Ya You Yo

Feel free.自由に気ままに気軽に感じるままに。 風呂と酒とタバコと珈琲と競馬と…

Ya You Yo

Feel free.自由に気ままに気軽に感じるままに。 風呂と酒とタバコと珈琲と競馬と、負けた時に見上げる空。一個飛ばしに生きる。

記事一覧

開いてる店は開いてるけど、閉まってる店は閉まってる。

この街も久しぶりだなあ。こんなとこにハンバーガー屋さんできてるんや。興奮してきたなあ。 とあるサンドウィッチな男たちのストーリーの冒頭である。 前の会社を辞めて…

Ya You Yo
3か月前
1

誰しも僕ら光求め躓き頷いても

2011年3月11日。13年も昔。目の前はまだ明るかった。 当時から目つきはもちろん悪く、人は嫌い。口を開けば文句と悪口。今も変わらない態度。しんどいだるい休みたい。 そ…

Ya You Yo
3か月前
4

ワーキンモッシュ

年の瀬の忘年会。行きたくないと言い張り続けても、来いと言われ返す。 金はビタ一文払わない気持ち。 行ったら行ったで、まあなんかすごい液量。 え,飲むでしょ?みたい…

Ya You Yo
5か月前

サンデーパーキングモーニング

冬の倉庫作業。荒れる備品。荒れる手指。荒ぶる男達。 労働終わりの来来亭が沁みる夜に、煙草は美味いに決まっている。 心があったまっているような気がして、啜る汁物は、…

Ya You Yo
6か月前

ROUDOU

寒空を眺めてる。男は、ため息が出る。 グラデーションが自動設定の夕暮れ。 夜が来ればパソコンに向かう。 グラデ機能を使ってみる。 自分なりに混ぜ合わせる色が 昨日見…

Ya You Yo
6か月前
2

鐘の音

そろそろ秋も深まってきて、半袖も寒さを感じる。仕事を辞めて、新しいことを始めて、間も無く一年。自律神経を取り戻せたんやろか。 万博公園をうろちょろ。暇を持て余し…

Ya You Yo
8か月前
4

飽きろよ

「せやけど、商いは飽きないね」 それぞれの仕事の話を居酒屋でしてたときに、 いきなり何いうてんねんと思った。 「いきなりなにいうてんねん」 私は思った通りに伝えた。…

Ya You Yo
9か月前
5

ランドリー

1人で2台廻してる。 なかなか終わらへんねんけど、 待ってる間に本を読んで、30分くらい。 進んでも15Pくらい。 クーラーもなく、炭酸水はガブ飲み。 「洗濯機くらい買う…

Ya You Yo
10か月前
6

京の晴天に花が舞う

雨降ったら終わりやのに そんなはずないやろと言いたいくらいの晴天 サングラスなしに前向けない 晴れたら空に花蒔いて ちょっと水入ってたら涼しいんかなあとか 意味わか…

Ya You Yo
11か月前
7

溶かせば良い

俺さ、資料作るの好きやし、字もいっぱい書いちゃうから、呼んでもらうん大変やねんなあ。 思いながら、書くこの時間。 頭さえ作ってくれたら、すぐに仕上げられるような…

Ya You Yo
11か月前
5

のぼせの方舟

湯船の中、声が止まらぬ。コロナ我慢比べで、のぼせた大人と子供。夢の話は後回し。その日を湯が飲み込む。方舟はどこにも向かわない。

Ya You Yo
11か月前
1

雨と呼ばなければ

穴の空いた屋根。穴というか、穴だらけ。 雨降っても価値がない屋根やね。 6月は思ってるよりも雨が多い。 梅雨という字で日本人は風流を思い浮かべる。 こちらの仕事は…

Ya You Yo
1年前
3

屋台骨

仕事。仕事。仕事。若い奴らの世話。仕事。 間に挟まる、自分以外の誰かを支えなければならない会社員という組織。毎日のように未来のタマゴとよくいえば明るいやつらを、…

Ya You Yo
1年前
5

海街森道遊園地

大自然にいるかのように、海だけを撮る。 しかし、この静かそうな海に到達すると、 横には多くの写真撮りたがりガールズがいる。 全員可愛い。怖い。 実はここ、とある遊…

Ya You Yo
1年前
8

現場終わりの酒は缶でいい

これは何日も前の話。 広い会場、でかい案件,失敗したらやばい現場。 気を張って少し気疲れをしていた。 ちょっとね、まあ軽くいくか? と言われたが、先約があったので…

