マガジンのカバー画像

The Hermit Complex

16
割とネガティブなお話
運営しているクリエイター

記事一覧

格差

格差

過去記事【アバター】にて、近頃現実社会で生きづらさを感じている方が、電磁の海に活路を見出している旨を記した。

所謂【VTuber】(ヴァーチュアル・ユーチューバー)の人口は右肩上がりの様相を示している。この頃ではVTuber専門の芸能事務所まで存在する程だ。それに比例するかのように個人勢VTuberの人数もまた増えている。
最も果てしなく人口が増加しているかと言うとそうでも無いらしく、春先になる

もっとみる
忘却による【死】

忘却による【死】

漫画【ONE PIECE】の作中の台詞だったように記憶しているが、ヒトが真の【死】を迎える瞬間とは【世間から存在を忘れられる】時なのだと言う。

まさに今のワタクシの事である。

過日、ワタクシの創作活動を宣伝してくれていた友人のTwitterアカウントが重度のサジェストバンを喰らった。検索してもアカウント名もヒットせず、当然ツイートは誰の目にも見えず、何ならフォロアに送ったリプライすら見えていた

もっとみる
Yahoo知恵袋の大罪

Yahoo知恵袋の大罪

note関連で物凄く悲しい、そして腹立たしい出来事があったので、備忘録とアンガーマネジメントの為に此処に記す事にする。

ワタクシをフォローして下さったフォロアさんのおひとりに、大病を患いながらも回復され、その体験談を中心に様々な事柄を美しい文体で綴られている方がいらした。一度は大病を患った事から未来を悲観し、自ら命を絶つ事さえ考えていたそうだが、旅先でたまたま手にした聖書に記された言葉に救われて

もっとみる
ハンドルネーム

ハンドルネーム

電磁の海で活動するようになってそろそろ20年以上にはなるだろうか。
インターネットデビューしたのは、多分他人に比べると比較的遅い方だと思う。
…が、一度電磁の海に躍り出てからは、インターネットと言う存在が想像以上に身近なものへと変化した事もあり、自分にとってインターネットは今や【リアルの延長線上】を超えて【現実世界とは別のもうひとつの世界】そのものになりつつある。ワタクシは、その変化に順応出来てい

もっとみる
宿痾

宿痾

所謂【自律神経失調症】を発症してぼちぼち10年以上になる。近年、この自律神経失調症が急激に悪化。それと時同じくして手足の末梢神経が損傷し、諸々の不便を託つようになった。もう3年位経つだろうか。
最も、兆しらしきものは社会復帰の前からあったような気がする。

あれは社会復帰を果たして初めての冬だったか、若しくはその一年前の冬の事だったかと記憶している。
珍しくその年の冬コミに一般参加を思いついた。

もっとみる
くたばれ似非フェミニスト

くたばれ似非フェミニスト

近頃、真の意味でのフェミニストとは真っ向思想が乖離した【自称】フェミニスト(ワタクシは侮蔑の意を込めて【似非フェミニスト】と呼んでいる)がネットの海でイナゴの如く振る舞っている。

サブカル畑に片足を突っ込んでいる方ならもうお察しだろう。
イラストに描かれた女性の姿を見てやれ「性的搾取だ」だの、やれ「この絵の女性は下着をつけてない」だの、やれ「女性蔑視」だのと喚き立てる(これは彼等彼女等の多彩な行

もっとみる
何者にもなれなかったワタクシ

何者にもなれなかったワタクシ

随分昔の事だが、まるで昨日のように鮮明に覚えている記憶がある。

あれはワタクシがまだ生まれ故郷の北海道函館市に居た頃の事。
我が家に父方の親戚が遊びに来た。
その時、ワタクシは確か小学生高学年位ではなかったかと思う。

幾らかの会話の後、突然親戚はワタクシに問いかけた。
「お前の将来の夢は何だ」。

その時、ワタクシは明確に将来へのヴィジョンを持っていなかった。ただ、昔からクリエイティブな職業に

もっとみる
紙媒体の存在の軽さ

紙媒体の存在の軽さ

イラストにしろ、折り紙作品にしろ、テキストにしろ、日本では(名の売れたプロならいざ知らず)在野のクリエイターがこれらのコンテンツに値段をつけた瞬間、どうも蔑ろにされがちと言うか

