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あのとき、言葉があったなら
MONO NO AWAREの曲に「言葉がなかったら」という歌がある。
言葉でわかり合おうとしても、限界がある、わかり合うことができない。だったら、いっそ「言葉がなかったら」わたしたちはどう分かり合おうとするだろうか。もしかすると、もっとわかり合うことができるかもしれない。そんな可能性を示唆している歌だと解釈している。
最近「言葉があったなら…」と思うことが多い。会話することが怖い。うまく言葉が
「なぜヴァイオレットの手紙は、人の心に響くのか」
最近は、「ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン」にどっぷりハマっている。映画を見たのは先々週だが、それ以来、サントラを流し続けながら、色々な問いを頭に浮かべては、作品のことを思い出している。
まだ見ていない人は、ぜひ。(Netflixで見れます)
舞台は、オランダのライデン。電話が普及する少し前の頃で、長い戦争が終わり、平和が訪れた。人々は戦争による傷を心に抱えながらも、新しい時代への希望が溢れて
「留学で日本人と過ごしたらダメ」で、「一人暮らしで食洗機は贅沢」の呪い
雨がよく降るこんな日は、その濡れた空気の匂いから、RainCityと呼ばれるシアトルに半年間留学していた時の感覚が再現される。
郊外にあるホームステイ先の家で、外が暗くなるのが早すぎる11月。語学学校に通いながら、インターンをしていたわたしは、その日の出来事をシェアしたいと思ったけれど、Iphoneに表示された写真を、SNSにアップするか悩んでいたのだった。
ぐるぐるにまいたマフラーに顔を埋め
「良い定義」ってなんだろう
最近「良い定義」とそうでない定義があるような気がして、少し考えている。定義は、基本的にコミュニケーションを円滑に行うために行われるものだと思うが、なんだか良いものとそうでないものがある気がしている。
たとえば「日記」を定義するとして、「日記とは、毎日の出来事や感想を記録したもの」なんて言われても、「それはそうなんだけども…」という気持ちにならないだろうか。
「共感」とは?最近、会社の上司が「共
服を買いに行くのがどうしても苦手
今年で26歳になるが、恥ずかしながら服を買いに行くのが苦手だ。どうしても服を売っているお店に行くと、アウェーに感じてしまう。
多くの人は、学生時代もしくは社会人になったタイミングで、身だしなみを意識して、服にお金や時間をある程度使い始める。それによって学びながら、服を買うことに慣れていく…そういうケースが多いと思う。僕はそうしてこなかったから、学び忘れてきた感覚だ。
だから、服を買うというテー
本屋に通ってしまう病
「本屋に行くことは、旅行である」というフレーズを耳にした。僕はとても共感できる。本屋に行くだけで、あらゆる思考や感情を体験することができるからだ。
僕が本屋に行くのには、3つのパターンがあると思う。「情報収集」「仲間との出会いを求めて」「未知との出会いを求めて」である。
1つ目は、情報収集。
このパターンは、おおよそ2つある。まず、ある程度狙いが定まっていて、特定のテーマやキーワードをもとに
相手の良いところを見る宣言
ちょうど二ヶ月ほど前の土曜日、一人でアウトレットに買い物に行った。
お昼ご飯に、お蕎麦を食べることにした。大きな窓ガラスからはドッグランも併設された広い芝生の広場が見える開放的な内装だったので、お店は即決。麺類の中では、フォーと蕎麦がトップ争いを何年も続けているが、この日は完全に蕎麦の勝利だった。
お蕎麦おいしい〜!わたしもちょっと良い値段出してお蕎麦食べて、ランチにスパークリングワインを付けら