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「母のカレーと消防カレー」
昭和が終わる頃、魚屋で生計を立てていた我が家。昼夜を問わず、繁盛していた記憶がある。
その頃、私はカギっ子の小学生。自分で玄関のカギを開け、飼っていた猫に「ただいまー」と言うのが日課だった。
いつも忙しく店で働いていた元気な母は、「半ドン」授業の土曜の朝、「お昼はこれを食べとってね」と優しく私に伝えた。でも、それは残念ながら、出来合いの惣菜やカップ麺だった。
私は、母の美味しいご飯が食べた
#10 『日本酒を好きになる』
がんばれ能登。応援の気持ちを込めて能登の日本酒と九谷焼のぐい呑みを購入。優しくすっきりとした口当たりに舌は唸る。酔いしれた。
私はまだこの国が誇る日本酒の本質を語れない。それで手にした入門書。丁寧な解説は一頁捲るごとにどぶろくを濾して透きとおる日本酒のごとく、私の脳をクリアにする。(140)
#09 『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』
娘が仕事を辞め、大学院への挑戦を再始動させた。僅かな貯金、決断に不安もあっただろう。
私は後悔しない人生を選択し、金ではなく経験で投資するその勇気に目頭が熱くなった。
娘には「ゼロで死ぬ」を提唱するこの本で不安は消え自信に変わることを伝えたい。
父である私は感化された。父も負けられぬ。(140)