山帰來

朝、窓を開けると木々や植物たちの香り。そして鳥の囀りが降りてくる高尾集落。標高324m…

山帰來

朝、窓を開けると木々や植物たちの香り。そして鳥の囀りが降りてくる高尾集落。標高324mの古民家に住人と猫3匹と共に日々淡々と過しています。自然と共に、動物と共に、仲間と共に遊ぶ日々を綴る山暮らし。そんな毎日をたまには覗いてみてください。あなたの暮らしの繋がりになりますように。

記事一覧

実が生ることとは?

朝日のような満月。 フクロウが大きく鳴いている。 この夜空にカラスが一羽、悠々と登場していった。 最近、自分の名前の意味を思い出してきた。 漢字からの意味。読み仮…

山帰來
6日前
1

今。

時間は減ることも増えることもなく、ただ「今」に在る。 だから安心して今に存在しなさい。 夕方、ハイヤーセルフから届いたメッセージ。 人はとびきりの喜びや突然のアク…

山帰來
13日前

山帰来に会う。

今日は集落の道普請。山道の側溝さらいや掃除をしていてふと可愛い葉っぱが目に留まった。あれ?山帰来じゃない?この形…。近づくとやはりそう。 ああ、会えた。嬉しいな…

山帰來
1か月前
2

ぷくぷく紋ちゃん。

毎年冬にやってくる紋付鳥の紋ちゃん。 3月の猛吹雪、元気な声で雁木に登場! 感染症の初期の流行のころ、3月、交通機関がガラガラになった日…高尾に鳥の群れ。なんだか見…

山帰來
2か月前
2

調和

坂屋の神様まで行く道のひとつのルートに、こうやって岩の上に立っている木が幾つかある。 山を歩けば互いの根っこを絡ませながら共存している木や川の上をまたいでトンネ…

山帰來
2か月前
2

地上に舞い降りる星たち

この惑星には無数の雪が舞い降りて月夜をあかるく照らす。 その雪たちひとつひとつ、形の異なる姿で降りてくる。 まるで星のかけらのように。 蔓日々草の上にもね。 もう…

山帰來
3か月前
2

春の雪、温の雪。

毎朝の太陽の散歩道…この真っ白なひかり。 入眠の瞼から私を照らす道案内。 幾夜も暗闇の中に現れては「ここにいるよ。照らしているよ。」 と教えてくれる。圧倒的な存在…

山帰來
3か月前
2

2025 0705 ん?

その日のために騒いでいるのか、何の目的で噂になっているのか、な?と思う。自分の内側に耳を澄まして静かに静かに聴いてみるといいよね。 引っ張られる必要はないよ。自…

山帰來
5か月前
1

深呼吸は木と共に

大好きな木に会うと手を触れて道管を辿ってくように深呼吸する。 吐くときは木の根っこの先まで潜り、吸っては木の天辺まで広がり…を繰り返す。すると色んな世界が見えて…

山帰來
5か月前
2

凛々と。

昨日からの降雪で朝は真っ白。凛とした空気。 雪の降り始めはとてもとても寒く感じる。 晩秋が一夜にして初冬になる日。 胸に広がる景色も一変する。 この瞬間が好きだ。 …

山帰來
6か月前
1

愛さないの?

晩秋と初冬の狭間で行き交う気持ちの数々を、波を描いて通り抜けていく風。猫は薪ストーブの前で甘えん坊の恰好。撫でられるのを時折ジッと見ながら待っている。お天気雨も…

山帰來
6か月前
2

さざれ石

今日、岩殿山明静院へ行ってきました。 さざれ石と日陰のかずらの写真です。 上が大国主命と奴奈川姫が生活をされていた岩屋で建御名方命がお生まれになった場所だそうで…

山帰來
6か月前
3

出会うものは

今日行ったカフェで会ったお皿。 パワフルに手のひらを大きく広げたよう。 一目で気に入って一緒にお家に帰ってきました。 こんな風に「見つけた!」と思える日々の幸せ。 …

山帰來
6か月前
1

ありのままで、行き先は未来へ

息子が手術のため入院中で私が家に戻ってきた時、真っ先に行く先は神社のけやきさん。 「けやきさん、ただいま。いつもありがとう。」と話すと てっぺんの葉っぱから「ぱら…

山帰來
8か月前
2

夏至の空は

夏至の夕暮れ、ふと窓から見える空の広いこと…夏の光の眩しいこと。 朝晩はやけに涼しく半袖と長袖が行ったり来たり。 山の中に入っていくと指先がピリリと敏感になる。 …

山帰來
11か月前
3

一歩一歩

久しぶりに書きたい気持ちになった。 初夏というには涼しい、寒暖差の大きな日々。身体も心も乾物のようにゆっくりと戻して今やっと開いたところ(笑)かな。 悲しいと感じる…

山帰來
11か月前
実が生ることとは?

