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京都市下京区生まれ。内側からみた京都の姿を書く。時々ピアノを玩弄するなどしております。…

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京都市下京区生まれ。内側からみた京都の姿を書く。時々ピアノを玩弄するなどしております。 旧ブログ  https://rakutyuhime.hatenadiary.jp/

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京都はなぜ、観光都市ではないのか

※はてなブログで2018年1月当時に書いたものを加筆修正したものです。 他所の地域からやってきた観光客と京都市民の意識には大きなズレがあります。京都といいますと、歴…

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3年前
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響け! ユーフォニアム3

 私は1期からこのアニメを視聴していて、原作はほとんど読んだ事ないです。アニメ関連の記事を書くのはこれが初めてとなります。けいおん!や氷菓、日常、中二病でも恋がし…

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2週間前
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京都市長選挙2024

 2024年2月4日に投開票が行われた京都市長選挙で、新人で自民・立憲民主・公明・国民民主が推薦した元参議院議員の松井 孝治さんが当選しました。今後の京都・日本政治の…

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5か月前
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2023年紅白と移り変わり

 明けましておめでとうございます。新年になって久しぶりの更新です。 今回は2023年の紅白歌合戦。 ※全て見たわけではありませんので悪しからず。  ボーダレスというテ…

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6か月前
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京都の都市景観について~高さ規制緩和等~

※2018年11月17日にはてなブログで書いたものを加筆修正したものです。 いくつかメディアでも取り上げられましたが、京都市が景観政策を見直すというニュースがあったので…

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1年前
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京都に夏が戻ってきた祇園祭2022

3年ぶりに山鉾巡行が行われた祇園祭。 祇園囃子が町なかに流れると今年も京都に夏がきたという感覚を抱くのが当たり前でしたが、コロナ禍で2020,2021年とも神事のみとなり…

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2年前
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2022年参院選雑感

7月10日に投開票となった参院選。  その選挙中に安倍晋三元首相が暗殺されるという極めてショッキングな事件が起こりました。本当なら奈良の応援演説後、京都の四条河原…

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2年前
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Mr Childrenデビュー30周年とくるり結成25周年

 2022年は記念すべき年で今月でMr Childrenがデビュー30周年を迎えます。サザンオールスターズと並び国民的バンドと言ってもいいミスチルと結成25周年を迎えたくるりにつ…

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2年前
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「君がいるだけで」の受け止め方の変化と、エールと

 立場や環境で名曲の受け止め方、解釈が変わるという経験をしたので、メモ程度にまとめてみました。 以前、君がいるだけでを口ずさむ西松屋のCМを見て、この曲を何度か…

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2年前
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小説とかエッセイとか

 学生の頃と比べ読書する時間は減りましたが、小説やエッセイを読むのが好きで、特に直木賞作家・姫野カオルコ氏の作品は好きで、小説やエッセイを何冊か持っています。「…

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2年前
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2021年紅白の感想~

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。 さて、年末は一番多くテレビを見る私ですが今年の紅白について簡単に感想を。(全部は見てないので悪し…

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2年前
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2021年総選挙雑感

政治の話題をするのは正直、好きではないのですが、一応雑感程度に。  全部見たわけではないですが、各メディアの予想を覆し自民党が単独で絶対安定多数を維持する結果と…

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2年前
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教育のあれこれ

京都の某学校で教師をやっている友人とのやりとりをメモ程度のレベルでまとめたものです。 学校によくクレームをいれるか? 答えは No ベネッセの調査では80%以上の親…

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2年前
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自民党新総裁に岸田文雄氏 脱・新自由主義。ようやく積極財政路線のスタート地点に立てるか。所得倍増計画なら積極財政路線転換が不可欠です。女系天皇反対でもあるので、河野太郎という最悪の選択は避けられたのも良かったと思います。

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2年前
3

フジファブリック「若者のすべて」はなぜ、タイムレススタンダードになったのか

 最近知った事なんですが、フジファブリックの「若者のすべて」が高校生の音楽の教科書に載るらしい。令和の時代の高校生にこの名曲が知られる事になるわけですから音楽フ…

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2年前
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親ガチャ 子供ガチャ いずれも嫌いな言葉であり、使いたくない言い方。

