Ya You Yo

Feel free.自由に気ままに気軽に感じるままに。 風呂と酒とタバコと珈琲と競馬と…

Ya You Yo

Feel free.自由に気ままに気軽に感じるままに。 風呂と酒とタバコと珈琲と競馬と、負けた時に見上げる空。一個飛ばしに生きる。

最近の記事

開いてる店は開いてるけど、閉まってる店は閉まってる。

この街も久しぶりだなあ。こんなとこにハンバーガー屋さんできてるんや。興奮してきたなあ。 とあるサンドウィッチな男たちのストーリーの冒頭である。 前の会社を辞めて、行かなくなった喫茶店。飲み屋。昼飯の店。あの頃はよく休み時間にタバコを吸いに来たんやけど、まだ残ってるかな。 無くなってるのを知ってて,あえて通りたくなる道。夜,風が吹くのは、間もなく暖かくなると言わんばかりの,ちょいぬるま湯な感じ。 普段仕事以外で行かないアメリカン喫茶店に来ている。新幹線でいつも買うと酔っぱ

    • 誰しも僕ら光求め躓き頷いても

      2011年3月11日。13年も昔。目の前はまだ明るかった。 当時から目つきはもちろん悪く、人は嫌い。口を開けば文句と悪口。今も変わらない態度。しんどいだるい休みたい。 そんなことを言って、その年は受験が控え、自分でもまるで雷に撃たれたかのように学校に通い、ただひたすらに勉勉勉勉勉勉。 休む日もなく数学の答えを丸暗記。日本史大好き少年は、愛読書を閉じ、全行に引いていた、目がチカチカする蛍光ペンを置き、ただ闇雲に答えを求めて数字の海に飛び込む。 教師を目指した。 こんなに

      • ワーキンモッシュ

        年の瀬の忘年会。行きたくないと言い張り続けても、来いと言われ返す。 金はビタ一文払わない気持ち。 行ったら行ったで、まあなんかすごい液量。 え,飲むでしょ?みたいな悪魔の巣窟に、 飛び込むも足は竦みながら。 仕事がないから入れて欲しい。 そんな相談を受け、考えてみる。 お前は誰やのスタート初日にいきなり ここで働かせてください!って言った 千尋の力強さたるや、天晴れではある。 毎日揉みくちゃにされながら、 サマソニで見たBlarを思い出したり、 YOASOBIの音漏れを聴

        • サンデーパーキングモーニング

          冬の倉庫作業。荒れる備品。荒れる手指。荒ぶる男達。 労働終わりの来来亭が沁みる夜に、煙草は美味いに決まっている。 心があったまっているような気がして、啜る汁物は、明日も仕事やんってわかってても、ホッとさせてくれる。 さあ,帰り道。夜の高速をかけるハイエース。騒がしいわけでもなく,ただエンジン音が鳴り響き,ぶっ飛ばす深夜高速で、生きていてよかったと思う。 そんな夜を探していても、それでも人は,限界を超えると,眠くなる。 道が揺れる。地震かと思うくらいの揺らぐネオンライトは、

        開いてる店は開いてるけど、閉まってる店は閉まってる。

          ROUDOU

          寒空を眺めてる。男は、ため息が出る。 グラデーションが自動設定の夕暮れ。 夜が来ればパソコンに向かう。 グラデ機能を使ってみる。 自分なりに混ぜ合わせる色が 昨日見た空には程遠い。 意味のわからない幾何学模様付きのスライド。 フォーマットを使って、それっぽい絵にして。 Aiに頭の中をデザインされ、代わりに描かれる 夢はまるでつくりもの。 「なんとなくお前がしたいええ感じのは、 こんなもんやろ。俺ならすぐできるで。 ほら。みてみ、ボタンひとつや。」 乗っ取られた脳とフォー

          鐘の音

          そろそろ秋も深まってきて、半袖も寒さを感じる。仕事を辞めて、新しいことを始めて、間も無く一年。自律神経を取り戻せたんやろか。 万博公園をうろちょろ。暇を持て余しながら、自律神経を緑で整える。歩いてたら、いろんなものがまだまだ残存してておもろい。 「平和の鐘なんかあるんやね」 世界中のコインを溶かして創られた、 平和への祈りを込めたと言われる。 「金溶かしたら勿体無いやん」 これやから大阪人は,と思うねんけど、 ほんまにそう思う。 「金と童が合体して鐘やけど、なんでガキっ

          飽きろよ

          「せやけど、商いは飽きないね」 それぞれの仕事の話を居酒屋でしてたときに、 いきなり何いうてんねんと思った。 「いきなりなにいうてんねん」 私は思った通りに伝えた。 「たすくくんのタスクとか言い出すとおもてるやろ」 「俺タスクちゃうねん」 「お前誰や」 なんで知らんねんと、私は言いそうになるけど、 大阪人として恥ずかしい会話を止めた。 「俺のタスク助くる人おらんわ」 的なうまいこと言うのもやめといた。 なんか自己満足感もあるし。 働いてる人って、2択やと思わんかな?と いき

