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自己啓発的な話

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#読書記録

【読書ノート】『森の生活』

【読書ノート】『森の生活』

『森の生活』
ウォールデン著

産業革命で、大量生産・大量消費など、世の中が大きく変わり始めた時の話。一次産業から二次産業に世の中が変わる時、廻りの人々は、作られた利便性、快適性に踊らされている。産業社会にとって都合の良い「夢」、「幸せ」が見せつけられている。

「隣人たちが良いということのほとんどは悪いことだ」

と、ソローは言う。

夢を追い求め、自分の道を歩むことが、重要だという。そして、他

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『脳内麻薬』

『脳内麻薬』

『脳内麻薬』
中野信子著

一言で言うと、「ドーパミン」は、人間の行動や感情に大きな影響を与える脳内物質だということ。ドーパミンは、人間にとって必要なものではあるものの、過剰になると依存症や暴走を引き起こす。逆に不足すると、やる気や幸福感が低下する。

印象に残ったこと。

①世帯年収別に「幸福感」によると所得 1500万円までは、所得とともに幸福度さ上昇する。それを超える低下する。

②店員の笑

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『「死ぬとき幸福な人」に共通する7つのこと』

『「死ぬとき幸福な人」に共通する7つのこと』

『「死ぬとき幸福な人」に共通する7つのこと』
小澤竹俊著

著者は、1963年東京生まれで、1987年に東京慈恵会医科大学を卒業し、1991年に山形大学大学院医学研究科の博士課程を修了。救命救急センターや農村医療に従事した後、1994年から横浜甦生病院ホスピス病棟にて病棟長を務め、3000人以上の患者を看取った。2006年にめぐみ在宅クリニックを開院し、2015年には一般社団法人エンドオブライフ・

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『イワンの馬鹿』

『イワンの馬鹿』

『イワンの馬鹿』
トルストイ著

一言で言えば、正直で純粋な主人公イワンが様々な試練に遭遇するのに、特に不遇と思うこともなく、問題を素直に解決して幸運を手に入れていく姿を描いた物語。お金や兵力を否定はしないまでも、自分の役割は何なのか。自分の役割というか、使命にしたがって、淡々と生きるという、なかなか、考えさせられる物語。

一般的には「正直者がバカを見る」と言われているもので、ある意味、そうなの

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『城の崎にて』

『城の崎にて』

『城の崎にて』
志賀直哉著

一言でいうと、死にそうになった経験を通して、生きることと死ぬことの意味を探求してみたという話。

著者の電車事故での実体験をもとに書かれた小説。

主人公は、自分が死ななかったことに対して喜びや感謝を感じることができない。そして、城崎温泉で療養中、自分が生きるということと死ぬということについて考える。

蜂や鼠、いもりの死に遭遇する。蜂の死は、静かで寂しいが親しみを感

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『キレる!(小学館新書)』

『キレる!(小学館新書)』

『キレる!(小学館新書)』
中野信子著

以前書いたものの修正加筆版

著者は、「ホンマでっか」でもお馴染みの脳科学者。

印象に残ったこと

①年をとると、自分の考えに固執するというより、人の話を聞く機能が衰えてしまう。

②日本人は、相手が自分に不当なことをしていると感じると自分の時間やお金などコストをかけても、相手を懲らしめたい報復したいと思ってしまう傾向がある。

③日本の学校では、話し言

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『バナナの魅力を100文字で伝えてください 誰でも身につく36の伝わる法則』

『バナナの魅力を100文字で伝えてください 誰でも身につく36の伝わる法則』

『バナナの魅力を100文字で伝えて
ください 誰でも身につく36の伝わる法則』
柿内尚文著

著者は、1968年生まれ。東京都出身。聖光学院高等学校、慶應義塾大学文学部卒業。読売広告社を経て出版業界に転職。ぶんか社、アスキーを経て現在、株式会社アスコム取締役。

印象に残ったこと

①仕事に恥ずかしさをもちこんじゃいけない。  性格と仕事は切り離せ。「自分の性格を切り離して伝える」ということ。

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『「女らしさ」とは何か』

『「女らしさ」とは何か』

『「女らしさ」とは何か』
与謝野晶子著
与謝野鉄幹と不倫の末、結婚。子供は、12人。ってすごいなあと思った。

「女らしさ」とは、愛情豊かで、優しいことなのか?子供への愛情は、「女らしさ」というよりも、人間性の問題だろう!

「女らしさ」というものが、男にとって都合よく定義されて、女性が不利益をうけていることを主張し、本来、人間性の問題で、男女に違いはないということを説いた本。

1921年にこ

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『運転者』喜多川泰著

『運転者』喜多川泰著

『運転者』
喜多川泰著

「運が劇的に変わる時、場というのが、人生にはあります。」

「運はいいか悪いで表現するものじゃないんですよ。 使う・貯めるで表現するものなんです。 」

「周囲から運がいいと思われている人は、貯まったから使っただけです。」

自己啓発風な小説ですが、読みやすくて、わかりやすく、元気付けられる内容です。思っていた以上に、よい本でした。

クリスチャンの人だったら、
「いつも

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