実が生ることとは?

朝日のような満月。
フクロウが大きく鳴いている。
この夜空にカラスが一羽、悠々と登場していった。

最近、自分の名前の意味を思い出してきた。
漢字からの意味。読み仮名からの意味。日付の意味。数字の意味。色んなヒントがそれぞれの人の名前にあって、それを思い出す瞬間が…ふと、あるよね。早く目覚めた朝の散歩は思い出すこといっぱい。
姫女苑や春紫菀と共に歩く道のり。初夏の香りがする。

今。

今。

時間は減ることも増えることもなく、ただ「今」に在る。
だから安心して今に存在しなさい。
夕方、ハイヤーセルフから届いたメッセージ。

人はとびきりの喜びや突然のアクシデントに出くわしたと感じた時に、今を意識することが多いね。
けれど、今の連続を積み重ねた時の心地よさ。それが光に変わる時。

人は灯台の明りを探すのではなく、灯台になるんだ。

山帰来に会う。

山帰来に会う。

今日は集落の道普請。山道の側溝さらいや掃除をしていてふと可愛い葉っぱが目に留まった。あれ?山帰来じゃない?この形…。近づくとやはりそう。
ああ、会えた。嬉しいな。と話していると聞いていた近所のお父さんが株を抜いてくれた。「よく来てくれたね。」抱えながら心の中で話し掛ける。

そして夕方。
湯船に浸かってグラウディングしていると止め処なく涙が溢れてきた。
会えたことの幸福、ありがとう。この地球が、自

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ぷくぷく紋ちゃん。

ぷくぷく紋ちゃん。

毎年冬にやってくる紋付鳥の紋ちゃん。
3月の猛吹雪、元気な声で雁木に登場!
感染症の初期の流行のころ、3月、交通機関がガラガラになった日…高尾に鳥の群れ。なんだか見たことない鳥の大群が半日空を行ったり来たり。
異様な光景だった。
あれから何故か多種多様な鳥が増えた。紋ちゃんはずっと前から来てくれてたけれど、ツバメが居なくなり、スズメが去り、違う種類の鳥たちが来た。
最近になってスズメがまた姿をみせ

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調和

調和

坂屋の神様まで行く道のひとつのルートに、こうやって岩の上に立っている木が幾つかある。
山を歩けば互いの根っこを絡ませながら共存している木や川の上をまたいでトンネルを作って立っている木もある。
木も石も川も、そう、いつだって自然は私たちに調和を教えてくれる。

人は人、自分は自分と隔たりを作るのではなく…あらゆる現象は姿かたちを変えて私が映し出したものだと捉えれば、皆自分だと思える。

山を歩き杉の

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地上に舞い降りる星たち

地上に舞い降りる星たち

この惑星には無数の雪が舞い降りて月夜をあかるく照らす。
その雪たちひとつひとつ、形の異なる姿で降りてくる。
まるで星のかけらのように。

蔓日々草の上にもね。
もう芽が出てきている。分かるかな?

「そう遠くない未来、宇宙からの種を受け取れるようになるよ。」
そう言われている。その時を私は信じている。

そして言葉をキャッチする自分を信じている。
だから仲間を、この地球という名前の星を、信じている

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春の雪、温の雪。

春の雪、温の雪。

毎朝の太陽の散歩道…この真っ白なひかり。
入眠の瞼から私を照らす道案内。
幾夜も暗闇の中に現れては「ここにいるよ。照らしているよ。」
と教えてくれる。圧倒的な存在感。

孤独な夜なんて存在しない。
誰だって、そう、あなただって繋がっている。

2025 0705  ん?

2025 0705 ん?

