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納棺師のお志事

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納棺師である私がお志事で学んだこと、体験したこと。
運営しているクリエイター

#生と死

-END展-死について考えてみる

-END展-死について考えてみる

行ってきました。
密かに話題になっていて、たくさんの来場者が。

END展 死から問うあなたの人生の物語

死に対して、積極的に考えることないですよね。

私は納棺師のお志事で毎日痛感しているので
普通の人よりは死生観を意識して過ごしてます。

ここ2年間の内に世の中は様変わりして
亡くなる人も多くなりつつあり
あまり共感しなかった死について
身近に感じる人が増えたんではないかと思います。

EN

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生まれ変わり(輪廻転生)の道なり

生まれ変わり(輪廻転生)の道なり

私たちは死ぬと何が行われるのか。

悪いことをするとあの世で罰を受ける
来世で苦労する人生に生まれ変わる。

前世の行いが現世に影響を与えるという考え方は
仏教の世界観、宇宙観に基づいている。

ココでは、「輪廻する世界」と「輪廻しない世界」に分かれている。
私たち人間は「輪廻する世界」の住人。



六道という六つの世界があります。

「輪廻しない世界」は生まれ変わりの苦しみから解放され、

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新たに死生観とデトックスをテーマに発信したい

新たに死生観とデトックスをテーマに発信したい

身体と心のデトックスは
生きる喜びを与えてくれる。
そしてみんな、生き方に悩んでいる。

そんな悩んでいる人たちは
当たり前だけど死生観なんて考えていない。

死生観を考えることは、
生きること(生き方)に精通するものだと思っています。

⁡納棺師になり半年以上が経ちました。
毎日、一期一会で立ち向かう現場は
とても勉強になり充実し時が経つのがあっという間に。


納棺式も人それぞれで
笑顔溢

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全ての年代が考えるべき、終活のススメ

全ての年代が考えるべき、終活のススメ

終活というと、高齢者や終末期患者など死期が近い人が考えるものだと思いがち。

でも"今"考えてみるコトだと思う。
それは10代〜60代以上全ての人。

死は誰もが訪れるもの。
これは平等に与えられたもの。

それが人によって短いか長いだけ。

先日の納棺師のお志事で終活していた90代の女性を納棺しました。

この体験を通して、書いてます。

お着替えと死化粧と納棺でした。
着替える洋服は着物。

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孤独死は一人ぼっちなのか?

孤独死は一人ぼっちなのか?

先日、納棺師のお志事での出来事。

66歳、男性、脳梗塞
死亡推定時刻12/25
発見時刻1月下旬

そう、発見されるまで約1ヶ月。
家で脳梗塞で倒れて誰にも発見されずに居た。
これが孤独死。

約1ヶ月放置されていた故人様の様子は見れなかった。

黒い納体袋に包まれたまま。
腐敗臭や体の腐敗が見込まれるため開けない選択をしました。

なので状況は分かりません。
遺族も故人様の顔を見れることは出来

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薬業界と葬儀業界で働いて導き出したコロナとワクチンのこと

薬業界と葬儀業界で働いて導き出したコロナとワクチンのこと

2年経っても収まる気配がない現状。
正直、もう飽き飽きしている。
そして意味なく繰り返される規制。

2020年4月に緊急事態宣言と言う
未だかつてない国からの要請で外出自粛。

これは私も只事じゃないと焦りました。
その頃病院で薬剤師の補助の仕事をしていたので
感染してしまうかも?と不安になったことも。

でもそんな不安なんて初夏に消えた。
きっかけはテレビを捨てたことだと思う。

必要ない情報

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新米納棺師のお志事

新米納棺師のお志事

10月から納棺師に転職。 

やっと約2週間目を終えました。

かなり濃い2週間でした。
そんな"ヒヨっこ納棺師"🐥の日々を書いていきます。

納棺師のお志事は基本現場で学びます。
マニュアルもありますが、実際にやってみないと分からない。

自分の目で見て、手で動かさないと始まらない。

葬儀会社から依頼を受け
葬儀会場、自宅などへ行きます。

納棺の儀式を準備しつつ、故人様を綺麗にしていきます

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アラサー女子、納棺師に転職しました。

アラサー女子、納棺師に転職しました。

10月から納棺師へと転職しました。

▷画像は大体の流れである納棺の儀式
※宗教や地域によって違いはあります。

なぜ、納棺師なのか。

まず、この世に生まれた瞬間から"死"は自分にまとわり付き、逃れられないもの。

必ずやって来るものだったら
どんな生き方をしますか。
どんな後悔ない人生を送りますか。

"死"は"生き方"にも比例します。

誰かが亡くなれば、自分の生き方も考えるように・・・

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