Tateyuki Adachi / 安達 建之

SFと日本を拠点に5つのブランドと教育機関を経営/ アマゾン奥地からアフリカまで世界中…

Tateyuki Adachi / 安達 建之

SFと日本を拠点に5つのブランドと教育機関を経営/ アマゾン奥地からアフリカまで世界中を駆け巡り、大自然の鼓動と野生動物を撮影/ green bean to bar CHOCOLATE オーナー/ パリ、アメリカ等、世界各国の国際コンクールで6度の世界一に

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Kokoa Kamili

アフリカ、タンザニアに、良質なカカオと気持ちの良いコミュニティの両方を作っている“Kokoa Kamili” というカカオ施設があり、素晴らしいエコシステムを築いていると聞…

まだ誰も見たことのない世界

タンザニアでの撮影は、早朝と夜間の2部構成、3日目からは早朝5:30出発で進んでいます(なぜなら間に合わないから!)。 今回の写真集はテーマが夜なので、撮影時間は夕暮…

結果なのか、プロセスなのか

アフリカ、タンザニアに来ています! 
野生動物は夜に狩りを行う夜行性が多いため、ネイチャーフォトグラファーになってから、いつか夜の動物を撮ってみたいと準備してき…

準備

東京に戻りました。
1ヶ月経つとすっかり季節が変わっていて、いきなり38度の猛暑なのだから、参りますね。
7月28日にアフリカへ出発します。今回は、来年1月に青山スパ…

小さなトライを何度も何度でも

ポルトガルには、ナザレという世界屈指のサーフスポットがあります。 
ときには100ft (約30m、10階建てのビルの高さ)の大波が立つ、ビッグウェーブの聖地です。
 ナザ…

前向きな声掛け

先日バルセロナに行ってきました。 強い日差しが照りつけ、気温は高いですが汗はかきません。
 久し振りに、ジローナにある、Hotel Boutique Casa Cacao へ行ってきました…

ぼんやり見ている次の世界

さて今回は挑戦の目的地について、ぼんやりと見えている世界の話をしたいと思います。 僕は世界で1番美味しいチョコレートを作り、そして、それらを世界中の人々に届けたい…

自信の正体

ポルトガルに来ています。 6月中旬になると、一気に夏になり連日30度を超えていますが、日陰に入ると涼しく、肌寒く感じることもあるほどです。これぞ地中海性気候といった…

ヨーロッパ遠征

日本に帰国し、子供の友人のお父さんとスポーツの試合会場でバッタリ。「安達さんは、何をやってるのかよく分からないから不思議だ」と言われて、説明に困ったのですが、自…

Fortunato No.4

南米の旅は続きます。 リマのトランジットでトラブルがあり、朝4時半に出発したのに、飛行機に乗れず12時まで待つことに。 しかし、そこで良いことが二つありました。 一…

Charles Brewer

ジャングルの中からカラカスに戻ってきました。少しホッとしています。 エンジェルフォールへの山登りは、想像していたよりも危険でした。山小屋には怪我人が3人、足を11針…

真実を伝える独自のメディアが必要だ

4.28のコラムで、「取り憑かれる」話を書いたら、多くの人から、取り憑かれるほどのことが見つからないのだけれど、どうしたらよいか? という質問を受けました。 それな…

Charles Brewer(チャールズ・ブリュワー)

南米への旅が始まりました。前半戦最大の目的である、1人の老人に会いに行くために、ベネズエラへ向かいます。
(旅の様子はphotographer Instagramにアップしていくので…

取り憑かれる

4月28日(金)グリーンサムベーカリー調布店がオープンしました!
 たくさんの方にお越しいただき、感謝感謝です。
 この先も、毎日使ってもらえるお店を作っていきます…

観光を縁の下で支えるもの

シンガポール、マレーシアのリサーチに行きました。
 コロナに関しては「いつの話でしたっけ?」というくらい観光地は人が集まり、エアもホテルもいっぱいで、レストラン…

商品を考える時

シンガポールに行ってきました。飛行機で6時間飛んだだけで真夏。 つい先日、日本ではサクラの撮影をしたばかりなのに、こちらではプールで泳げる。当たり前なんだけど、…

