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挨拶文を楽しんでいる方たち集合✨

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蒼広樹 発【挨拶文を楽しもう】 思い思いの挨拶文で楽しんでいる方々の記事を集めています。 あなたも参加してみませんか? #挨拶文を楽しもう これを付けるだけ! 誰でも何度で…
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#創作

かき氷 #シロクマ文芸部

かき氷 #シロクマ文芸部

かき氷この身の熱を冷ましてよジリジリ燃える厄介な熱

かき氷
この身の熱を
冷ましてよ
ジリジリ燃える
厄介な熱

灼熱の
海岸の砂
踏みしめて
波に乗ってる
きみを見ていた

海の家
ブルーハワイを
頼むきみ
一緒に食べて
青くなる舌

海に行く
理由が消えた
この夏は
近場でひとり
かき氷

こんにちは。
またもや締め切り日ギリギリに滑り込む、ギリギリ族の羽根宮です。
いつも同じことを書いてい

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2cmアパートメント【毎週ショートショートnote】

2cmアパートメント【毎週ショートショートnote】

古民家の床下には小さな小人の家族が住んでいる。
それはこの地域に昔から伝わっている伝承。
元々の話がなんなのかはわからないけれど、年季の入った古民家を見ると、あの家には小人が住んでいるねと言われる。

都会から田舎の家に引っ越してきた僕たちも、この家に住んでいたおばあちゃんからその話を聞いた。
この家は僕のお父さんの生まれた家で、夏休みになるとおじいちゃんやおばあちゃんに会うために遊びに来ていた。

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【短歌】ネコミミ花火大会 #ネコミミ村まつり

【短歌】ネコミミ花火大会 #ネコミミ村まつり

こんにちは。
先月末くらいから「 #ネコミミ村まつり 」が気になってソワソワしていた羽根宮です。
だって、猫ですもの。
アイコンも猫、猫を見かけたらスマホで撮ってしまう、猫が出てくる本があったら買ってしまう、猫好きな羽根宮が気にならないわけはない企画です。

曲を作ったり、作詞をしたりというのは難しいかなと思っていたのですが、先日、俳句や短歌、ストーリーも募集されるというにゃんくしーさんの記事を見

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織姫妖怪【毎週ショートショートnote】

織姫妖怪【毎週ショートショートnote】

こちらの続き(別視点)です。読まなくても話はわかりますが、ネタバレがあります。

37℃を超えた猛暑日。
地域活性化の屋外イベント会場に、ほとんど人はいなかった。

飲食や雑貨などの販売をしているテントにも、ほぼ人の姿はない。
ヒーローショーが行われる簡易舞台前のイスにも誰も座っていない。
直射日光が当たっているから当然だ。

……逃げたくもなる。

ショーに出るはずだった彦星の役者があまりの暑さ

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アサシンの心境 #ワールドブルー物語

アサシンの心境 #ワールドブルー物語

「実は…元カレからしつこく電話がかかってきてるんです。1日100件着信があった日もあります。退勤時に待ち伏せされて、一方的に復縁の話を持ち掛けられました…私にその気はありません。ただ、この状態が続くと、私が参ってしまいそうで…」

社長室に仕掛けた盗聴器から、社長秘書のゆにさんの困惑した声が聞こえてくる。
前の彼氏に粘着されているようだ。
1日に100件の着信……恐怖でしかない。
相手の話を聞かず

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彦星誘拐【毎週ショートショートnote】

彦星誘拐【毎週ショートショートnote】

七月七日。
雨が多いはずのこの日。
今年は37度を超える猛暑となった。

……太陽、本気出しすぎだろう。

駅横にある広場にはテントがいくつか並び、飲食物やハンドメイド作品が販売されるマルシェが開かれていた。
ここでは月に一度、地元活性化のために市が立つ。
地元密着型ヒーローの簡易的なショーもあり子どもにも人気がある。
駅横で人通りもあって、いつもそこそこ賑わっている。