Ya You Yo
1年前
13

神戸の晴れはいつも

景色が素晴らしい。 その目に映るものが、すべて眩しい。 人様のハレの日に、さすが神戸は空気を読む。 夜型の人間には夜景ですらチカチカとするのに、 昼の太陽なんて、…

Ya You Yo
1年前
10

開いてる店は開いてるけど、閉まってる店は閉まってる。

この街も久しぶりだなあ。こんなとこにハンバーガー屋さんできてるんや。興奮してきたなあ。

とあるサンドウィッチな男たちのストーリーの冒頭である。

前の会社を辞めて、行かなくなった喫茶店。飲み屋。昼飯の店。あの頃はよく休み時間にタバコを吸いに来たんやけど、まだ残ってるかな。
無くなってるのを知ってて,あえて通りたくなる道。夜,風が吹くのは、間もなく暖かくなると言わんばかりの,ちょいぬるま湯な感じ。

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誰しも僕ら光求め躓き頷いても

誰しも僕ら光求め躓き頷いても

2011年3月11日。13年も昔。目の前はまだ明るかった。
当時から目つきはもちろん悪く、人は嫌い。口を開けば文句と悪口。今も変わらない態度。しんどいだるい休みたい。

そんなことを言って、その年は受験が控え、自分でもまるで雷に撃たれたかのように学校に通い、ただひたすらに勉勉勉勉勉勉。

休む日もなく数学の答えを丸暗記。日本史大好き少年は、愛読書を閉じ、全行に引いていた、目がチカチカする蛍光ペンを

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ワーキンモッシュ

ワーキンモッシュ

年の瀬の忘年会。行きたくないと言い張り続けても、来いと言われ返す。
金はビタ一文払わない気持ち。
行ったら行ったで、まあなんかすごい液量。
え,飲むでしょ?みたいな悪魔の巣窟に、
飛び込むも足は竦みながら。

仕事がないから入れて欲しい。
そんな相談を受け、考えてみる。
お前は誰やのスタート初日にいきなり
ここで働かせてください!って言った
千尋の力強さたるや、天晴れではある。

毎日揉みくちゃに

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サンデーパーキングモーニング

サンデーパーキングモーニング

冬の倉庫作業。荒れる備品。荒れる手指。荒ぶる男達。
労働終わりの来来亭が沁みる夜に、煙草は美味いに決まっている。
心があったまっているような気がして、啜る汁物は、明日も仕事やんってわかってても、ホッとさせてくれる。

さあ,帰り道。夜の高速をかけるハイエース。騒がしいわけでもなく,ただエンジン音が鳴り響き,ぶっ飛ばす深夜高速で、生きていてよかったと思う。
そんな夜を探していても、それでも人は,限界

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ROUDOU

ROUDOU

寒空を眺めてる。男は、ため息が出る。
グラデーションが自動設定の夕暮れ。
夜が来ればパソコンに向かう。
グラデ機能を使ってみる。
自分なりに混ぜ合わせる色が
昨日見た空には程遠い。

意味のわからない幾何学模様付きのスライド。
フォーマットを使って、それっぽい絵にして。
Aiに頭の中をデザインされ、代わりに描かれる
夢はまるでつくりもの。

「なんとなくお前がしたいええ感じのは、
こんなもんやろ。

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鐘の音

鐘の音

そろそろ秋も深まってきて、半袖も寒さを感じる。仕事を辞めて、新しいことを始めて、間も無く一年。自律神経を取り戻せたんやろか。

万博公園をうろちょろ。暇を持て余しながら、自律神経を緑で整える。歩いてたら、いろんなものがまだまだ残存してておもろい。

「平和の鐘なんかあるんやね」
世界中のコインを溶かして創られた、
平和への祈りを込めたと言われる。

「金溶かしたら勿体無いやん」
これやから大阪人は

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飽きろよ

飽きろよ

「せやけど、商いは飽きないね」
それぞれの仕事の話を居酒屋でしてたときに、
いきなり何いうてんねんと思った。
「いきなりなにいうてんねん」
私は思った通りに伝えた。
「たすくくんのタスクとか言い出すとおもてるやろ」
「俺タスクちゃうねん」
「お前誰や」
なんで知らんねんと、私は言いそうになるけど、
大阪人として恥ずかしい会話を止めた。
「俺のタスク助くる人おらんわ」
的なうまいこと言うのもやめとい

