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テラジアインタビュー vol.9インドネシアチーム:ラウェ・サマガハ(音楽家)
伝統音楽と現代音楽を接続する「僕は元々、ジャカルタのスタジオで絵を勉強していました。そのスタジオに訪れたある方が音楽をやっていたんですが、音楽とスピリチュアルを結び付けた思考を持っている方で。話すうちに僕も音楽をやってみたいなと。それで、2000年頃にソロ(別名スラカルタ)に行き、コンテンポラリー音楽・現代音楽を学び、作曲の勉強をしました。」
スピリチュアルなものと音楽の結びつき。そこに興味を持
テラジア アーティストインタビューVol.1 演出家 坂田ゆかりが『テラ』に辿り着くまで/「テラジア」はどこへ行くのか
2020年、コロナウイルスの世界的な流行とともにはじまった新時代の国際協働プロジェクト「テラジア|隔離の時代を旅する演劇」。昨年11月には「テラジア オンラインウィーク2021」と題して、日本、タイ、ベトナム、ミャンマー、インドネシアのアーティストたちによる作品やトークイベントを一挙公開し、成功をおさめた。
「テラジア」の出発点となったのは、2018年に東京・西方寺で上演された演劇作品『テラ』だ
テラジア アーティストインタビューVol.2 渡辺真帆(ドラマトゥルク)
『テラ』『テラ 京都編』のドラマトゥルクを務めた渡辺真帆は、小学生時代をカタールで過ごし、大学生時代に留学していたパレスチナで演劇に出会い、2022年現在はスイスに暮らしている。
Zoomの画面越しに聞いた彼女の話のなかで印象的だったのも、土地への愛着だった。
「父の仕事で、小1〜6のうちの4年半、ドーハにいました。
日本で中高生時代を過ごして、大学に進むときに『将来、何を勉強したかと関係なく、
テラジア アーティストインタビュー vol.3 稲継美保(俳優)
ミニマムな座組の中から生まれた『テラ』もともとは創作ダンスをやっていたという稲継。ダンス作品を作れる人になりたいと、東京芸術大学の音楽環境創造科に入学し、そこで坂田ゆかりと出会う。
「よくあることだとは思いますが、大学に入って自分の方向性に迷子になった時期があって。そういう時に先輩だった坂田さんに、一人芝居に出演しないかと声をかけられたのが縁の始まりです。それまで演劇の経験はなかったんですが、
テラジア アーティストインタビュー vol.4 カミズ(アーティスト・アートセラピスト)
なぜ、生と死にフォーカスするのか絵画やドローイング、アートプロジェクト、そしてアートとヒーリングのワークショップやプログラムまで、多岐にわたる創作・活動を行うカミズ。「生と死」というテーマに触れるようになったのには、どのような理由やきっかけがあるのだろうか。
「以前から個人的には死について関心を持っていましたし、それは仏教的な関心からでもありました。仏教で瞑想や色んな訓練をするのは、全ては死ぬ
テラジア アーティストインタビュー vol.5 ズン・エイ・ピュー(アーティスト)
アートの道、医学の道。アーティスト ズン・エイ・ピュー(以下、ズニ)には、アーティストと医師という2つの顔がある。彼女はどのようにして現在の活動に至ったのかをまずは聞いた。
「6歳の時に子どもの美術コンクールがあって、『参加したいです』と参加することになったんですが、確か『麻薬防止』みたいなテーマでした(笑)。学校は、国際的な子どもの絵画コンクールにも作品を応募してくれて、4年生の時に日本の福岡
テラジアアーティストインタビュー Vol. 6: ナルモン・タマプルックサー(愛称ゴップ)
日本発『テラ』 の最初の感染地はチェンマイ取材日、現地は夕方だったが、直前まで学生の試験監督をしていたとか。母校のチェンマイ大学で演劇を学ぶ学生を教える常勤講師をしながら、演劇人として活動し、その上合気道の師範として道場も運営と、まさに八面六臂の忙しさである。
「フルタイムの教員になって生活が一変しました、学生と年に4本、大学内の劇場で上演する作品を作っています。これまで大小含めて30作品以上。
テラジア アーティストインタビュー vol.7 インドネシアチーム前編:ユスティアンシャ・ルスマナ(舞台芸術ディレクター)
社会共同体へのリサーチからインタビュー前編は、ジャカルタを拠点にするユスティアンシャ・ルスマナ(以下、ティアン)。パフォーマンス作家として多様なアーティストらと協働し、また映像・アート・グラフィックデザイナーとしても活動している。まずは彼の活動のベースを聞いた。
「普段の活動は、リサーチ活動が多いです。リサーチ対象は地域住民や社会、社会共同体の人たちで、彼らとの関係を大切にしています。リサーチを