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僕がロンドンでカツアゲにあった話


hiya!😭



僕がロンドンでカツアゲされた話をしよう




あれは今年の1月だった。



その日は平日でいつも通り授業があり、いつも通り授業を受けた。
media入門の授業が終り、時刻は夜の六時。


寮が一緒で授業を一緒に受けていた日本人の友達といつものように帰宅する事にした。


帰路でたわいも無い話をする。「あのイタリア人の子可愛くね?」「あそこのサンドイッチ腐ってね?」マジでくだらん話しかしないが笑。




僕たちはいつも帰宅するときや通学する際にサッカーコート場の横の狭い路地をつかう。なぜそんな道を使うかっていうと多分正規の道より30秒ぐらい速くつけるらしい。というかそう信じている。実際の所はわからないけど。


そこの路地って少し治安悪目であり、人通りも少なめ、夜になるとまあ怖い。
慣れてきたらまあ大丈夫。



そこの路地は少し狭いので、二列になると窮屈、一列になると少し余裕あると言うぐらいの微妙な広さだったので僕たちはいつもそこを一列で帰っていた。



まあ皆さんの予想通り、その日もそこの路地を使って帰る訳だが、事件は起きた。



そこの路地を使って帰っていた所、見るからに柄の悪そうな青年二人組が自転車に乗って反対側からやって来た。雰囲気はうーん18才ぐらいの幼げがあるしかし大人ぶりたいと行った所だろうか。ちょっとヤンキー感あった。



彼らは一列になり、自転車に乗ったまま、一列になった僕たちとすれ違う。本当に狭い路地なだけに自転車との間隔も狭かった。



そこで何とその青年が僕に自転車を少し掠めて来た。掠めたと言うより少し当たったと言った方がわかりやすいだろうか。その青年は謝る事無く、こっちを気にするようなそぶりも無く、まるで何事も無かったかのようにそのまま二人で過ぎ去って行った。


トラブルに発展する可能性を避けたため、ふざけんな!とか口には出さなかったものの過ぎ去った後、

「ちっ、あぶねーな、なんやねんあいつら」
と友達と愚痴ってったら、、、、なんと


(ここから先は全く予測出来なかったシナリオなのだが)



友達が過ぎ去って行った二人組に対し、


「Fu*k off!」と叫んだのだ。



おい!やめとけって、、
と思ったのも虚しく、奴らにがっつり聞かれてしまった。



奴ら「はあ?!!!今何つった?」

僕「これやばくね?奴らくるぞ」

奴らは猛スピードでリターンしてきて、

僕たちはあっという間に囲まれてしまった。

奴ら「お前ら今俺らのことを侮辱したよな?どっちが言った?!」

僕「誰も言ってないよ!さっきの通りすがった違うおじさんが言ってたよ!」

奴ら「うるせえ、そんな訳ねえだろうが!」

あー怖い、僕の騙し文句なんて通じない。畜生。



五分ぐらいの激しい尋問が続き、

ついに俺がやったと自白する友達。


「お前ふざけんなよ、舐めてんのか!」とガチギレする奴ら。


「calm down calm down!」と必死に友達を守りつつ、頭に血の上った奴らを落ち着かせようとする僕。



地獄絵図が完成した。



僕はカームダウン言い過ぎて多分、一生分の「calm down」をあそこで使ってしまっただろう。


痺れを切らした友達が警察に電話しようと、ケータイを取り出す。


すかさず二人組の一人が、彼の手からスマホを取り上げた。


奴ら「このスマホ地面に叩きつけてぶっ壊すぞ!」

あかーん。絶体絶命ってこう言う状況なのか。



どうする、、、よく考えろ。。。よく考えるんだ!この状況を打開する選択肢を思い付け!

選択肢は二つのうちの一つ!!

① 力付くで取り返し、走って逃げる。
② 奴らをなだめて、和解して返して貰う。



① は現実的では無い。奴らが凶器を持ってる可能性もあり、取り返せたとしても僕たちのバッグには沢山の教科書やパソコンがあり重く、機動力に欠ける。それに奴らは人類の科学の結晶である「自転車」を持っている。機動力は十分。



これは消去法で②しかない。②が確実に成功する保証はないがやるしかない。
と脳内でこの決断だ!と思った瞬間、、



奴らの内の一人が「お前ら表出ろ!」と。



そう僕たちは今、細い路地の中間地点みたいなところで、抗争に巻き込まれて、
奴らも細い路地の中間地点みたいなところで抗争に巻き込んで来たので、奴らからしたら、「狭いとこで喧嘩すんのもなんだから、広いとこ出ろよ」と。


僕らは強引に表に移されて、ついにこう言い渡された。


「お前ら20ポンド出せ。そしたらこのケータイは返してやる。」



うおおおおおおおいマジか、、これってあのカツアゲってやつじゃん。
絡まれて金要求された事なんてクソ田舎に住んでた中学生ぶりだ。


僕は地方で育ったのでこう言う緊迫した状況には慣れていたが、
東京生まれの東京育ちの生粋のシティボーイの相方は完璧固まってしまった。



でも僕たちは少し安心していた。


と言うのも、僕たちは現金を持っていなかったからだ。
(ロンドンは超カード社会なので現金を持ち合わせる必要がない。持ち歩いている人は本当に少ない。)



僕たち「本当にケータイ返してくれ」

奴ら「じゃあ20ポンド出せや」

僕たち「現金まじで持ってないんだよ」

奴ら「ケータイは返せねえな」

僕たち「そんなこと言わず、返してくれよ」

奴ら「じゃあ20ポンド出せよ」

僕たち「マジで現金持ってないんだよ」

奴ら「じゃあケータイ返さねえ」

僕たち「いやケータイ返してくれよ」



この僕が日本史の江戸幕府の政策から学んだのらりくらりとかわす戦法により、敵も苛立ちながら呆れ出して来た。



そしてトドメの「ここロンドンだぜ?現金持ち歩く人いないでしょ笑」



このパンチラインにより、二人は何やら仲間割れし始め、お前ら帰っていいよ的な雰囲気になった。


え、いいんかい。じゃあ帰ります。

と言うわけでなんだかよく分からなかったが、解散することになった。



「まあこんな事もあるよ。次は二度と起こらないようにしような」


と友達を慰めたが、友達は震えていた。


僕もちびりかける寸前だった。ここが超カード社会だったから助かったかもしれない。



皆さんも、海外でくれぐれも「Fu*k off」とかFワードを吐かないように気をつけてください。


自分の母語じゃない言語で戦いを収めると言うのは相当大変です。


とりあえず万が一そのようなトラブルに巻き込まれてしまった時用に、


「Calm down calm down!」このフレーズだけは覚えておきましょう。


Calm downしてくれたらラッキー、してくれなかったら僕を恨んでください。




それではcheers🇬🇧🇬🇧



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