば、若者でなくなったとしても時間の価値は何ら変わらない。

むしろ年を重ねれば重ねるほど1年の価値は重みを増し、より大切にしてかなければならないものへと変わっていくようにも思える。今日という日に何を成したかを問うほどに自己に厳しい生き方をせずとも良いと思うが、1年間を振り返ったときに良い時間を過ごせたと思えるように、日々を大切に生きていきたいと思わずにいられない。


気仙沼市で過ごす土曜日|温かな学びの時間を楽しめるOTO気仙沼English Cafe'

気仙沼English Cafe'の会場:アンカーコーヒ マザーポート店

さて、本日の気仙沼English Cafe'は、「夏の過ごし方」をテーマに歓談を楽しむ回であった。最近河北新報社の河北新聞に取り上げられたらしく、本日は以前参加したときよりも多くの参加者で賑わっていた。参加者の中には、ぬま大学で知り合った方もおり、思いがけない出会いに驚いた。

英語を難なく話せる参加者もいれば、筆者のようにそうではない参加者もいる。しかしながら、だからといって何らかの壁が立ちはだかるわけではない。ALTとして活躍する先生方と共に、皆が英語を用いて思い思いの話をし、お茶を楽しみながら笑こぼす温かな時間が流れる。心の底から貴重な機会だと感じる。

筆者自身の話をすれば、やはり英語で話す以前に、話そうと思ったときにそもそも日本語ですら話す内容が思い浮かばなくなる。それだけ英語という覚束ない存在に意識が引っ張られて思考が働かなくなっているのだと思う。もっともフリートーク自体を苦手としている影響もあるだろう。

一方で、英語を話せない自分を恥じる気持ちは湧かず、また会話をしようとするときに躊躇いが生じることはない。単純に話せない事実が立ち塞がっているだけである。気仙沼English Cafe'の参加者達と英語で話す障壁を感じないのは、やはり心理的安全性の高い、温かで優しい空間が生み出されているためだと感じる。

運営している方々、参加している方々に対して感謝の念を感じるばかりだ。今後も機会があれば参加していきたい。それともう少し英語を扱えるように努めたい。AIの発展によって言語の壁が従来よりも低くなっている昨今であるが、自身で理解できているかどうかの差異は発生するに違いない。だからこそ、自身の能力として身につけたいものである。

ところで、今回の気仙沼English Cafe'では、「ハイキュー!!」が話題になっている。宮城県と言えば「ハイキュー!!」の舞台であり、いわゆる聖地巡礼の旅をしている方々もおろう。作者の出身地から岩手県のイメージを持たれている向きもあるが、「ハイキュー!!」の作品の舞台はあくまで宮城県である。会話を楽しみながら、そんなことを改めて感じた(以下URLは広告)。

気仙沼市で過ごす土曜日|リーズナブルにのんびりとした時間に浸れる珈琲専門店ヴァンガード

気仙沼市内は、日曜日が店休日になっているお店が少なくない。観光や散策を楽しむならば、実のところ日曜日よりも土曜日の方が好ましい。土曜日は比較的空いているため、ある種の穴場にもなっている。

南町商店街

気仙沼English Cafe'が終わった後、内湾エリアに車を停め、八日町方面へと向かう。毎週のように訪れているため、見慣れた景色というよりも日常的な景色へと変わってきている。観光で気仙沼市を訪れる人々は内湾エリアのみに足を運ぶため、いつ訪れても人通りは少ない。雑然と店々が並び、歩く度に新たな発見のあるこの通りが、筆者は好きである。

珈琲専門店ヴァンガード

目的地は、珈琲専門店ヴァンガードである。

以前訪れたときから、4ヶ月もの時が過ぎている。地域に愛され、地域よって支えられている、レトロな雰囲気の喫茶店である。気仙沼市周辺でレトロな雰囲気を楽しめる喫茶店は多くない。また、珈琲専門店ヴァンガードは、驚くほどリーズナブルな価格でコーヒーや軽食を提供している。奇跡のような喫茶店であり、まさに穴場と言って良い魅力的なお店である。

店内に入ると若者が二人食事を楽しんでいた。地域のお年寄りが集っている喫茶店の印象を持っていたため、意外な邂逅である。奇遇にも「ハイキュー!!」について語り合っており、何だかデジャブのようなものを感じた。最近、アニメの劇場版が盛り上がっているためかもしれない(URLは広告である)。

焼きカレーonチーズ&たまご
アイスコーヒー

チーズとたまごが乗った焼きカレーとアイスコーヒーのセットを頼む。なんと700円である。あまりのリーズナブルさに驚愕する。今どき200gのライスを用いた焼きカレーにチーズとたまごをトッピングしたメニューを500円で提供している喫茶店は中々ないのでなかろうか。しかも優しい辛さにチーズとたまごのほのかな甘みが加わった素晴らしい食べ心地である。

アイスコーヒーも素晴らしい。ブラックコーヒーならではの苦みの中に微かな甘みが感じられる。コーヒーが苦手な人であっても飲めそうな飲みやすさからは、誰でも受け入れる懐の広さを感じさせる気仙沼市ならではの温かさを想起する。地域に愛される喫茶店は、さすがに素晴らしい。おかげでゆったりとした気分で読書に浸る時間を過ごせた。以前訪れたときも思ったが、改めて再び訪れたいと感じた。


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