【小説】硝子の転入生【ついなちゃんのスクールライフ】
和親のいざないを受けて教室の中に入って来た、華奢な少女の姿を見て、教室中が驚きに包まれた。
その少女の肌は透き通るように白く、大きく見開かれた瞳は琥珀色をしている。
何より驚かされたのは、真珠色に輝く彼女の見事な長髪だった。頭の両脇でツインテールに結び、ボリュームを抑えるかのようにリボンがきつく巻かれている。それでも尚、結んだ髪の先端が地面スレスレに届きそうな案配だ。恐らくリボンを解き、ツインテールをほどいたら、身の丈に匹敵する長さがあるに違いない。
「今日から皆の衆と一