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私の夏になってください
梅雨の水無月なんて過ぎ去って早く夏になればいいのに。
夏が好き。
夏って、幻みたいだ。
毎年必ず夏を生きているはずなのに夏が終わってしまうとその日々が夢だったみたいに思える。風に押されて身体を覆う花火の煙の匂いも、履きなれない下駄から鳴るカランコロンという音も、汗で肌にひっつくシャツの感触も、夏を終えてしまうとはっきりと思い出せない。蜃気楼に攫われて消えていく記憶の欠片をどうにか守ろうとするけ
ひとりぼっちのひとりごと
好きなバンドのライブのチケットをまたしても手に入れられなかった。
明日はテストだけれどなぜか今アイロンで髪をストレートにしている。どうせ今寝てしまえば翌朝には芸術的な寝グセが完成しているだろうというのに。
時刻は23時、23時00分。今日はひとりごと。つらつらと。連ねていく。
独り占めしたいじゃない。好きなんだもん。
今年に入って3度目。大好きなバンドのライブに申し込んだ。
3度目の正直。