Kokoa Kamili

Kokoa Kamili

アフリカ、タンザニアに、良質なカカオと気持ちの良いコミュニティの両方を作っている“Kokoa Kamili” というカカオ施設があり、素晴らしいエコシステムを築いていると聞き、訪れてみたいと思っていました。

2019年に訪れる予定があったのですが、パンデミックが起こり中止になっていたのです。
Kokoa Kamili までは、キリマンジャロからチャーター機で2時間。無人の滑走路のみの空港に着陸し

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まだ誰も見たことのない世界

まだ誰も見たことのない世界

タンザニアでの撮影は、早朝と夜間の2部構成、3日目からは早朝5:30出発で進んでいます(なぜなら間に合わないから!)。
今回の写真集はテーマが夜なので、撮影時間は夕暮れ時から早朝までと決まっています。
この様子はインスタグラムでも見ていただけます。

朝の狙いとしては、朝陽バックのライオンです。
前日の夜に撮っていた、ライオン家族を探すため、熱を感知するサーマルドローンを飛ばして周辺をくまなく探し

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結果なのか、プロセスなのか

結果なのか、プロセスなのか

アフリカ、タンザニアに来ています!

野生動物は夜に狩りを行う夜行性が多いため、ネイチャーフォトグラファーになってから、いつか夜の動物を撮ってみたいと準備してきました。

今回は自作のラジコンカーを持ち込み、遠隔操作で動物に近づこうという作戦です。
このラジコンカーは、全地形対応のシャーシに、四輪駆動のモーターを搭載し、リモートコントロールで撮影します。
ラバータイヤと特殊なスプリングによって、地

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準備

準備

東京に戻りました。
1ヶ月経つとすっかり季節が変わっていて、いきなり38度の猛暑なのだから、参りますね。
7月28日にアフリカへ出発します。今回は、来年1月に青山スパイラルホールで、初の写真展を開催するための撮影です。
夜間撮影に挑戦するために1年間、昨年のアフリカ撮影が終わってから準備をしてきました。
まだやるべき事がたくさん残っているので、ギリギリまで準備を続けます。

さてさて、「準備」につ

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小さなトライを何度も何度でも

小さなトライを何度も何度でも

ポルトガルには、ナザレという世界屈指のサーフスポットがあります。

ときには100ft (約30m、10階建てのビルの高さ)の大波が立つ、ビッグウェーブの聖地です。

ナザレで大津波と同等の波に乗るため、世界中から命知らずのサーファー達が集まる大会が、「TUDORナザレ・トー・サーフィン・チャレンジ」です。
波が大きすぎて、人間のパドル力では到底波をつかまえることは出来ないため、ジェットスキーで牽

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前向きな声掛け

前向きな声掛け

先日バルセロナに行ってきました。
強い日差しが照りつけ、気温は高いですが汗はかきません。

久し振りに、ジローナにある、Hotel Boutique Casa Cacao へ行ってきました。泊まることは出来ませんでしたが、テラスのあるレストランは最高に気持ちが良く、天井や床、壁の素材や、インテリアにカトラリーまで、どこにも抜けがなく、ここに来るとため息が出ちゃうのです。

もちろん食事もサービスも

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ぼんやり見ている次の世界

ぼんやり見ている次の世界

さて今回は挑戦の目的地について、ぼんやりと見えている世界の話をしたいと思います。
僕は世界で1番美味しいチョコレートを作り、そして、それらを世界中の人々に届けたいと思っていて、どうしたらそれが出来るのか? を日々研究し、トライしながら道を見つけています。

2015年に創業したgreenは、成長してきましたが、まだ海外にはお店を出せていなく、国内販売のみです。
コロナの前に台湾に出店する案件があり

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自信の正体

自信の正体

ポルトガルに来ています。
6月中旬になると、一気に夏になり連日30度を超えていますが、日陰に入ると涼しく、肌寒く感じることもあるほどです。これぞ地中海性気候といったところでしょうか。
7月、8月になると、40度を超える日も出てくるというので、日差しには要注意。服装も寒暖差と日差しから身体を守ることが大切になります。
世界中を旅していると、環境や気候の変化から身体を守る重要性を強く感じさせられます。

