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冬の陽ざしと長い影。

■想像力の交差点。
・最近のニュース、「ハノイ市人民委員会発表、『2024年クリエイティブデザインフェス/想像力の交差点』が来月ホアンキエム区『8月革命広場』にて開催」。
・同委員会は「国連教育科学文化機関(ユネスコ)創造都市ネットワーク(UNESCO Creative Cities Network=UCCN)における2024~2025年の活動計画を承認。この中で市はクリエイティブ活動を促進するとともに、UCCNの枠組みで行われるイベントを広く紹介。クリエイティブ・デザイン分野で活動する組織・個人に参加を呼び掛ける」。

■2024年クリエイティブデザインフェス。
・この一環として「同フェスを地域および国際的な年次イベントとして開催。イベントを通して国内外のクリエイターや観光客を誘致、市の文化産業発展に寄与していく」。ちなみに同市は2019年にUCCNに認定されている。
・2024年テーマは『想像力の交差点』として、『8月革命広場』にて開催される他、市内の文化遺産スペースと伝統工芸村で各種催し物も実施され、また展示会、セミナー、若者の都市空間構築への参加を奨励すべくデザインコンペ等の開催も予定」する。

■南北はまるで異なる国のよう。
・余談、以前私の『note(北部と南部まるで異なる国のよう)』でベトナムの首都・ハノイや北部の特徴として「ホーチミンがある南部に比べて北部は落ち着きがあり、秘密主義、詩などの文化・芸術を好み、また自己主張は強いが内向的な性格、家族や礼儀を重んじる」と綴った。
・「詩などの文化・芸術を好む」事から北部で上述の同フェスがハノイで開催される事は必然だったのだろうか。乾季と雨季2シーズンの南部より四季のある北部では詩を詠いたくなるのだろうか。
・ホーチミンや南部は赤道に近く冬でも太陽の位置が比較的高い。一方、北部の冬は太陽の位置が低くなるため冬の柔らかい陽ざしがホアンキエム湖周辺の木々や建物の影を長くしハノイ旧市街の景色は、何とも言えない豊かさと心地良さと安らぎに包まれて時に私はハノイを想い恋しさを抱く。そして、それは懐かしい人々に逢いたいからだけではない事に気づかされる。

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