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不登校シリーズ

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スタッフの子供たちが次々に不登校になった話
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不登校のその後(最終回)/松村

不登校のその後(最終回)/松村

この春、とうとう、長かった不登校児の親を卒業しました。

最近は不登校児も増えて、会社をすぐに辞める若者も増えて、世の中の価値観がぐわんとすごいスピードで動いているのを肌で感じています。

娘ちゃんどうしてる?という声をもらったので、報告を兼ねて、不登校シリーズの最終回を書くことにしました。

不登校は、彼女にとっては何の問題もなく、いい事だらけでした、と前回は書きましたがしかし、思い返すといい事

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思ってたんと違う!!(子育て編)/CAP松村

思ってたんと違う!!(子育て編)/CAP松村

ツバメルーフの話題で多いのは教育のこと。
ものを作る人が周りに多いのもあって、想像力や自主性を欠く今の授業のあり方はどうなん?とか、こんなに世の中は進んでるのに教育が時代遅れやな、とか。
いま、ネットや新聞や本でよく見聞きする内容です。

そして、ツバメルーフの周りには、びっくりするくらい不登校児が多い。不登校がスタンダードになりつつあり、「え?〇〇さんのお子さん普通に学校行ってるの?珍しー!」っ

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こんなケースもあります。(不登校シリーズ2)/ 花園-ツバメルーフSP

こんなケースもあります。(不登校シリーズ2)/ 花園-ツバメルーフSP

私はいわゆる受験戦争世代で、昭和42年、ひのえうまの翌年に生まれ、子供の数がぐんと増えた年代です。勉強は嫌いじゃなかったのでなんとか頑張れたけど、興味を持ったり考える前に問題を解く方が先で、問題を解く前に公式を覚えてしまっていました。
でも当時は、行きたい大学に入るためにはそれが近道だと思ってた。

私の息子は、中学2年の秋、とつぜん不登校になりました。

「俺がやると決める前に、やりたいと思う前

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こんなケースが始まり(不登校シリーズ3)/ 石井-ツバメルーフ珈琲係

こんなケースが始まり(不登校シリーズ3)/ 石井-ツバメルーフ珈琲係

先に二人が子どもの不登校についてアップしていたので、小説風は一旦休んで、私もこの波に乗りたいと思います!
だってだって、このムーブメントの始まりは、我が息子だったのだから!

あれはツバメroofがオープンしてまだ1か月くらいの頃。私は毎日うかれてた。2年がかりで皆で作ったお店、新しい出会い、懐かしい友達まで来てくれて、暇な日でさえ楽しかった。完全にうかれてた。

そして、その頃息子は小学6年生。

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不登校のその後① / SP花園

不登校のその後① / SP花園

ちょうど去年の今頃でした。
一ヵ月間、学校を休んだ中二息子が、再び学校へ行くと自ら決断したのは。

不登校にはその数だけ理由があると言いますが、息子が学校へ行けなくなった要因は「勉強うつ」だったんだと思います。
それまでずっと自信をもって頑張っていた「勉強」をすることが辛くなり、だんだん教科書を開けなくなって、とうとう学校のチャイムの音で気分が悪くなって早退してきた日が始まり。
その時の蒼白な顔を

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不登校のその後②/珈琲係-石井

不登校シリーズが始まったので、また乗っかりたいと思います。

 小6で不登校になった息子は今高校2年生になりました。学校へは、1週間連続して休む時もあれば、毎日行く週もあります。それに対して何か思う事は、ほぼなくなりました。しんどそうな日は心配になりますが、逆に私が帰宅して、オンラインゲームしながら笑ってる日は、元気で良かった、と思えます。これ、不登校を経験してないと、恐らく腹が立つポイントだった

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不登校のその後③/松村

不登校のその後③/松村

ほかの二人の投稿に続いて、我が家の不登校児のその後を書こうと思います。

小4から学校にいけなくなった娘。今は中2です。

相変わらず学校には行きません(行けません)が、結論から言いますと、不登校はなんの問題もなかった、ということ。
それどころか、娘にとってはいい事だらけでした。

不登校児の大変さは、経験した人にしかわからないと思います。

そのえさんの息子さんのように「勉強うつ」だとわかって、

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不登校のその後のその後④/松村

不登校のその後のその後④/松村

娘が学校から離れて、4年半。

中3になりました。

起業すると言っていた娘は、最近JKになりたくて、その練習と情報収集と受験勉強のために、学校に再び通い始めました。

夫は会社で、「俺の娘は起業するらしいぞ!」と話してたのに最近は、
「JKになるために学校に行きだした!」と話したら、
「あれ?普通に戻ってますやん!」と突っ込まれたそうな。

そう、学校に戻るなんて!

毎日遅刻せず、制服を着て、

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本質を突く/珈琲係石井

本質を突く/珈琲係石井

「ちがう ぼくのあしが おおきくなったんや」

彼は本質を突く人だと思う

彼が3歳の頃、靴が入らなくなり
「あぁ、くつが、ちっちゃくなったね」
と私が言った瞬間に放った言葉が
冒頭の
「ちがう ぼくのあしが おおきくなったんや」だった

私はその時、びっくりしたけど、その通りだと思って笑って「ほんまやなぁ かしこいなぁ」と言ったのを覚えている

そういえば2歳半健診の頃だったか、こんな事もあった

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