藤井青銅
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労使双方が求めている?
本のタイトルが『トークの教室』と決まった時、
「こういう本を出すと、話し方とかトーク術に関する依頼が来るんだろうな」
とは思ってました。
予想通り、とある経営者セミナーから「トークについて話してください」という依頼が来ました。集まった社長さんたちになにか役に立つことを講演する、かなり大規模なセミナー。講師ラインナップを見ると、有名な評論家やアドバイザーや企業経営者の方々がずらずら並んでいます。
チョピンの岩さん(中)
続きです。
かつて『週刊小説』に連作で書いた【相撲おもしろ物語】。その中の一編「チョピンの岩さん」。上・中・下の、中です。
「チョピンの岩さん」(中)【週刊小説 1996年9月13日号】
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この夏場所、赤間岩(あかまいわ)は調子がよかった。初日からいきなり八連勝だ。相撲記者とすりゃその秘密を探りたくなるってもんだ。で、支度部屋に行くと、赤間岩はヘッドフォンでCDを聞いてる。これまでは
チョピンの岩さん(上)
かつて『週刊小説』という雑誌に、ちょっとヘンテコな相撲小説を連作で載せていました。編集部が【相撲おもしろ物語】という連作タイトルをつけてくれました。
何作かありますが、これは単行本には収録されていません。ここにUPしてみます。毎回原稿用紙20枚程度の短編でした。しかしWebで一回で読むには長い。なので上・中・下の三回に分けてみます。
「チョピンの岩さん」(上)【週刊小説 1996年9月13日号】
バランサーふたたび(あるいは、通説とJリーグと八百万の神)
私はラジオの仕事が多い。たぶん性に合っているのだと思う。もちろん、好きだ。だがしかし、だからといって「ラジオというメディアは特別に優れている」と思ったことはない。
私は落語が好きだ。落語脚本も書く。落語紹介番組もやっている。だがしかし、「落語は他の大衆演芸に比べて優れている」と思ったことはない。
私が書くものはドラマでも小説でも番組でも、総じて笑いの要素が強い。喜劇・コメディが好きなのだ。一般