ingectar-e 『言の葉配色辞典』【今日発売の本を紹介しまくるシリーズ】
こんにちは!
「noteの本屋さん」を目指している、おすすめの本を紹介しまくる人です!
今日はわたしが大好きな会社インジェクター・イーの「変わった辞典」を紹介します!
その名も『言の葉配色辞典』!
届いたばかりです!
言葉と色彩の美しい関係を紐解き、あなたの眠れる感性を呼び覚ます。この本は、単なる色のカタログではありません。
日本の美しい言葉が持つ繊細なニュアンスや情景を、色彩を通じて表現し、言葉と色の新たな魅力を発見できる、インスピレーションあふれる一冊です。
言葉が色をまとい、色が言葉を語る
例えば、「茜空」という言葉を見たとき、あなたはどんな色を思い浮かべますか? この本では、「茜空」という言葉にぴったりの色彩が、美しい写真やイラストと共に紹介されています。
夕焼けの空を思わせる温かみのある赤、茜色のグラデーション、空に浮かぶ雲の白...。言葉が色彩をまとい、鮮やかな情景が目の前に広がるのを感じることができるでしょう。
また、「若葉」や「月白」といった、季節や自然を表す言葉にも、それぞれにふさわしい色彩が選ばれています。新緑の鮮やかな緑、月の光を思わせる静謐な青...。これらの色彩は、言葉が持つイメージをより豊かにし、あなたの感性を刺激することでしょう。
言葉の背景にある物語を紐解く
それぞれの言葉には、歴史や文化、人々の想いが詰まっています。この本では、色の組み合わせだけでなく、言葉の由来や意味、使われ方についても解説されています。例えば、「茜色」は夕焼け空の色を表すだけでなく、古くから魔除けの色としても使われていたことなどが紹介されています。言葉の背景にある物語を知ることで、色の組み合わせがより深く心に響くはずです。
6つのテーマで言葉を彩る
本書は、情景、感情、天文、季節、自然、時間の6つのテーマに分かれています。各テーマごとに、関連する言葉とそれに合わせた色の組み合わせが紹介されているので、自分の興味のあるテーマから読み進めることができます。
例えば、「情景」のテーマでは、「木漏れ日」「小春日和」「雪解け」といった言葉が登場します。これらの言葉に合わせた色彩は、まるでその場にいるかのような臨場感を与えてくれます。
「感情」のテーマでは、「ときめき」「安らぎ」「哀愁」といった言葉が登場します。これらの言葉に合わせた色彩は、あなたの感情を揺さぶり、共感を呼び起こすでしょう。
創作活動のヒントに、日常の彩りに
『言の葉配色辞典』は、イラスト、マンガ、デザインなどの創作活動をしている方はもちろん、小説や短歌・俳句、シナリオ、歌詞、写真撮影など、言葉を使うあらゆる場面で、色の組み合わせのヒントとして活用できます。
また、普段の生活の中で、言葉と色を意識することで、感性を豊かにし、新しい発見があるかもしれません。例えば、手紙を書くときに、季節の言葉に合わせた色の便箋や封筒を選んでみるのはいかがでしょうか? また、インテリアに季節の言葉に合わせた色の小物を飾るのも素敵です。
感想など
『言の葉配色辞典』は、言葉と色の組み合わせの美しさにハッとさせられる、素敵な本でした。普段何気なく使っている言葉が、色彩と結びつくことで、全く新しい表情を見せてくれることに感動しました。
特に、日本の伝統色や季節の言葉に合わせた配色には、日本人の感性の奥深さを感じました。先ほども書きましたが、「茜空」のページでは、夕焼けの情景が目に浮かぶような、暖かくもどこか寂しげな色の組み合わせが紹介されていて、思わず見入ってしまいました。
また、それぞれの言葉の由来や意味が詳しく解説されているのも良かったです。言葉の背景を知ることで、色の組み合わせにより深い意味を感じることができました。「若葉」のページでは、新緑の爽やかさだけでなく、生命力や成長といった意味合いも込められた色の組み合わせが紹介されていて、言葉の持つ力を改めて実感しました。
この本は、デザインやイラスト制作の参考にするだけでなく、言葉と色の関係に興味がある方、日本の文化や美意識に触れたい方にもおすすめの一冊です。
ページをめくるたびに、言葉と色の織りなす美しい世界に心が癒やされ、感性が刺激されることでしょう。
個人的には、この本を参考に、手紙を書いたり、身の回りのものを彩ったりして、言葉と色の組み合わせをもっと楽しみたいと思いました。
いただいたサポートは全て次回の書籍に充てられます。また次回の記事の最後に『謝辞』として、あなたのnoteを紹介する記事を追加させていただきます。