          飽きろよ

          ランドリー

          1人で2台廻してる。 なかなか終わらへんねんけど、 待ってる間に本を読んで、30分くらい。 進んでも15Pくらい。 クーラーもなく、炭酸水はガブ飲み。 「洗濯機くらい買う金ないのか?」 最近よく聞かれんねんけど、 「壊れてるだけ。いつかなおる」 と勝手な期待をしている。 「こーたろか?」と大先輩が言うてくれる。 「そんなん!悪いですわ!あきません」 そらそうや。あんたクライアントやで。 なんでかしらんけど、 この時間だけは仕事を無視して、 いつも向き合うパワーポイントを捨

          ランドリー

          京の晴天に花が舞う

          雨降ったら終わりやのに そんなはずないやろと言いたいくらいの晴天 サングラスなしに前向けない 晴れたら空に花蒔いて ちょっと水入ってたら涼しいんかなあとか 意味わからん事を想うけど この季節のスーツは幸せにしてはアツすぎる 続いた歓びの1日に、 たかだか数時間に人生が詰まり、 懐かしい顔の、顔のサイズの変化に笑い、 この日のために酒好きのラーメン好きが 努力した痩せ顔を見て、 愛の魔力は人を変えるんやろなあとか。 役があるだけでも、手が震えるが、 横の小さな相方が全部や

          京の晴天に花が舞う

          溶かせば良い

          俺さ、資料作るの好きやし、字もいっぱい書いちゃうから、呼んでもらうん大変やねんなあ。 思いながら、書くこの時間。 頭さえ作ってくれたら、すぐに仕上げられるようなってきた。データなんですけどね資料つっても。 まあ、紙なんて,水にぶち込んだら終わり。防水スプレーも効かない。インディージョーンズとかるろうに剣心で、紙を破ったらセーフみたいな。 風呂上がりに触ったらもう終わり。文字が溶けて読めない。 データあったら終わりやろ。 イベントの雨降ったら終わりと同じ。 何でもかんで

          溶かせば良い

          のぼせの方舟

          湯船の中、声が止まらぬ。コロナ我慢比べで、のぼせた大人と子供。夢の話は後回し。その日を湯が飲み込む。方舟はどこにも向かわない。

          のぼせの方舟

          雨と呼ばなければ

          穴の空いた屋根。穴というか、穴だらけ。 雨降っても価値がない屋根やね。 6月は思ってるよりも雨が多い。 梅雨という字で日本人は風流を思い浮かべる。 こちらの仕事は商売あがったり。 なぜ、雨の日をポジティブに捉えるのか。 間違いなく、子供がぴちぴちチャプチャプ ランランランしよるから。 五月蝿いなあって思う時もあるけど, 楽しくポジティブに発想を変えればいいのだ。 五月って書いてるのは腑に落ちない。 年がら年中うるさい。 小雨にやられて、傘を買って、無駄遣い。 雨と呼ば

          雨と呼ばなければ

          屋台骨

          仕事。仕事。仕事。若い奴らの世話。仕事。 間に挟まる、自分以外の誰かを支えなければならない会社員という組織。毎日のように未来のタマゴとよくいえば明るいやつらを、じぶんのこともしながら見なければいけない。それが社会人として責任者ヅラできるようになっていき、必ずいうてしまう。 仕事終わり、軽く飲みにいって、いい感じになると、出てくる大人の悪い顔が出てきそうになる。 「俺の若い頃はさ、馬車馬のように働いて、上司のカバンをもったり、お酒の店も選んで,酒が無くなりゃついだりして、

          海街森道遊園地

          大自然にいるかのように、海だけを撮る。 しかし、この静かそうな海に到達すると、 横には多くの写真撮りたがりガールズがいる。 全員可愛い。怖い。 実はここ、とある遊園地と隣り合わせで、 僕はなぜここにいるかというと、 音楽フェスに客で来ている。 (といっても、様々なシャレオツスーパーチルチルファンタジーショップが沢山出ているような、へぇーすごーしか出てこないイベント) この光景と真逆の、普通に観覧車とかあるような遊園地が真横にあり,海沿いとで2ステージある。 このコロナ

          海街森道遊園地

          現場終わりの酒は缶でいい

          これは何日も前の話。 広い会場、でかい案件,失敗したらやばい現場。 気を張って少し気疲れをしていた。 ちょっとね、まあ軽くいくか? と言われたが、先約があったので、 「いやー、スタバならいいっすよ!」 といちごのやつが飲みたくて、 軽くフろうとしつつ言う。 ごねる。 東京に移動というから、はよ帰りたくね? って思って。 「でもねえ、まあ、ねぇ、あー,まあ軽く一杯っていうてもなあ。店もそーゆーのないなあこのへん。」 まあ確かに少し高そう。 ほんでもって、乙女なのか

          現場終わりの酒は缶でいい

          神戸の晴れはいつも

          景色が素晴らしい。 その目に映るものが、すべて眩しい。 人様のハレの日に、さすが神戸は空気を読む。 夜型の人間には夜景ですらチカチカとするのに、 昼の太陽なんて、まるでスピッツ。 いや,違うか。 飯を食いながら、酒を飲みながら, 煙草が止まらなくなって、 席にじっとしてられない。 ソワソワする。 昔あそこにきたなぁとか色々思い出したりしながら、神戸にはすきときらいがつまっている。 さて、役を預かって、もうそれはそれは。 イベントやる人間にしては、 鬼のようにテンパって

          神戸の晴れはいつも