宗教2世として育ち18歳の時に脱会。体験ストーリー。宗教組織と両親から離れて生きる事を決めて自立したものの、その後の人生も生きづらさは消えず。年齢を重ねる毎に生きづらさは募る事に…
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#宗教2世
私の過去③~祖父と曽祖母の死~
私の祖父は、無口で厳しく、でも優しい人でした。
私が4歳の頃に、大きな病気をして入院し、退院後の通院をする時、ほぼ毎週、数ヶ月間、母親(当時はペーパードライバー)と私を車に乗せて、片道約35kmの道のりを送迎してくれました。
幼い私は病院の雰囲気と、白衣と、注射がとても怖くて、ただ体温を測る事から嫌がって、診察の順番が来る前から泣いていました。とても母の手を焼かせただろうと思います。
受診を終
私の過去④~洗脳からの目覚め~
曽祖母が亡くなった後、私は少し不思議な感覚になりました。
家族として、ずっと一緒に住んで、共に生活してきた人が、ある日亡くなり、存在が消えてしまう...。
不在感が大きく、目の前の空間にも、心の中にも、ポッカリ穴が開いたような感じです。
でも、それなのに、日常は止まる事なく、時間はどんどん流れて行く...。
人が亡くなるって、どういう事なんだろう...。
この間までは、ここに、すぐ近くに、居たよ
私の過去⑮~自分に許可・無条件の愛~
両親に、気軽に連絡したり、会いに行けたらいいのだろうに...と思う反面、
それまで長年、自分の生きる原動力になっていた感情、ずっと自分を支えていた感情が弱まる又はなくなるのでは...と怖く、会いに行けない...。
この相反した気持ち...
こんな心の奥にあった思いに気づいた瞬間は、
私、こんな気持ちがあったんだ...と驚きました。
そして、どうしてこんな気持ちが...、と、どうしたらいいんだろう.