- 運営しているクリエイター
#noteのつづけ方
amラジオの掛かっている化石みたいなタクシー
幼いころ、父親は仕事で遅くなることが多かったのでほとんど毎日タクシーで帰ってきていた。
遠くでカギが開く音がしてしばらくすると、するりと引き戸が開いて、何かを確認してから居なくなる。
夢枕に見ると、どこかかっこいいような、でも寂しいような気持ちにさせられた。
そんな家だったが小学生位までタクシーに乗ると言うのはトップレベルで珍しいイベントのうちの1つだった。
旅行に行って、持ち切れない位の
写真として不完全な物の方が、より記憶に残ったりする
カメラにフイルムを入れるとき、
ベロを引き出した段階でひかりに触れてしまうところがある
半感光で撮るので、尻切れトンボの現像があがる
写真としての本分を果たさないコマだが、
インスタ上では#firstoftheroll とか #1stoftherool とかタグが付いたりする
画像が欠けることは解っているから、カラ撮りでも良いのだけれど
何だかもったいなくて構えてシャッターを切ってしま
ホーチミンで会った掃除係の男の子と、骨董品みたいなNOKIAの携帯
【あらすじ】単身ベトナムに入った私は、行先も特になく、日々繰り返される祭りのような熱に浮されながら、北上のタイミングを計っていた。
私はメインストリートにある安いドミトリーの2段ベッドを旅の拠点としていた。
ホーチミン市の中心部にほど近いそのゲストハウスは、綺麗で快適、とまでは言わないが、温水の出るまともなシャワー室が完備されていた。
部屋数も多いからか家族経営よりは多少立派な、辛うじて企業