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新型コロナウイルス関連

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記事一覧

#日米地位協定について

 日米地位協定を見直すべきである。

 日米安保体制下において、アメリカは日本を防衛する義務を負う。代わりに日本は米軍に基地などの施設や区域を提供する。アメリカは、インド太平洋地域を牽制するための戦略拠点にしてきた。一方で、日本も基地の存在を抑止力にしてきた。

 沖縄県の米軍基地内で、新型コロナウイルスの集団感染が発生した。普天間飛行場とキャンプ・ハンセンが封鎖された。

 アメリカは感染者数、

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#コロナエンブレムについて

 東京五輪エンブレムと新型コロナウイルスを掛け合わせたデザインが議論を呼んだ。
 問題となったデザインは、日本外国特派員協会の月刊会報誌「NUMBER1 SHIMBUN」の4月号表紙に掲載された。市松模様を丸く描いた五輪エンブレムを、ウイルスに見立てていくつもの突起をあしらったデザインである。

 デザインを手掛けた英国人デザイナー、ポセケリ・アンドリューは「五輪延期が決まった途端に国内感染者が急

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#国会の会期延長について

 新型コロナウイルス対策を盛り込んだ総額32兆円に上る第二次補正予算案が成立した。10兆円の巨額予備費のうち、5兆円については政府が「大まかな使い道」を示した。

⑴ 雇用調整助成金など(1兆円)
⑵ 中小企業への持続化給付金や家賃支援など(2兆円)
⑶ 地方向けの医療・介護など(2兆円)
の3点が示された。残るは白紙の5兆円である。

 予算案は通常、政府が詳細な費目を積み上げたものを国会で審議

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#9月入学について

 政府は新型コロナウイルスの流行を受けて検討していた9月入学の導入を見送る方針だ。

 コロナ禍で、学校は長期休校を余儀なくされた。緊急事態宣言解除で再開したが、感染拡大防止措置として短縮授業や分散登校などが続く。学習の遅れが出てしまうのは仕方のないことだ。

入学時期の変遷

1872年「学制」が公布されたとき、欧米に合わせて高等教育では9月入学が主流であった。(https://nlab.itm

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#持続化給付金について

 コロナ禍に苦しむ中小事業者に現金を支給する「持続化給付金」を巡り、経産省は給付事業を「一般社団法人サービスデザイン推進協議会」に業務委託することになったが、入札の経緯が不透明である。業務委託に関して、官が民間の力を借りること自体は理解できるが、問題はやり方だ。

入札について

 今回の入札は、価格だけでなく、提案内容なども加味して決める総合評価方式で行われた。不正の温床になり得る仕組みなだけに

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#昔から続く慣習(はんこ主義)

コロナ禍で、在宅勤務を推奨している会社も多いのではないか。

3密を防ぐ「新しい生活様式」が求められている中で、「はんこ主義」・「書面主義」・「対面主義」といった、古くさい商慣習を変えていく必要がある。

はんこの役割

 はんこは、本人であることを確認し、文書に信頼性を与える手段として使われてきた。しかし、海外では「手書きのサイン」が一般的で、はんこは東アジアの国・地域の一部に限られる。

 法

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#オンラインシステム<アナログ的手法

 現金10万円の一律給付のオンライン申請でトラブルが相次ぐ中、これまでに全国で13の自治体が受け付けをやめたことが総務省の調べで分かりました。(NHKニュースウェブ,https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200526/k10012445281000.html

 全国各地の自治体で特別定額給付金の申請受付が始まったが、オンライン申請は、郵送より支給が遅くなりかねな

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#問われる部活動の意義

2020年3月17日、競泳の池江璃花子が、自身のInstagramで406日ぶりにプールに入ったと報告した。

2018年8月アジア競技大会ジャカルタにて、日本人初となるアジア競技大会6冠を達成し、東京五輪での金メダルが期待されていた競泳女子選手である。

将来を嘱望されたスイマーは、2019年2月12日、白血病を患っていることを公表した。彼女の心情を察するに余りある。

コロナ禍で彼らもまた苦し

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#米国と中国、WHOに対する行動

WHO=世界保健機関の年次総会に台湾がオブザーバーの資格で参加を目指していることについて、中国外務省は「真の目的は、新型コロナウイルスの感染の機会に乗じて、台湾独立をたくらもうということだ」と述べ、改めて断固反対する考えを強調しました。(NHKニュースウェブより、https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200515/k10012432211000.html

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#中国と台湾、新型コロナの対応

 台湾は2003年に流行したSARSを教訓に、中国で感染発生が伝えられた初期段階で、大陸との往来を即座に遮断し、厳格な隔離や医療物資の生産を、当局主導で速やかに進めた。感染拡大の抑え込みに成功した裏には、台湾に根を下ろす開かれた民主政治がある。

 一党支配の中国は号令一声で大都市を封鎖し、人々の行動の自由を一気に凍結した。異論を排する言論統制は混乱を封じ込めたが、その間に当局の情報隠蔽が進められ

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