佐藤 隆弘(コピーライター)

「もっと読書を楽しみたい」あなたのために、コピーライター(佐藤)が言葉の裏側から文学作…

佐藤 隆弘(コピーライター)

「もっと読書を楽しみたい」あなたのために、コピーライター(佐藤)が言葉の裏側から文学作品を解説します。Youtube &Podcastにて【佐藤ゼミ オンラインde文学講座】も配信中。

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記事一覧

【はじめての北海道】4泊5日の旅

先日(2024年4月)に、北海道へ旅をしてきました。 これが私にとっての「はじめての北海道」です。 4泊5日の日程で、電車とレンタカーを使って移動しました。 これから…

【吾輩は猫である】 強情さえ張り通せば、勝った気でいる 【夏目漱石】

今回は「吾輩は猫である(夏目漱石)」の一場面を紹介します。興味をもった方は、ぜひ作品を読んでみてください。後半は、函館で「名探偵コナン」の聖地巡礼をした話をして…

【宮沢賢治】それがこれからのあたらしい学問のはじまりなんだ【春と修羅より】

「宮澤賢治 春と修羅 第三集」より「一〇八二 〔あすこの田はねえ〕」の一部を引用して紹介します。 ※YoutubeとPodcastで配信中。お好きなプラットホームでご視聴くだ…

夏目漱石、回転木馬にのる!?【文豪エピソード】

今回の【佐藤ゼミ】では「夏目漱石先生の追憶(寺田寅彦)」より、夏目漱石がメリーゴーランドに乗ったエピソードと、寺田寅彦の師匠・夏目漱石への信頼と愛情が感じられる…

【芥川龍之介 婚約者への手紙】だから文ちゃんなら、大丈夫ですよ【文豪の恋文】

芥川龍之介が、塚本文(結婚して芥川文となる)へ婚約時代に宛てた手紙を紹介します。後半は「追憶 芥川龍之介(芥川文 中野妙子)」を資料に掘り下げて考察します。 ※…

【文豪エピソード】夏目家の「福猫」(夏目鏡子 漱石の思い出より)

夏目漱石の小説といえば「吾輩は猫である」を思い浮かべる人も多いでしょう。今回は「夏目鏡子 漱石の思い出」より、夏目家で飼われていた「猫」についてのエピソードを紹…

雪景色の「東鳴子温泉(宮城県)」で、旅情に浸る。【東北温泉旅】

私にとって「旅」は「少しでも遠くへ、できるだけ長く」というものだった。若い頃は特にそうだった。費用を抑えるために、何時間もかけて電車やバスで移動し、また何時間も…

【夏目漱石】から【高浜虚子】への手紙「人間は、試してみなければわからない」

夏目漱石が高浜虚子へ送った手紙の一節を抜き出して紹介します。新しい世界に向けて挑戦し自分の力を試してみたい、と考えている人におすすめの言葉です。 ※Youtube Podc…

【夏目漱石】あなたの生涯は過去にあるんですか 未来にあるんですか。(野分)【仕事と人生】

夏目漱石「野分」から、高柳が白井道也へ自分の過去を告白する場面を紹介します。白井道也は高柳の言葉に対してどのように答えるでしょうか? 仕事とは? 人生とは? 興…

「どう見ても一個の美術品だ」【夏目漱石 草枕より】

夏目漱石「草枕」から、和菓子を描写している部分を抜粋して紹介します。文豪・夏目漱石の文章力(描写力)に触れてみてください。 ※Youtube Podcast どちらも内容は同…

【夏目漱石】行ける所まで行くのが人生である。(野分より)【名文】

迷っている人、これから新しい世界へ挑戦する人へ「夏目漱石 野分」の一節を朗読して紹介します。 ※Youtube Podcast 共に内容は同じです。利用しやすい方でご視聴くださ…

・私が【起業を決断】した時の話。「荒波を消す方法はないが、乗り越え方はあるかもしれない」

29歳の時、私はそれまで勤めていた塾を辞めて、あたらしく学習塾を始めた。つまり「独立起業」というやつである。 それ以来「起業したきっかけは?」と、幾度となく質問さ…

【バリ島へ行った話】 はじめてのバリ旅日記

2023年の6月にインドネシアのバリ島へ行ってきました。その時の旅日記を書いてみます。移動中などにパラパラ流し読みしていただけると幸い。 【バリ島へ行った話】 ※更…

【宮沢賢治 銀河鉄道の夜】ほんとうにどんなつらいことでもそれがただしいみちを進む中でのできごとなら

今回は【宮沢賢治 銀河鉄道の夜】の一場面を朗読して紹介します。後半は「私の思い出(キャンプ場で眺めた天の川の話)」をしています。 ※Youtube Podcast どちらも内容…

【旅の話】バリ島の人は、本を読まない?

