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就活・転職・キャリア

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#就職

理系キャリアの分岐点:学部卒と大学院卒の就職活動における戦略的アプローチ

理系キャリアの分岐点:学部卒と大学院卒の就職活動における戦略的アプローチ

先日、共同研究のパートナーである大手化学メーカーの研究開発部門の責任者と、大学生の就活についてお話をする機会がありました。その際、次のようなことを伺いました:

このノートでは、理系学生を中心に、学部卒と大学院(修士)卒の就職活動について、戦略的なアプローチの違いを考察してみます。

それぞれの強み理系分野において、学部卒と修士卒にはそれぞれに異なる強みがあると思います。

学部卒の強み

早期キ

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建築学科出身の僕が就職にプラント業界(電力系)を選んだ理由

建築学科出身の僕が就職にプラント業界(電力系)を選んだ理由

こんにちは、ヒヅメです。

プラント業界って知ってます?

石油精製、化学、製鉄、発電、ごみ処理場などのプラント(複数の設備によって構成される大型工場設備)の建設やメンテナンスなどをおこなう業界のことなんですよ。

僕は建築学科出身なのですが、学生時代は「建物」よりもそういったプラントに興味を持っていたんです。

けど、プラントって基本的に、機械、電気、制御の世界なんですよ。そこに設備によって熱力

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ミクロ型エリートとマクロ型エリートの違い

「エリート」この言葉はなかなか難しい。一流大学を卒業してその中でも上位を走っている人々である。必ずしも高い給料をもらっているわけではないし、レールの上を走っているので、何かと制約の多い人生だ。競争も激しいし、人並み以上の努力と素質が求められる。

 ところで、エリートと言っても実は二種類の方向性がある。このことは世間では意識されていないようだ。エリートにはその種類によってミクロ型とマクロ型が存在す

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博士進学を迷う君に。企業研究職キャリアとして博士は役に立ったのか。

博士進学を迷う君に。企業研究職キャリアとして博士は役に立ったのか。

私はこれまで修士卒で企業研究職として就職し、退職後博士を取得した。ポスドクを経験した後、アカデミックキャリアと迷いつつも企業研究職として2社を経験している。このようにフラフラしている私が博士の学位の必要性について所感を述べてみたい。 

博士進学者は少ないまず前提として、旧帝大といえど、修士後にそのまま博士に進学する者はかなり少ない。体感で5%くらいだろうか。

実際の博士課程在籍者は他大学からの

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(キャリア・就職)研究・勉強の重要性

就職するにしても、転職するにしても、会社で新規事業をするにしても、起業するにしても、「勉強」「研究」は非常に重要なことです。

何か、就活は「どうせ、高学歴で体育会で、リア充な人が強いんでしょ」と思い込んでいる人がいますが、それは間違いですよ。全員が東大卒で体育会なんて会社は存在しません。特に昨今、企業はダイバーシティを重視しているので、色々なタイプの大学生を採用したいと思っているのです。そのため

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