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ヨーロッパ遠征

ヨーロッパ遠征

日本に帰国し、子供の友人のお父さんとスポーツの試合会場でバッタリ。「安達さんは、何をやってるのかよく分からないから不思議だ」と言われて、説明に困ったのですが、自分の仕事を全部説明するのは面倒なので、チョコレートを作ったり、写真を撮ったり、学校で授業もやっています、と答えると余計に面倒なことになりました。 仕事は2つ、3つ持っていた方が、リスクも分散されて良いと思いますが、まだまだ受け入れてもらえて

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Fortunato No.4

Fortunato No.4

南米の旅は続きます。
リマのトランジットでトラブルがあり、朝4時半に出発したのに、飛行機に乗れず12時まで待つことに。
しかし、そこで良いことが二つありました。

一つは、Astrid Gutscheさんのレストラン「Tanta」がリマの空港内にあるので、行ってきました。ここはメニューも料理もスイーツも、めちゃくちゃ参考になるのです。

二つ目は、たまたま隣に座った女性が、ペルーの政府機関で働いて

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Charles Brewer

Charles Brewer

ジャングルの中からカラカスに戻ってきました。少しホッとしています。
エンジェルフォールへの山登りは、想像していたよりも危険でした。山小屋には怪我人が3人、足を11針縫った人、足を踏み外して捻挫した人、滑って岩から落ちて骨折した人。彼らはここからどうやって帰ろうかと、途方に暮れていましたが、それでも皆明るい!
ホッとしているといっても、ここはカラカス。世界一危険な都市と言われているので、最後まで油断

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真実を伝える独自のメディアが必要だ

真実を伝える独自のメディアが必要だ

4.28のコラムで、「取り憑かれる」話を書いたら、多くの人から、取り憑かれるほどのことが見つからないのだけれど、どうしたらよいか?
という質問を受けました。

それならば、夢を語るのはどうでしょう。
僕は、学期の初めの授業では、学生に将来の夢を聞いています。するとほとんどの学生は、これなら叶うだろうな、と思う現実的な夢が多いです。
「カフェを開きたい」「ショコラティエになりたい」など、簡単ではない

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Charles Brewer(チャールズ・ブリュワー)

Charles Brewer(チャールズ・ブリュワー)

南米への旅が始まりました。前半戦最大の目的である、1人の老人に会いに行くために、ベネズエラへ向かいます。
(旅の様子はphotographer Instagramにアップしていくので、是非ご覧ください!)
Charles Brewer(チャールズ・ブリュワー)
は歯科医であり、医者、大学教授。今までに27種類の新種の植物や爬虫類、昆虫、サソリを発見し、マラリアやリーシュマニア症などの病気を解明して

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取り憑かれる

取り憑かれる

4月28日(金)グリーンサムベーカリー調布店がオープンしました!

たくさんの方にお越しいただき、感謝感謝です。


この先も、毎日使ってもらえるお店を作っていきます。
必死に頑張ったスタッフと一緒にオープンを迎えられて、とても嬉しいです。

ということで、来週ベネズエラにむけて出発し、そのままペルーに入ります。写真家活動と、カカオの仕入れ、映画の撮影とやる事は色々あるのですが、1人会いたい人がい

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  観光を縁の下で支えるもの

観光を縁の下で支えるもの

シンガポール、マレーシアのリサーチに行きました。

コロナに関しては「いつの話でしたっけ?」というくらい観光地は人が集まり、エアもホテルもいっぱいで、レストランの予約もなかなか取れません。

シンガポールの近隣諸国には、おおよそインドネシア(2.7億人)、フィリピン(1.1億人)、ベトナム(1億人)、タイ(7100万人)、マレーシア(3300万人)、台湾(2300万人)、合計約6億人の人々が飛行機

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商品を考える時

商品を考える時

シンガポールに行ってきました。飛行機で6時間飛んだだけで真夏。
つい先日、日本ではサクラの撮影をしたばかりなのに、こちらではプールで泳げる。当たり前なんだけど、世界は広くて不思議ですね。

最近、新しいお店を作っているので、商品案をたくさん考えています。
今回はそのポイントを話したいと思います。
例えば、チョコレートバーを作っている時と、ケーキを作るのでは、意識していることが違うんです。
素材の

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