今回のPodcastは【雑談】の回です。「バリ島の土産話をお願いします」とリクエストいただきましたので、前回に引き続き現地のガイドさんと話したことなどをお話しします。 …

【芥川龍之介】美しいと思うもの(追憶より)

今回は、芥川龍之介「追憶」から引用して紹介します。後半は雑談として、先日「バリ島」へ旅行へ行った時のお話をしています。 【関連】もっと芥川龍之介の作品について知…

【はじめての北海道】4泊5日の旅

【はじめての北海道】4泊5日の旅

先日(2024年4月)に、北海道へ旅をしてきました。
これが私にとっての「はじめての北海道」です。
4泊5日の日程で、電車とレンタカーを使って移動しました。

これから少しずつ、旅日記を更新していきます。ガイドブックのように役立つ情報はありませんが、移動中の暇つぶしにでもご利用いただければ幸い。

はじめての「北海道」(以下、更新中)(以下更新中)

【関連】Podcast「佐藤ゼミ」 後半に「函

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【吾輩は猫である】 強情さえ張り通せば、勝った気でいる 【夏目漱石】

【吾輩は猫である】 強情さえ張り通せば、勝った気でいる 【夏目漱石】

今回は「吾輩は猫である(夏目漱石)」の一場面を紹介します。興味をもった方は、ぜひ作品を読んでみてください。後半は、函館で「名探偵コナン」の聖地巡礼をした話をしています。

※YoutubeとPodcastで配信中。お好きなプラットホームでご視聴ください。

※【佐藤ゼミ オンライン文学講座】では、文学作品を通して「考えるヒント」を解説していきます。本格的な文学解説から、文豪の名言や言葉などを、わか

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【宮沢賢治】それがこれからのあたらしい学問のはじまりなんだ【春と修羅より】

【宮沢賢治】それがこれからのあたらしい学問のはじまりなんだ【春と修羅より】

「宮澤賢治 春と修羅 第三集」より「一〇八二 〔あすこの田はねえ〕」の一部を引用して紹介します。

※YoutubeとPodcastで配信中。お好きなプラットホームでご視聴ください。

※【佐藤ゼミ オンライン文学講座】では、文学作品を通して「考えるヒント」を解説していきます。本格的な文学解説から、文豪の名言や言葉などを、わかりやすく掘り下げていきます。読書を通して教養を深めたい、学び直したい社会

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夏目漱石、回転木馬にのる!?【文豪エピソード】

夏目漱石、回転木馬にのる!?【文豪エピソード】

今回の【佐藤ゼミ】では「夏目漱石先生の追憶(寺田寅彦)」より、夏目漱石がメリーゴーランドに乗ったエピソードと、寺田寅彦の師匠・夏目漱石への信頼と愛情が感じられる文章を紹介します。

【関連】もっと夏目漱石の作品について知りたい人はこちら

【佐藤ゼミ】では、日本文学作品解説や文豪エピソードなど、作品を楽しむヒントを提供しています。読書を楽しみたい人、大人の教養を身につけたい人、社会人の学び直しなど

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【芥川龍之介 婚約者への手紙】だから文ちゃんなら、大丈夫ですよ【文豪の恋文】

【芥川龍之介 婚約者への手紙】だから文ちゃんなら、大丈夫ですよ【文豪の恋文】

芥川龍之介が、塚本文(結婚して芥川文となる)へ婚約時代に宛てた手紙を紹介します。後半は「追憶 芥川龍之介(芥川文 中野妙子)」を資料に掘り下げて考察します。

※Youtube版 Podcast版 ともに内容は同じです。

・Youtubeチャンネル【佐藤ゼミ】では、文学作品解説や文豪エピソードなど、文学を楽しむヒントを提供しています。読書を楽しみたい人や、社会人の学び直しなど、気になった人はチャ

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【文豪エピソード】夏目家の「福猫」(夏目鏡子 漱石の思い出より)

【文豪エピソード】夏目家の「福猫」(夏目鏡子 漱石の思い出より)

夏目漱石の小説といえば「吾輩は猫である」を思い浮かべる人も多いでしょう。今回は「夏目鏡子 漱石の思い出」より、夏目家で飼われていた「猫」についてのエピソードを紹介します。後半は「占いを信じますか?」という質問に答えます。

※Youtube版 Podcast版 ともに内容は同じです。

【関連】もっと夏目漱石の作品について知りたい人はこちら

・Youtubeチャンネル【佐藤ゼミ】では、文学作品解

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雪景色の「東鳴子温泉(宮城県)」で、旅情に浸る。【東北温泉旅】

雪景色の「東鳴子温泉(宮城県)」で、旅情に浸る。【東北温泉旅】

私にとって「旅」は「少しでも遠くへ、できるだけ長く」というものだった。若い頃は特にそうだった。費用を抑えるために、何時間もかけて電車やバスで移動し、また何時間もかけて帰ってくる。下手すると、現地で過ごす時間よりも移動の時間の方が長いのではないか、ということもあった。

