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どんな時でも、そこにいてくれる

皆さん、こんばんは。綺羅です。

今日もnoteをご覧いただき、ありがとうございます。


地元のスーパーでは、そろそろスイカが出回り始めました。

まだ旬には早いとは言え、クーラーやスポーツドリンクなどで、身体を冷やすよりも、よほど健康的に体温を冷やすことができるので、最高です。


スイカを食べながら、太陽を見ていました。

最近、住まい地域は、晴天に恵まれることが多いです。

キラキラ光るその姿は、私にも惜しみなく暖かさと輝きを注いでくれます。


皆さんは、太陽を見る時、ありますか?



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太陽を浴びると、幸せホルモンが出るということを、聞いたことがあります。

そのような説があると分かっていても、私は、幸せホルモンが出るからという理由で、太陽を浴びに行きたいとは言いません。

科学的には正しい表現なのかもしれないですが、私が欲しいのは、太陽が人体にもたらしてくれる、健康面の効果のことではありません。


どんなに苦しいことがあっても、悲しいことがあっても、辛いことがあっても、寂しいことがあっても、誰からも必要とされていない感覚が襲ってきたとしても、太陽は何も言うことなく、人間に寄り添ってくれるのです。

雲がかかったり、雨雲に遮られたら、見えなくなってしまいますが、それ以外は、ずっと同じ位置から見守っていてくれます。

その暖かさで、言葉にはできない、内側から溢れ出る気持ちを抑えられなくなる時があります。

まるで「わたしに向かって、言ってみて」と言われているようなのです。


人には、自分だけで持っておきたい・しまっておきたい感情や気持ちもあると、思っています。

自分自身で、長い間向き合ってきた問題や課題で、ゆっくり自分の中で消化していきたいと考える人、自分一人でじっくり考えを整理したいと思う人も、少なくないのではないでしょうか。

「一人カウンセリング」といった状態になるのかもしれませんね。

私はこの「一人カウンセリング」をする時に、太陽を見上げます。

もちろん、太陽を直視するのは、目に悪いと十分に分かっています。

それでも、太陽が光を放ち、輝いている場面を、見ずにはいられないのです。

太陽の輝きを見ると、光っているのが分かりますが、当然、そうした光を認知するには、自分が生きていないと認知できません。

ここでようやく、「あぁ、私はやっぱり生きているんだな・・・」と思えることが、できるからかもしれません。

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周りに誰もいなければ、声に出して自分の抱える思いを言ってもいいですし、心の中で思いっきり訴えることをしてもいいです。

実際、どちらも試してみると、どちらでも暖かい「何か」を与えてくれます。

その「何か」は「心に寄り添ってくれる暖かさ」かもしれないですし、「一歩を踏み出す勇気」かもしれないですし、あるいは「明日を生きる力」かもしれません。

人によって、与えられるものは、おそらく千差万別だと思います。


最近気が付いたことですが、私は就労していた頃、仕事が事務職だったこともあって、生活基盤はいつも屋内でした。

晴れた日、色彩の豊かさが感じられる晴天なのに、外に出て太陽を浴びることが出来ないのが窮屈で、そんな太陽が輝いている中で、自己否定を繰り返しながらでも、仕事に打ち込まなければならない・・・。

何だか、太陽に嫌われているとさえ、思いました。

太陽の光が見られない日々が続いたこと、太陽を浴びる元気も失ったこと、そうした弱い人間だから、太陽も私のことが嫌いになってしまったのだと、思ったのです。


仕事を退職して、初めて家の外に出た晴天の日は、雲一つない青空の中に、太陽がキラキラと輝いていました。

私は勝手に嫌われたと思っていましたが、太陽は、私がずっと見たかった輝きを、惜しげもなく見せてくれていました。

私がどんな状態になろうとも、輝き照らしていてくれて、どうしてこんなに優しくしてくれるのだろうと思うと、泣けて泣けて仕方がありませんでした。

今の世の中では、おそらく「使い物にならない人間」だと思われていても、太陽は喜び歓迎してくれていると、確信が持てたほどの、言葉にならない安心感を持てた記憶があります。


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今まで、私にとっての「大切な日」は、すべて「晴れ」で迎えることが出来ています。

意識的にはもちろんですが、無意識にでも、私は太陽を愛しているのだと思います。


太陽は、自分だけで持っておきたい思いも、悲しみも、迷いも、後悔も、すべてを暖かく包んで、心の奥深くにしまってくれます。

また私が、自分の足で、歩くことができるように・・・。

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それでは、今日はここまでです。

皆さん、いい夜をお過ごしくださいね。


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