……のだが。

直射日光

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手紙には #シロクマ文芸部

手紙には #シロクマ文芸部

手紙には異国の気配漂ってきみが目にした景色を想う

手紙には
異国の気配
漂って
きみが目にした
景色を想う

今頃は
どこを旅して
いるでしょう
暑い地域か
涼しい土地か

並ぶ文字
ぎゅっと詰まった
好奇心
あふれ出してる
手紙には

こんにちは。
手書きで手紙を書くことが好きなのですが、最近はそんな機会が減ってしまって少し寂しい羽根宮です。
以前はお仕事の関係でお手紙を送る機会もあったので、

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多重スパイの日常 #ワールドブルー物語

多重スパイの日常 #ワールドブルー物語

「今、我が社ワールド・ブルーでは、極秘に進めているプロジェクトがある。『愛殺文』という兵器を作り、この世界をリセット、つまり滅ぼそうとするものだ」

最近、たまに足を運んでいる路地裏のレトロな喫茶店「喫茶 花」に仕掛けた盗聴器から、物騒な話が聞こえてきた。

「極秘に進めているプロジェクト」「『愛殺文』という兵器」「世界のリセット」。

ワールド・ブルー株式会社からも近く、社長と社長秘書、社員達も

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一方通行風呂【毎週ショートショートnote】

一方通行風呂【毎週ショートショートnote】

「思い残したことはないか」

俺は身体の自由を奪われて、前を歩く男たちの後をただ歩く。
後ろにも数名の男たちが俺の後に続いている。
万が一にも俺が逃走することのないように、監視の目を光らせて。
そんな中で、俺の横を歩いていた男が俺だけに聞こえるようにささやいた。

「この道を行ったらもう帰れない。逆戻りすることは許されない」

そんなことを言われても困る。
やり残したこと、遂げられなかった思いなん

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星降る夜、星明かり #雨に詠って星に願いを

星降る夜、星明かり #雨に詠って星に願いを

こんにちは。
子どもの頃から何かに没頭すると、時間を忘れてのめり込んでしまう羽根宮です。
週末はあっという間に過ぎていきました。
あと上半期もあっという間に過ぎました。

みんみんさんの「休みん俳勝手に企画 雨に詠って星に願いを」に三度目のおかわりをいたします。

前回は雨の方で参加しました。
相聞歌であいうえお短歌というチャレンジをしましたので、今回は星の方でチャレンジしました。
やっぱり、あい

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たらはセレクションに選んでいただきました

たらはセレクションに選んでいただきました

こんにちは。
今日から7月ということを信じたくない羽根宮です。
上半期が過ぎたと言うことですか。早いですね。

【毎週ショートショートnote】のたらはセレクションに選んでいただきました。

選んでいただいたのはこちらです。

裏お題の「粒状の総料理長」でした。

毎週土曜日にお題が出て、一週間で410文字くらいのショートショートを書くというもの。
初めて参加したのが昨年の4月だったので、1年以上

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ラムネの音 #シロクマ文芸部

ラムネの音 #シロクマ文芸部

ラムネの音 プシュッ シュワシュワ 炎天下二人で飲んだ夏思い出す

ラムネの音
プシュッ シュワシュワ
炎天下
二人で飲んだ
夏思い出す

せっかちな
きみの瓶から
吹き出した
冷たい泡と
狼狽えた声

思い出を
一気に飲み干し
ビー玉が
瓶で転がる
ラムネの音

こんにちは。
ラムネを飲んだのは小学生くらいの頃で、それ以降は飲んだ記憶がない羽根宮です。
でも最近、家の近くにできた隠れ家的なおそば

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天ぷら不眠【毎週ショートショートnote】

天ぷら不眠【毎週ショートショートnote】

オレは疲弊していた。
ただでさえ職場でのストレスがひどいのに、最近はゆっくり眠れない。
毎日毎日、あいつらが夢の中に出てきて追い詰める。
うなされて目が覚めて時間を確認すると、まだ夜中という日々だ。
全く眠れていないわけじゃないのだろうが、睡眠が浅いから疲れが取れない。勘弁してほしい。

以前は好きだったアレも、最近は見かけるだけでゲンナリする。

あれは実際に起きたことだとは思えない。
突然現れ

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「みんみん賞」いただきました #雨に詠って星に願いを

「みんみん賞」いただきました #雨に詠って星に願いを

こんにちは。
挨拶文が思いつかないので、今飲んでいる飲み物が「ほろよい フルーツサングリア」だということをご報告しようと思う羽根宮です。
今日も暑かったですね。

休みん俳勝手に企画「雨に詠って星に願いを」に参加をしましたら、ご紹介と共に「みんみん賞」をいただきました。

参加者に下さっています(一人一回)。
嬉しいですね。

みん俳さん関係の企画は、参加するとこのような参加賞の画像を下さったりし

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