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アフリカの縫製工場を巡る旅:日本企業の委託先となりうる国は?
私はアフリカで、紡績・テキスタイル工場や縫製工場をかなりの数訪問しています。日本企業から、中国やバングラデシュの次の委託先を探したいという要望が多いこともありますし、それ以外にも自主的に多くの工場を訪問してきました。アフリカにとって、軽工業や輸出産業は、経済発展に非常に重要だからです。
以前、これまで訪問した工場数を数えたら、余裕で100を超えていました。欧州のハイブランドのドレス(工程が多い)
中国、ロシアだけではない。アフリカへ積極進出するUAEの動き
アフリカの資源やインフラを狙う国として中国の名前がよく上がりますが、中国の資源や鉄道、道路といったインフラへの投資は、2016年をピークに大幅に減少しています。アフリカ側は、計画していたインフラ整備への融資を中国から断られて困っているくらいです。
とはいえ、中国はいまはより狙いを絞って資金を入れており、民間の動きも活発で、アフリカにおける中国の影響が減ったというわけでもないのですがそのことはまた
ケニア、南アフリカ、ナイジェリア、エジプト。アフリカのビッグ4へ進出するにあたって知るべきこと
アフリカには54カ国もあるのですが、日本企業が進出するという観点でみたときに注目するべき国は、ケニア、南アフリカ、ナイジェリア、エジプトの4カ国といえるでしょう。
それぞれ、東アフリカ、南部アフリカ、西アフリカ、北アフリカに位置しています。
アフリカは-とにかく国数が多い!
そのなかでこの4カ国は、人口規模、工業化の水準、一人あたりGDP、ビジネスチャンス、外資企業の受け入れ、進出のしやすさ
アフリカに古着を送るべき?送るべきでない?古着をめぐるさまざまな視点
先進国で使用済みとなった古着の一部は、アフリカなどいわゆる途上国に輸出されています。寄付として送ったはずの古着が、環境破壊をもたらしたり現地産業の成長を阻害しているのではないかという意見や、大量に生産してはすぐに廃棄され他所の国で処理されることになるアパレル産業の慣行への批判もあります。
アフリカの中でも、さまざまな意見があります。古着を巡ってどんな意見があるのか、テーブルの上に並べてみたいと思
カーボンクレジットはアフリカの経済的な救世主となるか
世界でカーボンクレジット、とくに民間のボランタリークレジットの取引が活発化しています。排出量の多い特定産業以外でも社会や投資家からカーボンゼロ/カーボンニュートラルを求められるようになり、早く安価に炭素削減を行いたい先進国の企業と、新たな収益源を見つけた途上国などの思惑がマッチした形です。
アフリカでも同様にブームの兆しで、昨年のCOP27のあとアフリカの政府などが参加して結成された団体は、20
2022年を振り返るーアフリカビジネス、今年の重大ニュース
2022年もあとわずか。今年の重大ニュースを選びました。
【スタートアップ投資】BNPLやSHS、B2Beコマースなどが順調に調達しホットな調達環境、来年は・・・
世界でスタートアップの調達に逆風が吹き始めたなか、アフリカについては今年も引き続き調達環境はホットだった、と言ってもよいでしょう。上半期のみですでに前年の半分以上の調達額を達成し、下半期になってもシリーズCやDの調達も行われました。