記事一覧
uco講座「進化する自治を構想する」第3回 地域で勝手に広げるオルタナ・コミュニティ
「融通しあい、助けあい、暮らしを修繕する」ucoは、地域社会を構成する市民の多様性や、地域環境がもつそれぞれの事情や問題など、従来の大衆性を前提とした自治体運営、行政のあり方は、すでに時代にそぐわなくなってきている、という課題を提起しています。
「市民・住民が行政の事業やまちづくりに関与する度合いを拡げていくことで、多くの意見が交わされ、地域の、町の多様性を担保することに繋がる」というヴィジョンを
進化する自治を構想する 25「ucoが考える都市像とくらし」
大阪の課題の一つとして「防災」があります。
建物の耐震化、上下水道の耐震化など、自治体が進めなければならない独自の事業があります。しかし、予算の問題などを含め、実際にはなかなか進んでいない。防災は命に直結する問題であり、市民も行政任せにせず、どうなっているのかという声を挙げなければ、この対応で市民も納得している、という風に思ってしまうのではないか。
防災やエネルギーの問題などを話し始めると
進化する自治を構想する 24「市民と行政が向き合う場」
2004年新しい年を迎えました。
本年もucoをよろしくお願いいたします。
能登半島を含む一帯での地震により、多くの方が被災されました。被災された方、ご親族、ご関係者のみなさまには、心より、お見舞い申し上げます。同時に、一日も早い復興をお祈りしております。
ucoでは、この半年間「進化する自治を構想する」というテーマのもとに、さまざまなレポートや記事を掲載してきました。
市民の「自治参加」と
大阪市をウォッチしよう!! 25 「万博開幕まで500日と入場券前売り」
11月30日は大阪・関西万博開幕まで500日。その朝の朝日新聞1面左に、維新が提唱 重い「置き土産」と黒く囲ったタイトルが目についた。万博に関わる幹部官僚は「いつ誰が延期を言い出すか」とおびえる。閣僚のひとりは周囲に「準備は絶対に間に合わない。中止すべきだ」と漏らす。同紙24面には「くるぞ、万博。」と書かれ、大きなミャクミャクが掲載され、「前売が断然、お得」と前売チケットなどが並んでいる。前は「
もっとみる大阪市をウォッチしよう!! 22 「大阪IR環境影響評価「説明会」」
夢洲にカジノ設置を計画している事業者である「大阪IR株式会社」が、設置、工事のための環境アセスメントの一工程である「大阪・夢洲地区特定複合観光施設設置運営事業環境影響評価準備書」(環境アセスメント準備書)が、10月25日に公開され、同27日から市民が閲覧できる縦覧がはじまった。縦覧期間は、令和5年10月27日(金曜日)から令和5年11月27日(月曜日)まで。意見書提出は、令和5年10月27日(金
もっとみる進化する自治を構想する 23「止められない大阪文化の喪失」
単年度サイクル
竹村さんの話を伺っていて、やはり、大阪の芸術も食も、歴史的積み重ねによるその奥深さについて、多くの方々には理解されていない現実を感じます。
わかりやすいことがもてはやされていて、理解するのには時間がかかる、手間ひまかけてじっくり考えるという思考が失われてきています。
企業の業績にしても、学校の成績にしても、短期間でどれだけ伸びるかが評価軸であり、行政も単年度主義であることか
進化する自治を構想する 22「私企業の公共への浸食を無自覚に許してよいのか」
なんば広場が何を意味するのか
民間のジョイントベンチャーのような形で、なんば広場を管理している。もともと道路だったところを、私有地のような使い方をしているように感じる。公共スペースの使い方として、これでよいだろうか。大阪城公園の中に、いろいろな民間事業者が入って、商売をされている。例えば、ニューヨークのセントラルパーク内にスターバックスが建設されようとしたら、多くのニューヨーカーは民間企業がな