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忘却による【死】

漫画【ONE PIECE】の作中の台詞だったように記憶しているが、ヒトが真の【死】を迎える瞬間とは【世間から存在を忘れられる】時なのだと言う。

まさに今のワタクシの事である。

過日、ワタクシの創作活動を宣伝してくれていた友人のTwitterアカウントが重度のサジェストバンを喰らった。検索してもアカウント名もヒットせず、当然ツイートは誰の目にも見えず、何ならフォロアに送ったリプライすら見えていたかどうか怪しいと言う状態だったようだから相当なものである。
これについては「似たような構図の写真や画像を多数公開していたからコピーパスタ対策でBANされたんじゃないか」とご指摘頂いたが、それを言ったら友人のアカウント以上に同じような内容の画像を繰り返し公開するアカウントなんかゴマンと存在していたのである。その中からピンポイントで友人のアカウントだけがサジェストバン(→ツイート全削除→アカウントロック)と言う流れになったのは、矢張り友人のアカウントがTwitter運営に「コイツは粗末に扱って大丈夫なユーザーだ」と目をつけられてしまった結果だと思う。Twitter運営がAI判定では無く人力で、クリエイターのアカウントを見つけ出しては凍結やシャドウバンに追い込んでいたのは今や周知の事実だ。友人もその犠牲になってしまった訳である。

アカウントロック後、友人に頼んでアカウントは削除して貰い、アカウント登録に用いたメールアドレスをワタクシが暫く預かって様子を見る事になった。友人は精神的な疲弊が凄まじく、現在は完全に電磁の海から離れている。今思えば、もっと早くにこの決断を降し、友人を開放すべきだったと後悔している。友人には本当に済まない事をしてしまった。

さて、アカウントを削除して数日が過ぎた。

親切な幾人の方が、友人のアカウントが消滅した旨のnote記事をTwitterでシェアしてくれたが、殆どの元フォロア諸兄は友人のアカウントが消滅した事にすら気がついていなかったようだった。
当然である。
いつからサジェストバンが適用されたかは知らないが、友人のアカウントはフォロア諸兄の目にすら写らず、幽霊も同然の状態だったのだから。
恐らく、この先も友人のアカウントが消えた事に気がつく方は居るまい。そうして、ワタクシや友人の存在はTwitter上では忘却の彼方に追いやられ、やがて誰も思い出さなくなるのだろう。つまり、友人やワタクシはTwitter上では【死んでしまった】…もっと極端な事を言えば【Twitterに存在したワタクシと友人】は【Twitterに殺された】のだ。肉体は生きているので本来の死と言う訳では無いが。

勿論、Instagramやnote(最近ではこれにMisskeyも加わった)と言った新天地では、変わらずワタクシはその存在を許されている。
然し哀しいかな、大多数の元フォロア諸兄はInstagramやnoteを「敷居が高い」と敬遠して近寄りもしないのだ。Twitterが仮に【この世】ならInstagramやnoteは元フォロア諸兄の目には【あの世】に見えるのかも知れない。
そう言う意味でも、ワタクシは最早【死んで】しまったのだろう。墓標すら残せず。
友人のアカウント消滅を機にワタクシは、Twitterでは完全に幽世の存在になってしまったのだ。

そんな事を綴っていたら、友人がアカウントを切り盛りする際に名乗っていたハンドルネームがまさに【名は体を表す】を地で行く名前だった事を思い出した。

友人のハンドルネームは【シャヴァーハ】。
アラビア語で【亡霊】を意味する。

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