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ランドリー

ランドリー

1人で2台廻してる。
なかなか終わらへんねんけど、
待ってる間に本を読んで、30分くらい。
進んでも15Pくらい。
クーラーもなく、炭酸水はガブ飲み。

「洗濯機くらい買う金ないのか?」
最近よく聞かれんねんけど、
「壊れてるだけ。いつかなおる」
と勝手な期待をしている。
「こーたろか?」と大先輩が言うてくれる。
「そんなん!悪いですわ!あきません」
そらそうや。あんたクライアントやで。

なんで

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京の晴天に花が舞う

京の晴天に花が舞う

雨降ったら終わりやのに
そんなはずないやろと言いたいくらいの晴天
サングラスなしに前向けない

晴れたら空に花蒔いて
ちょっと水入ってたら涼しいんかなあとか
意味わからん事を想うけど
この季節のスーツは幸せにしてはアツすぎる

続いた歓びの1日に、
たかだか数時間に人生が詰まり、
懐かしい顔の、顔のサイズの変化に笑い、
この日のために酒好きのラーメン好きが
努力した痩せ顔を見て、
愛の魔力は人を変

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溶かせば良い

溶かせば良い

俺さ、資料作るの好きやし、字もいっぱい書いちゃうから、呼んでもらうん大変やねんなあ。

思いながら、書くこの時間。
頭さえ作ってくれたら、すぐに仕上げられるようなってきた。データなんですけどね資料つっても。

まあ、紙なんて,水にぶち込んだら終わり。防水スプレーも効かない。インディージョーンズとかるろうに剣心で、紙を破ったらセーフみたいな。
風呂上がりに触ったらもう終わり。文字が溶けて読めない。

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のぼせの方舟

のぼせの方舟

湯船の中、声が止まらぬ。コロナ我慢比べで、のぼせた大人と子供。夢の話は後回し。その日を湯が飲み込む。方舟はどこにも向かわない。

雨と呼ばなければ

雨と呼ばなければ

穴の空いた屋根。穴というか、穴だらけ。
雨降っても価値がない屋根やね。

6月は思ってるよりも雨が多い。
梅雨という字で日本人は風流を思い浮かべる。

こちらの仕事は商売あがったり。
なぜ、雨の日をポジティブに捉えるのか。
間違いなく、子供がぴちぴちチャプチャプ
ランランランしよるから。

五月蝿いなあって思う時もあるけど,
楽しくポジティブに発想を変えればいいのだ。
五月って書いてるのは腑に落ち

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屋台骨

屋台骨

仕事。仕事。仕事。若い奴らの世話。仕事。

間に挟まる、自分以外の誰かを支えなければならない会社員という組織。毎日のように未来のタマゴとよくいえば明るいやつらを、じぶんのこともしながら見なければいけない。それが社会人として責任者ヅラできるようになっていき、必ずいうてしまう。

仕事終わり、軽く飲みにいって、いい感じになると、出てくる大人の悪い顔が出てきそうになる。

「俺の若い頃はさ、馬車馬のよう

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海街森道遊園地

海街森道遊園地

大自然にいるかのように、海だけを撮る。
しかし、この静かそうな海に到達すると、
横には多くの写真撮りたがりガールズがいる。
全員可愛い。怖い。

実はここ、とある遊園地と隣り合わせで、
僕はなぜここにいるかというと、
音楽フェスに客で来ている。

(といっても、様々なシャレオツスーパーチルチルファンタジーショップが沢山出ているような、へぇーすごーしか出てこないイベント)

この光景と真逆の、普通に

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現場終わりの酒は缶でいい

現場終わりの酒は缶でいい

これは何日も前の話。

広い会場、でかい案件,失敗したらやばい現場。
気を張って少し気疲れをしていた。

ちょっとね、まあ軽くいくか?
と言われたが、先約があったので、

「いやー、スタバならいいっすよ!」
といちごのやつが飲みたくて、
軽くフろうとしつつ言う。

ごねる。

東京に移動というから、はよ帰りたくね?
って思って。

「でもねえ、まあ、ねぇ、あー,まあ軽く一杯っていうてもなあ。店もそ

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神戸の晴れはいつも

神戸の晴れはいつも

景色が素晴らしい。
その目に映るものが、すべて眩しい。

人様のハレの日に、さすが神戸は空気を読む。
夜型の人間には夜景ですらチカチカとするのに、
昼の太陽なんて、まるでスピッツ。

いや,違うか。
飯を食いながら、酒を飲みながら,
煙草が止まらなくなって、
席にじっとしてられない。
ソワソワする。

昔あそこにきたなぁとか色々思い出したりしながら、神戸にはすきときらいがつまっている。

さて、役

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