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相手の良いところを見る宣言

ちょうど二ヶ月ほど前の土曜日、一人でアウトレットに買い物に行った。
お昼ご飯に、お蕎麦を食べることにした。大きな窓ガラスからはドッグランも併設された広い芝生の広場が見える開放的な内装だったので、お店は即決。麺類の中では、フォーと蕎麦がトップ争いを何年も続けているが、この日は完全に蕎麦の勝利だった。

お蕎麦おいしい〜!わたしもちょっと良い値段出してお蕎麦食べて、ランチにスパークリングワインを付けられるくらいになったんだな(感慨深い)などと、日頃のわたしを労った。
景色も良いな〜。芝生の広場で遊ぶファミリーも良い感じだな〜。小さい子、めっちゃ走ってる、結構速いな。お父さん頑張れ!息切れてるよ!そこも含めてたのしそう〜。

…あちら側にわたしはなれるのか?

怖い!考えるのが怖すぎる!なりたいけど、どこかでなれないと思っていることに気が付いた。結婚願望が無いわたしだが、ちょっと考えてみた。相手がわたしを選んでくれるかどうかは置いておいて、パートナーを想像してみた。

その時のメモがこれだ。
理想が高い人だと思わないでほしい。この時、結構酔っている。そもそも、今まで理想の結婚相手なんて考えたこともなかったのだから、そのあたりは多めに見てほしい。

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このメモを、『さんぽ』のB面メンバー・大城に見せた。
この手の話題が上がることなど一度もなかったため、大城はiPhoneの絵文字のようなびっくりフェイスだったが、ちゃんと見てくれた。内容には共感できるものもあったらしく、大事だよね〜と頷きあった。

続けて、大城が言った。
「〜ない、で書かない方が良いよ。悪いところしか見えてこなくなるから。」

その通りすぎる。もう一度メモを見てみよう。酔ったわたしは、相手の悪いところだけをドリップしていた。語尾がほぼ「ない」で揃っている。これではまるで、売れてないラッパーのメモだ。

相手の良いところを見る。
今まで割と得意だったことのはずだが、いまいちできなくなっているようだ。これは意識して変えていく必要がある。だからこうして、文章に残して記録して、ここに宣言する。



ダメなところより、良いところを見たり考えたりしてる時の方が、自分自身がまず明るい気持ちだし、元気な気がする。多分、売れてるラッパーは人を元気づける歌詞を書いてるはず。
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Jam&Jam/韻シスト

村松美紀

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