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誰が為に筆を執る

「カネにもならない駄文を書いて何が楽しいんだよ」

良く言われる。

もっと口さがない輩に至っては、

「諦めろよ。どうせ芽なんか出やしないんだから」

等と面前と宣う。

黙れ。


こっちは本能が赴くままに書いているだけだ。

そこに他意は無い。

諦めるも何も、

書きたいと言う欲求に正直に、

無心に、盲目的に従っているだけなのだ。

こと「書く」事に関しては

諦めなければならないものなど

ワタクシは持ち合わせては居ない。



だから、ワタクシは今日も書き続ける。

誰の為でもない、自分自身の為に。

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