その日のために騒いでいるのか、何の目的で噂になっているのか、な?と思う。自分の内側に耳を澄まして静かに静かに聴いてみるといいよね。
引っ張られる必要はないよ。自分が最高の相棒じゃん。

深呼吸は木と共に

深呼吸は木と共に

大好きな木に会うと手を触れて道管を辿ってくように深呼吸する。
吐くときは木の根っこの先まで潜り、吸っては木の天辺まで広がり…を繰り返す。すると色んな世界が見えてくる。根っこの先にランプの灯る温かい棲み処、天辺からは無限に広がる虹色の空。
逞しくしなやかな空気を身体いっぱいに吸い込む。

花々の呼吸はもっと繊細。じっと見つめると吐息も溜息も聴こえてくるよ。
庭も畑もその周りの集落も山も、それぞれの場

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凛々と。

凛々と。

昨日からの降雪で朝は真っ白。凛とした空気。
雪の降り始めはとてもとても寒く感じる。
晩秋が一夜にして初冬になる日。
胸に広がる景色も一変する。
この瞬間が好きだ。
冬が来た。
雪が冬を連れてきた。

光と影。
谷に溜まっていた霧がのぼっていく。
心の靄も一緒に乗せてのぼっていく。
晴々と青空。
私の胸にも広がる。

愛さないの?

愛さないの?

晩秋と初冬の狭間で行き交う気持ちの数々を、波を描いて通り抜けていく風。猫は薪ストーブの前で甘えん坊の恰好。撫でられるのを時折ジッと見ながら待っている。お天気雨も、虹の紫色も、木々の話し声も…私の大好きな世界で起きている。
悲しい気持ちになったら、なんで悲しいのか自分の中に問えば答えてくれる。苦しくて息が詰まったら、深呼吸して身体に風を入れるんだよ。
窓を開けて新しい光を浴びて、それでも涙が止まらな

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さざれ石

さざれ石

今日、岩殿山明静院へ行ってきました。
さざれ石と日陰のかずらの写真です。

上が大国主命と奴奈川姫が生活をされていた岩屋で建御名方命がお生まれになった場所だそうです。
下の写真は弘法大師の硯岩です。

岩の前に立つとものすごいエネルギーに手が痺れてピリピリしていました!
高圧のシャワーを浴びているかのよう。
歴史がなかなか覚えられない私ですが、自然がもつエネルギーには敏感です(笑)

ここに来るま

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出会うものは

出会うものは

今日行ったカフェで会ったお皿。
パワフルに手のひらを大きく広げたよう。
一目で気に入って一緒にお家に帰ってきました。
こんな風に「見つけた!」と思える日々の幸せ。

朝歩く参道も、毎日が新しく出会う場所。
いつも、いつの日も、愛おしく踏みしめる道。
毎朝生まれ変わる景色の中を新しい自分が歩いていく。

ショートドライブをしていたら、こんな素敵な道を見つけた。
車を停めてしばし歩く。
ふと、思い立っ

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ありのままで、行き先は未来へ

ありのままで、行き先は未来へ

息子が手術のため入院中で私が家に戻ってきた時、真っ先に行く先は神社のけやきさん。
「けやきさん、ただいま。いつもありがとう。」と話すと
てっぺんの葉っぱから「ぱらぱらぱらっ」と雫の答え、お帰りの雨が降ってくる。
こんな時、とびきりの幸せを感じる。

単純に心に感じたこと。ありのままのこと。
それは子どもの自分になっていればいいんだよね。
この気持ちのまま未来へ。
この気持ちを中心に置いて駒をまわせ

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夏至の空は

夏至の空は

夏至の夕暮れ、ふと窓から見える空の広いこと…夏の光の眩しいこと。
朝晩はやけに涼しく半袖と長袖が行ったり来たり。
山の中に入っていくと指先がピリリと敏感になる。
凛とした空気のところ。心地よさを感じるところ。
それは様々だけれど、大きいカーブの真ん中や深い沢は山の境目、時間の折り目。

私にとって夏至はゆったりと大きな川を渡るような感じ。
腰まで浸かる川を足元を確かめながらゆっくり歩いて横断してい

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一歩一歩

一歩一歩

久しぶりに書きたい気持ちになった。
初夏というには涼しい、寒暖差の大きな日々。身体も心も乾物のようにゆっくりと戻して今やっと開いたところ(笑)かな。
悲しいと感じることがあっても、1分も過ぎればそれは過去になり、翌日になれば化石と化している。嬉しいと感じたらそこに水を張ってたっぷりと水面に浮かんで蓮の葉に。それは芽を育て花になる。
そんな風に生きればいい。
楽天的過ぎやしないかい?そんな風に言われ

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