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2年前
京都はなぜ、観光都市ではないのか

京都はなぜ、観光都市ではないのか

※はてなブログで2018年1月当時に書いたものを加筆修正したものです。

他所の地域からやってきた観光客と京都市民の意識には大きなズレがあります。京都といいますと、歴史ある寺社をはじめとする文化財があり、魅力が多くあるのは事実。しかし我々京都人は世代を問わず、観光というものに対してありがた迷惑、冷淡であるという人が一定数いるのです。私にとって、京都は単なる生活の場であり、観光都市と言われるのはあり

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響け! ユーフォニアム3

響け! ユーフォニアム3

 私は1期からこのアニメを視聴していて、原作はほとんど読んだ事ないです。アニメ関連の記事を書くのはこれが初めてとなります。けいおん!や氷菓、日常、中二病でも恋がしたい!やたまこまーけっと(涼宮ハルヒは後追いですが)など多くの京アニ作品を見てきましたが、今作のストーリー展開には複雑な感情を持ったので記事を書いた次第です。※できる限り中立に書きたいと思います。

 今回の改変を受け入れる前提は、実力主

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京都市長選挙2024

京都市長選挙2024

 2024年2月4日に投開票が行われた京都市長選挙で、新人で自民・立憲民主・公明・国民民主が推薦した元参議院議員の松井 孝治さんが当選しました。今後の京都・日本政治の帰趨を占う意味でも全国的に注目を集めた今回の市長選は、4期市長を務めた門川 大作市長が不出馬を表明し16年ぶりとなる新人同士の対決となり、今回は共産支援の福山 和人さんに元府議の二之湯 真士さん、元市議の村山 祥栄さん、諸派の高家 悠

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2023年紅白と移り変わり

 明けましておめでとうございます。新年になって久しぶりの更新です。
今回は2023年の紅白歌合戦。
※全て見たわけではありませんので悪しからず。

 ボーダレスというテーマは正直どうでもいいのですが、今年の紅白は今まで出場していた旧ジャニーズグループが一組も出場しないという形になり、(44年ぶりらしい)代わりにK-POPで埋め合わせるというような状態になりました。日本のバンドや歌手はいくらでもいる

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京都の都市景観について~高さ規制緩和等~

京都の都市景観について~高さ規制緩和等~

※2018年11月17日にはてなブログで書いたものを加筆修正したものです。

いくつかメディアでも取り上げられましたが、京都市が景観政策を見直すというニュースがあったので私の雑感を。

 京都は千二百年以上の歴史がある都市ですが、それは同時に東京以上にスクラップ&ビルドを繰り返してきた都市です。京都は景観条例で高さや看板等を規制していますが、現在の京都はホテルの建設ラッシュに市内の人口減少に観光公

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京都に夏が戻ってきた祇園祭2022

京都に夏が戻ってきた祇園祭2022

3年ぶりに山鉾巡行が行われた祇園祭。
祇園囃子が町なかに流れると今年も京都に夏がきたという感覚を抱くのが当たり前でしたが、コロナ禍で2020,2021年とも神事のみとなり、夏がきても、山鉾巡行の日の午前に普通に車が行き来している四条通に違和感を覚えたものです。
今年は通常通りの開催になり、吉符入りから山鉾建て、祇園囃子の音が町に鳴り、山鉾巡行で疫病退散、国家安寧をお祈りしました。久しぶりに都大路に

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2022年参院選雑感

7月10日に投開票となった参院選。

 その選挙中に安倍晋三元首相が暗殺されるという極めてショッキングな事件が起こりました。本当なら奈良の応援演説後、京都の四条河原町で演説する予定でした。まさかこんなことになるとは……。謹んでご冥福をお祈り致します。

 京都選挙区は自民党新人の元京都市会議員の吉井章さんが初当選し、政界引退を表明した自民の二之湯智(国家公安委員長)議員の議席を継承しました。私は現

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Mr Childrenデビュー30周年とくるり結成25周年

