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【連載第3回】フィットネス疲労理論とACWR概論(後編)
3.ACWRの活用:トレーニング負荷のモニタリングとけがのリスク予測ーー ようやくACWR(Acute Chronic Workload Ratio=急性:慢性負荷率)の話しに入っていきますが、実際にACWRがどういった使い方をされているのか教えてください。
>(前編)はこちら
臼井コーチ:RPE以外に負荷をデータ化するための数値としてACWRが存在します。例えばフィールドスポーツですと、GP
【連載第3回】フィットネス疲労理論とACWR概論(前編)
大学や高校のスポーツチームが、選手のけがを防止しチームのパフォーマンスを最適化するために、RPEなどのデータをどう活用したらいいのか? ーー 連載第3回は、選手のコンディショニングを考える上で参考になる「フィットネス疲労理論」の基本的な考え方やメカニズムについて(前編)。また、けがのリスク軽減を図る上で利用されはじめているトレーニング負荷のモニタリングの概念(ACWR)について(後編)、ストレング
もっとみる【連載第2回】RPE活用におけるコーチとの連携(前編)
連載第2回は、チームにRPE(Rate of Perceived Exertion=主観的運動強度)を導入する際のポイントや、RPE導入後に実際にどのように監督やコーチと連携したらよいかについて、前編と後編に分けて臼井S&Cコーチに解説していただきます。
>連載第1回はこちらから
1.RPEを使う理由ーー 最初に、なぜチームにRPEが必要かについて改めて教えて下さい。
臼井コーチ:まずどのチ
【連載第1回】RPEとコンディション、現場での活用事例
ケガの予防やパフォーマンス向上を目的として、RPE(主観的運動強度)やACWR(急性:慢性負荷率)といった指標を活用するチームが日本でも徐々に増えつつあります。
とはいえ、高校や大学のレベルでは、データアナリストやストレングス&コンディショニング(以下、S&C)専門のコーチがついて指導しているチームまだ少なく、「どうやって数字を見たらいいのか?」、「チーム内で実際にどうデータを活用したらいいのか
カフェイン、正しい理解と上手な摂取
カフェインは一部の食品に自然に含まれる興奮剤の一種で、世界中で「最もよく使われている薬物」ともいえるでしょう。これがない日は考えられないという方も多いのではないでしょうか。
コーヒーはもとより、緑茶や紅茶、エナジードリンクや炭酸飲料、総合感冒剤や咳止め薬などの医薬品、ダークチョコレートやキャンディー、眠気防止用のガム等々、今やカフェイン含有の製品は巷にあふれています。
カフェイン摂取がスポーツ
ありがとう、SPORTEC2023!
夏真っ盛りの8月初め、Sunbearsは東京ビッグサイトで開催された日本最大のスポーツ産業総合展「SPORTEC2023」に初出展しました。アフターコロナの開催とあって、スポーツ・健康産業の再興を願う産学官が集まり、セミナーやアカデミックフォーラムなどが多数開催されました。企業の出展社数は約600社、来場者数は前年の1.5倍にあたる約3.9万人と活況を呈したもようです。
開催期間中は数多くの皆様
オリンピアン流「学び」の姿勢|日本体育大学女子アイスホッケー部監督 岩原知美氏インタビュー(前編)
現在、母校の日本体育大学で女子アイスホッケー部の指導をしている岩原知美監督は、北海道生まれのオリンピアン。幼いころからスティックを握り、高校生でプロチームに加入、2018年平昌冬季オリンピックには日本代表スマイルジャパンのFW選手として出場するなど、長年日本女子アイスホッケー界で活躍してきました。
現役を引退し、所属していた会社を昨年退職した岩原氏が選択したのは大学院でコーチングを学ぶこと。彼女
AIがスポーツ界を変える5つの分野
ChatGPTがリリースされた影響か、このところ人工知能(AI)に関する記事を多く目にするようになりました。スポーツ界でもAIは急速に導入されつつあります。
今回はマーケティングチームのメンバー、Corina Maereanu(コリナ)がMediumuに投稿した英文記事を基に、AIがスポーツ界に変革もたらしている5つの主な分野についてご紹介します。オリジナルの記事はこちら ↓
AIとは?AIは