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ピンチをアドリブで乗り越える技

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#わたしのキャリア

ピンチをアドリブで乗り越える技 55/100(Thought)

ピンチをアドリブで乗り越える技 55/100(Thought)

自問自答を繰り返しながら、
アドリブと演技の関係を
追求していってみようと思い立ちました。
100回(?!)連載にて、お送りします。

前回と前々回で、一つの場面においてキャラクターが持つ『Objective』と『Obstacle』、願望とそれを拒む障害、を検証することが重要であるというお話をしました。

そこに、ピンチに陥るなどの状況の変化が起きた時、つまりは即興術の『Conflict』(38/

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ピンチをアドリブで乗り越える技 54/100(Obstacle)

ピンチをアドリブで乗り越える技 54/100(Obstacle)

自問自答を繰り返しながら、
アドリブと演技の関係を
追求していってみようと思い立ちました。
100回(?!)連載にて、お送りします。

一つの場面を演じるにあたって、重要なのはその役の感情ではなく、願望であるという「Objective」の話を前回しました。

しかし、物事にはバランスなり、相反するものが同居していることが重要で、ドラマというのはそこに生まれます。

「Objective」とセットで

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ピンチをアドリブで乗り越える技 53/100(Objective)

ピンチをアドリブで乗り越える技 53/100(Objective)

自問自答を繰り返しながら、
アドリブと演技の関係を
追求していってみようと思い立ちました。
100回(?!)連載にて、お送りします。

前々回で、Objectiveに少し触れましたが、今回は詳しくご紹介したいと思います。

私たち役者は、一つの場面を演じるにあたり、
自分のキャラクターの目的は何か?
を定めることが重要であると考えます。

ピンチに陥った時に置き換えるならば、ピンチの前と後では、こ

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ピンチをアドリブで乗り越える技 52/100(感情)

ピンチをアドリブで乗り越える技 52/100(感情)

自問自答を繰り返しながら、
アドリブと演技の関係を
追求していってみようと思い立ちました。
100回(?!)連載にて、お送りします。

「もっと感情込めて!」

というダメ出しをされるのが演技である、というイメージが強いのではないでしょうか?

英訳するとすれば、「Bring out more emotions!」ですかね?

欧米の現場では、こういったことを言われることは、まずありません。

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ピンチをアドリブで乗り越える技 51/100(演技論入門)

ピンチをアドリブで乗り越える技 51/100(演技論入門)

自問自答を繰り返しながら、
アドリブと演技の関係を
追求していってみようと思い立ちました。
100回(?!)連載にて、お送りします。

さあ、今日から後半戦です!

それを記念して、画像を違う角度からのものに変えてみました。

前回までの方が気に入ってるのですが、取り敢えず、もう25回ぐらいこれでいきます!

今回からは、ロシアのスタニスラフスキーという人の演技メソッドをベースに、独自の進化をして

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ピンチをアドリブで乗り越える技 50/100(螺旋)

ピンチをアドリブで乗り越える技 50/100(螺旋)

自問自答を繰り返しながら、
アドリブと演技の関係を
追求していってみようと思い立ちました。
100回(?!)連載にて、お送りします。

この連載も今日で50回目を迎えました。いつも「いいね」を押して下さってたり、Twitterでのリツイートなどして下さり、本当にありがとうございます。

ここのところ続けてお話ししている「己」に関する投稿も、今日で終わりにして、明日からは演技の要である意志、つまり

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ピンチをアドリブで乗り越える技 49/100(ナマの自分)

ピンチをアドリブで乗り越える技 49/100(ナマの自分)

自問自答を繰り返しながら、
アドリブと演技の関係を
追求していってみようと思い立ちました。
100回(?!)連載にて、お送りします。

ここのところ、「己」についてのお話をしています。

イギリスの演劇学校では、初めの1年弱をかけて、この自分のベースとなる、無防備かつ魅力的な存在である「己」を探す作業が行われます。

でも、この時は特にそうしろ、という指導は行われません。
Try finding

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ピンチをアドリブで乗り越える技 47/100(己)

ピンチをアドリブで乗り越える技 47/100(己)

自問自答を繰り返しながら、
アドリブと演技の関係を
追求していってみようと思い立ちました。
100回(?!)連載にて、お送りします。

この連載を読んでくださっている方々の中には、前回お話ししたように、自分の置かれる状況によって、キャラを変えることを求められている方々も、多いかと存じます。

もしかしたら、それは意識的なものではないかもしれません。

私たちは、その場の「空気」に応じて、もしくは、

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ピンチをアドリブで乗り越える技 46/100(The Den)

ピンチをアドリブで乗り越える技 46/100(The Den)

自問自答を繰り返しながら、
アドリブと演技の関係を
追求していってみようと思い立ちました。
100回(?!)連載にて、お送りします。

産まれ変わる

ゴールデンウィークも終盤ですが、いかがお過ごしでしょうか?

明後日にこの連載に関するQ&Aを、オンラインで実験的に行う予定です。ご興味あれば是非この機会に、ご参加くださいませ。

(もし、時間帯とかご都合悪いとかならば、是非教えて頂きたいです!試

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ピンチをアドリブで乗り越える技 45/100(自己認知)

ピンチをアドリブで乗り越える技 45/100(自己認知)

自問自答を繰り返しながら、
アドリブと演技の関係を
追求していってみようと思い立ちました。
100回(?!)連載にて、お送りします。

仕事の仮面

仕事の時のあなたと、家庭内でのあなた、

同じ人格を持っているでしょうか?

ピンチに陥った時、その人格には何が起きますか?

人格とまで言わずとも、相手によってキャラを変えるようなことは、しますか?

それって、「八方美人」的で、あまり良くないこと

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