Mr Childrenデビュー30周年とくるり結成25周年

 2022年は記念すべき年で今月でMr Childrenがデビュー30周年を迎えます。サザンオールスターズと並び国民的バンドと言ってもいいミスチルと結成25周年を迎えたくるりについて触れたいと思います。

 リアルタイムでミスチル現象と言われた時代は知りませんが、ポップなものだけでなく、かなり渋めのシリアスな内容のシングルもあったりしますが、時代背景を考えるとまだ大人な時代だったのかなと思ったり。

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「君がいるだけで」の受け止め方の変化と、エールと

「君がいるだけで」の受け止め方の変化と、エールと

 立場や環境で名曲の受け止め方、解釈が変わるという経験をしたので、メモ程度にまとめてみました。

以前、君がいるだけでを口ずさむ西松屋のCМを見て、この曲を何度か聴くようになったので。私は元々SOTTE BOSSEのcoverで知りましたが、元は米米CLUBの1992年のヒット曲で、私はまだ生まれておりません。姉もぎりぎり知ってるぐらいか? 
 当時は結婚式ソングとしても流行ったらしいですが、強が

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小説とかエッセイとか

 学生の頃と比べ読書する時間は減りましたが、小説やエッセイを読むのが好きで、特に直木賞作家・姫野カオルコ氏の作品は好きで、小説やエッセイを何冊か持っています。「ツ、イ、ラ、ク」「桃」近年では「謎の毒親」など印象に残った作品はいくつもあります。
エッセイだと三島由紀夫、石田衣良、音楽関連の書籍も読んだりします。

 ファンの方もいるでしょうから、作者、名前は出しませんが、一部でサブカル側から人気とい

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2021年紅白の感想~

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。
さて、年末は一番多くテレビを見る私ですが今年の紅白について簡単に感想を。(全部は見てないので悪しからず)

上白石萌音は歌声とピアノ、ストリングスのシンプルな構成で、まふまふはインパクトのある楽曲を歌い、メッセージ性の強い作品でしたが、あまり救世主のイメージがついてしまうと追い込まれる事もあるので、単純に楽曲の良さだけを見ていけばいい

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2021年総選挙雑感

政治の話題をするのは正直、好きではないのですが、一応雑感程度に。

 全部見たわけではないですが、各メディアの予想を覆し自民党が単独で絶対安定多数を維持する結果となりました。交代よりも安定を選んだわけです。(私は別に予想屋ではないですが、自民240、立憲民主120ぐらいは取ると思ってました)地元の選挙区を見てみますと、京都1区は自民党、伊吹文明氏の後継、勝目康氏が当選。比例で共産と維新 選挙区の候

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教育のあれこれ

京都の某学校で教師をやっている友人とのやりとりをメモ程度のレベルでまとめたものです。

学校によくクレームをいれるか? 答えは

No ベネッセの調査では80%以上の親が学校に満足していて、まったく・あまり満足していない親は13.3%で、満足している親の割合はむしろ増えている。友人もモンスターペアレントのような保護者は一度も見たことはないという。

塾に通う子供たちの方が学力が高い 答えは

No

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自民党新総裁に岸田文雄氏 脱・新自由主義。ようやく積極財政路線のスタート地点に立てるか。所得倍増計画なら積極財政路線転換が不可欠です。女系天皇反対でもあるので、河野太郎という最悪の選択は避けられたのも良かったと思います。

フジファブリック「若者のすべて」はなぜ、タイムレススタンダードになったのか

 最近知った事なんですが、フジファブリックの「若者のすべて」が高校生の音楽の教科書に載るらしい。令和の時代の高校生にこの名曲が知られる事になるわけですから音楽ファンにとっては嬉しい事。オルタナティブロックはポピュラリティの強いロックと比べ正当に評価されない場合が多く、この作品も売上が特別に多かったわけではなかった。日本音楽界の至らない部分を今回は音楽の教科書に採用されるというのを聞くと日本の教育も

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親ガチャ 子供ガチャ いずれも嫌いな言葉であり、使いたくない言い方。