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「無駄づかいしない」という新年の目標は、おそらくだけど達成されないので、行動分析もどきしてみた 〜死人テストのすすめ〜

新年早々わたしと会うと「今年の目標は?」とかめんどくさいことを聞かれてたみなさま、あけましておめでとうございます。雑談のスキルが低くて申し訳ありませんでした。

さてさて、その中で「無駄遣いしない」の目標に出会ったときに、「おそらく、達成されないまま終わるな・・」ととっさに思ったので、応用行動分析もどきの視点で、わたしなりの「いい目標の立て方」を考えてみました。

(ちなみに、今年のモットー的なのりで「無駄遣いしない」を語ってくれた彼のストーリーもとても良かったのですが、今回は目標を達成させるという視点で買いてみるよ。)

目標の立て方のコツ①「解決策となる”行動”で設定する」


例えば、無駄遣いしないという目標は、一見行動のように見えて「〜しない」意志の目標なので、実は結局何をしたらいいのかわかっていない場合が多いのですよね。

あくまで無駄遣いをしているという状況=「課題」であって、「解決策」にはなっていないケース。

なので、例えば。

・1日に使うお金のみを持ち歩く
・コンビニに寄れない道を歩いて帰る
・Amazonでは「買いものカゴに入れる」(Not今すぐ買う)

など、具体的な行動にするのがオススメ

おすすめは死人テストをしてみること

「これって行動?」と思った方には、「死人テストDead-man test」がオススメ。要は、「死人にもできることは行動ではない」というもの。

行動分析学では「否定形」「受け身形」「状態」で表現されることで、今回の「無駄遣いしない」は否定形にあたる。死人は無駄遣いしないよね、という話。

他にも「今年は怒られない」は受け身であって、相手主体の目標になるので達成しづらいし、「頑張らない」とかも状態になるので、達成基準が曖昧になるので、NG。(死人は頑張れないよね・・)

なので、「〜〜しない」という目標を立ててた方は、「それしてないときって、何をしてる時のこと?」と質問してみるといいかと!

「無駄遣いしてない時?え〜っと、自炊してる時かな?」であれば、「週に3回は自炊する」に変えたほうが、ぐっと成功率が上がります。

とはいえ「自炊か〜」って気が重くなるはず。目標はできる限り「できそうな感じ」がするものを立てたいものです。ということで、次!

目標の立て方のコツ②「普段の自分を、観察する」


そもそも自炊をすることが難しくなってしまう、「問題の背景要因」
を探します。
主に、環境要因と個人(スキル&特性)要因の2つの視点で観察。

環境要因は、例えば「いつも帰り道にコンビニがある」「家のキッチンが狭すぎて料理する気が起きない」「昔から家族で外食が多かったのでイメージが湧いてこない」「調味料が揃ってない」などですね。

環境要因が大きそうだな、と思ったら「コンビニがない道で帰る」「引っ越す」「キッチンを改装する(設備揃える)」「自炊記録を友達と共有して楽しむ」「料理のインスタをフォローする」とかが目標になりそう。

個人(スキル&特性)要因は、「料理の仕方がよくわからない」「料理のようなマルチタスクが苦手」「片付けがめんどくさい!」など。

これには「料理本を買い1Pから作る」「鍋1つでできるレシピに絞る」「5日分のレパートリーを覚えて反復する」「食洗機を買う」「Oisixなどのような食材とレシピの宅配サービスを使ってみる」とかが目標になるイメージです。

無意識にやっていることを観察して、分析して、じゃあ何をしたらできるようになりそうか?と考えてみると、いい感じな目標が立ちそうです。

気持ちをしゃんとするための目標として「今年は素直でいるぞ」と立てた私ですが、これをもっと行動目標に落とし込むのも楽しそう。
素直でいれない時ってどんな時?逆にいられる時は?と自分を観察しながら、じゃあ〜〜な時は〜〜してみよう!ってカジュアルに達成できそうな目標をたててみよーっと!

一緒にやってくださる方も、募集中です!

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♪うちで踊ろう / 星野源

これもStayhomeという曖昧な目標を、具体的な行動に落としたいい例ですよね、ということで。





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