しかし最近は「ゆっくり、ていねいに時間を過ごす」ことが「旅」の目的になりつつある。移動距離を減らし、地元周辺をゆったり旅することが

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【夏目漱石】から【高浜虚子】への手紙「人間は、試してみなければわからない」

【夏目漱石】から【高浜虚子】への手紙「人間は、試してみなければわからない」

夏目漱石が高浜虚子へ送った手紙の一節を抜き出して紹介します。新しい世界に向けて挑戦し自分の力を試してみたい、と考えている人におすすめの言葉です。

※Youtube Podcast どちらも配信の内容は同じです。視聴しやすいプラットホームでお楽しみください。

・Youtubeチャンネル【佐藤ゼミ】では、文学作品解説や文豪エピソードなど、文学を楽しむヒントを提供しています。読書を楽しみたい人や、社

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【夏目漱石】あなたの生涯は過去にあるんですか 未来にあるんですか。(野分)【仕事と人生】

【夏目漱石】あなたの生涯は過去にあるんですか 未来にあるんですか。(野分)【仕事と人生】

夏目漱石「野分」から、高柳が白井道也へ自分の過去を告白する場面を紹介します。白井道也は高柳の言葉に対してどのように答えるでしょうか? 仕事とは? 人生とは? 興味をもった方は、ぜひ「野分」を読んでみてください。

※Youtube Podcast どちらも配信の内容は同じです。視聴しやすいプラットホームでお楽しみください。

【関連】夏目漱石 作品解説

・Youtubeチャンネル【佐藤ゼミ】では

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「どう見ても一個の美術品だ」【夏目漱石 草枕より】

「どう見ても一個の美術品だ」【夏目漱石 草枕より】

夏目漱石「草枕」から、和菓子を描写している部分を抜粋して紹介します。文豪・夏目漱石の文章力(描写力)に触れてみてください。

※Youtube Podcast どちらも内容は同じです。利用しやすい方で、ご視聴ください。

・Youtubeチャンネル【佐藤ゼミ】では、文学作品解説や文豪エピソードなど、文学を楽しむヒントを提供しています。読書を楽しみたい人や、社会人の学び直しなど、気になった人はチャン

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【夏目漱石】行ける所まで行くのが人生である。(野分より)【名文】

【夏目漱石】行ける所まで行くのが人生である。(野分より)【名文】

迷っている人、これから新しい世界へ挑戦する人へ「夏目漱石 野分」の一節を朗読して紹介します。

※Youtube Podcast 共に内容は同じです。利用しやすい方でご視聴ください。

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・私が【起業を決断】した時の話。「荒波を消す方法はないが、乗り越え方はあるかもしれない」

・私が【起業を決断】した時の話。「荒波を消す方法はないが、乗り越え方はあるかもしれない」

29歳の時、私はそれまで勤めていた塾を辞めて、あたらしく学習塾を始めた。つまり「独立起業」というやつである。

それ以来「起業したきっかけは?」と、幾度となく質問された。時には大学生から「起業した時の話をしてほしい」と依頼を受けて講演をしたりもした。おそらく、そのような質問をした人の頭の中には「起業するってことは、なにか特別な志とか、きっかけがあったのでは?」という気持ちがあるのだと思う。

仕事

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【バリ島へ行った話】 はじめてのバリ旅日記

【バリ島へ行った話】 はじめてのバリ旅日記

2023年の6月にインドネシアのバリ島へ行ってきました。その時の旅日記を書いてみます。移動中などにパラパラ流し読みしていただけると幸い。

【バリ島へ行った話】 ※更新中PodCast「バリ島の人は、本を読まない?」

【宮沢賢治 銀河鉄道の夜】ほんとうにどんなつらいことでもそれがただしいみちを進む中でのできごとなら

【宮沢賢治 銀河鉄道の夜】ほんとうにどんなつらいことでもそれがただしいみちを進む中でのできごとなら

今回は【宮沢賢治 銀河鉄道の夜】の一場面を朗読して紹介します。後半は「私の思い出(キャンプ場で眺めた天の川の話)」をしています。

※Youtube Podcast どちらも内容は同じです。利用しやすい方法でご視聴ください。

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【旅の話】バリ島の人は、本を読まない?

【旅の話】バリ島の人は、本を読まない?

今回のPodcastは【雑談】の回です。「バリ島の土産話をお願いします」とリクエストいただきましたので、前回に引き続き現地のガイドさんと話したことなどをお話しします。

特に人生を豊かにするような教訓も、ためになる情報もありませんが、移動の時間などに聞き流してみてください。

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【佐藤ゼミ】では、文学作品解説や文豪エピソードなど、文学を楽しむヒントを提供して

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【芥川龍之介】美しいと思うもの(追憶より)

【芥川龍之介】美しいと思うもの(追憶より)

今回は、芥川龍之介「追憶」から引用して紹介します。後半は雑談として、先日「バリ島」へ旅行へ行った時のお話をしています。

【関連】もっと芥川龍之介の作品について知りたい人はこちら

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