プロレスという共通言語が生んだ出会い。
みなさんこんにちは、
グラフィックデザイナーのウエマツです。
今回は、『プロレスという共通言語が生んだ出会い』と題して少し考えていたことを書いていきたいと思います。
プロレスという営業ツール。
つい先日、知り合いの大御所デザイナーの方と食事をさせていただいていた時にふと、
「プロレスを営業ツールにしているんですね。」
ということを言われました。
私自身あまり意識したことはなかったのですが、プロレスをきっかけに仲良くなることって多いとは思っていました。
まぁ、私の仕事でも、レスラーのマスクやコスチュームデザインを行っていることもありますが、その仕事自体を面白がってくれることも多いのですが、そういう意味合いだけではなくプロレスがあったからこそ繋がったご縁というのはかなり多いです。
そこを少し掘り下げてみると少し見えてくることもあるな、と考えています。
プロレスだからこそ。
初対面の方でも「プロレスが好き」というだけで結構なスピード感で仲良くなることがあります。
そのまま仕事に繋がったことも少なくありません。
そこには「プロレスだからこそ」の理由があると思います。
私が思う「だからこそ」は、
ルールが曖昧
グレーな部分がとても多い
強いだけでは人気は出ない
負け方も大事
相手も引き立たせなければいけない
セルフブランディングが重要
楽しみ方が無限にある
まだまだ思いつきそうですが、この辺りが特に大事だったりします。
ルールが曖昧なのは納得してくれる方も多いと思いますが、
一応禁止とされているものはたくさんあります。
例えば、
拳で相手の顔を殴ってはいけない
凶器を使用してはいけない
急所への攻撃はいけない
ロープに触れたら関節技など、はずさなければいけない
などなど決まり事は多くあります。
ただ、凶器で殴る(パイプ椅子など)なんてプロレスの代名詞みたいなものですよね!
他にもデスマッチになると爆発までしたりと、もはや何でもありです。
一応レフェリーが反則している際に5カウントを数えて、それ以内で反則をやめないと反則負けになるというルールはあります。
ただ、アントニオ猪木さんも
「プロレスは5カウント内は何をしてもいい。」
と言っているくらいその辺もとても曖昧です。
だからこそ、レスラーがお客さんを楽しませ方というのは無限にあると思っています。
そうなると、お客さん側の楽しみ方、受け取り方というのも無限にあると言えます。
そこが、プロレスならではであり、
楽しみ方、受け取り方が無限にあるからこそ、価値観や楽しみ方が近かったら嬉しいし、遠かったらそれはそれで白熱したりする。
そのおかげでスピード感のあるコミュニケーションが取れる。
というのはあると考えています。
人間臭さが出る。
さらに好きなプロレスラーもそうですが、好きな団体や、その人のベストバウトにもその人らしさがとてもでます。
さらに好きな時代などもあったりもします。
最近のものから、昭和や平成初期のプロレスが今でも好きな方まで様々。
プロレスラーはその人なりの人間臭さをしっかりと出してブランディングをしていく必要があるため、それを受け取り、推しのレスラーのことを語る際にはその人の人間臭さも合わせて出ています。
さらに、解釈の深さが見えたりすると、
「仕事ができそう。」と感じたり、
その解釈の仕方が近かったりすると、
「一緒に仕事をしてみたい。」となったりします。
これは、他のスポーツや格闘技みたいに、厳格にルールが定められ、勝ち負けがハッキリとしているものには生まれないプロレスならではの価値感であると言えます。
好きなモノを営業ツールに。
以上がプロレスという共通言語がスピード感のある出会いに発展する理由と考えています。
ただ、プロレスでしか成立しないというものではないとも考えています。
プロレスは先ほども書きましたが「あいまい」が生み出す言語化の必要性があり、ただ好きというだけではプロレス好き同士でも伝わりません。
そこに、その人なりの」「なぜ」をしっかりと伝えていけなければいけません。
それを他のスポーツやエンタメに置き換えて考えてみれば良いかと思います。
何でも良いのですが好きなモノに、明確な「なぜ好きなのか」をプラスするだけでなく、そこからビジネス的な解釈や定義づけができたりすると、あなたの「好きなモノ」はビジネスツールになり得ると考えています。
過去の記事ですが、私のプロレスの解釈とビジネスへの紐付けをしているので、もしお時間がある方は見てもらえると嬉しいです。
好きなものをしっかりと相手に伝える技術も、大事な営業スキルだと考えています。
まずは、自分の好きなモノの解釈を深めてみて、そこからビジネスに紐付けて定義付けしてみる練習をしてみるのも面白いかもしれません。
これも私がプロレスから学んだことのひとつだとあらためて考えさせてもらうことができました。
以上、ウエマツでした〜
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