「えー料金取るの?おかしくない?」

と小馬鹿にするようなリアクションを取られがちな気がする(特にイラスト)。

pixiv辺りでは未だにプロの絵師に軽率にリクエストをかまし、絵師が有償だと返すと罵詈雑言を吐き散らして騒

もっとみる
成功者の憂鬱

成功者の憂鬱

ワタクシは今でこそ社会人としてお天道様の下を堂々と闊歩する身の上だが、30代後半〜40代前半の頃はあちこちの施設にご面倒をおかけしながら社会復帰を目指して迷走する、昔風に言えば社会的落伍者であった。
特に今の職場に落ち着くまでの10年間については体調も精神も、そして職も不安定で(文字通り【糊口を凌ぐ】日々だった)、協力者も少なく、漠然と不安を抱えながら毎日を生きていた記憶がある。
それが、突然ひっ

もっとみる
ニューロ・セルフインジュリー

ニューロ・セルフインジュリー

こんな言葉が存在するのかどうか知らないが、今回お話しする内容は端的に表現するとそうとしか綴れないので。(何)

ワタクシには悪い癖がある。

自分が不幸になったり、死んだりするヴィジョンが脳裏にありありと浮かび、そのヴィジョンに酔いしれてしまう(?)と言う悪癖である。
脳内(ニューロン)で自傷(セルフインジュリー)するのでニューロ・セルフインジュリー。
実に単純な命名法である。
(蛇足だが、ワタク

もっとみる
ワタクシは役立たず

ワタクシは役立たず

時折、自己肯定感の高い人を見かけると羨ましくなる事がある。

ワタクシは著しく自己肯定感が低い。寧ろ、常に自己否定しながら生きている。

直接の原因になったのは、ワタクシが小学5〜6年生の時に担任だった教師だった。この男、余程ワタクシの存在が気に入らなかったと見えて、事ある毎に「お前に基本的人権はない」「お前のような白痴は将来二本足で歩けなくなる。獣同然の姿に零落れるだろう」等と、散々ワタクシを罵

もっとみる
誰が為に筆を執る

誰が為に筆を執る

「カネにもならない駄文を書いて何が楽しいんだよ」

良く言われる。

もっと口さがない輩に至っては、

「諦めろよ。どうせ芽なんか出やしないんだから」

等と面前と宣う。

黙れ。
こっちは本能が赴くままに書いているだけだ。

そこに他意は無い。

諦めるも何も、

書きたいと言う欲求に正直に、

無心に、盲目的に従っているだけなのだ。

こと「書く」事に関しては

諦めなければならないものなど

もっとみる
砂の城

砂の城

まだTwitterが日本で一般的じゃ無かった頃の話だ。

当時はmixiが今よりも物凄く賑わっていて、招待制で且つ16歳未満の利用禁止と言う制限つきだったにも関わらず、それこそ今のTwitter並の隆盛を誇っていた。

同時に、個人がブログを開設する事が非常に流行していて、斯く言うワタクシも複数のブログを管理していた記憶がある。

そんな砌にお付き合いがあったとある絵師さん(個人サイトの管理に並々

もっとみる
挨拶

挨拶

リアルではともかく、ネットの海ではまともに挨拶も出来ない奴が増えたなぁと、時々思う。

ワタクシは割とガサツな人間だと自負しているが、それでもファーストコンタクトに置ける挨拶は大事にしたい方である。万が一ワタクシの方に落ち度があって最初の挨拶が上手くいかなかった場合、その人との関係性が気まずくなる位には挨拶は重要だと思っている。

小学生の時、ワタクシの事を滅法嫌っている教師が居た。その教師がちょ

もっとみる