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アレクサでジャズを聞いてみる

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BOSEのスマートスピーカー購入をきっかけに興味のあったJAZZを聴き始めました。とはいえ何から始めたらいいか分からずアレクサに頼んでみたり、気になる記事をマガジンに入れておいて…
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#ジャズ

家で聴くための音楽、その5:Hank Mobley『Soul Station』

家で聴くための音楽、その5:Hank Mobley『Soul Station』

気持ちよく、くつろいで聴けるジャズ 家にいることが増えてきた人に、家で聴くとよい感じではないかしら、と感じる音楽を紹介していく連載。

 第5回はHank Mobleyの『Soul Station』(1960)。

 大学時代、ジャズを聴くならBlue Noteの名盤をさらうべし、と先輩に教わり、手当り次第に聴いていたときに、選んだ1枚。一聴して、すぐ好きになった。

 Hank Mobleyの代

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ジャズを軽く聴き始めたい人への軽い名盤紹介25  恥ずかしがらずに Diana Krall を聴いてみよう

ジャズを軽く聴き始めたい人への軽い名盤紹介25 恥ずかしがらずに Diana Krall を聴いてみよう

こんにちは。

今回のテーマは「恥ずかしがらずにDiana Krall(ダイアナ・クラール) を聴いてみよう」です。
??と思われた方🙋‍♀️
正しい反応です。

「好きなジャズ・ボーカリストは?」と人に問われれば、定番のサラ・ヴォーンを挙げるか、ジョニー・ハートマンあたりでお茶を濁そうかと思っているんです。
幸いにも、まだ誰からも聞かれたことはありませんが。

でも、実は一番好きなボーカリスト

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偉大なサックスプレイヤ―”ジョン・コルトレーン”絞り込んでオススメ5曲

偉大なサックスプレイヤ―”ジョン・コルトレーン”絞り込んでオススメ5曲

再度、人生を生きなおす機会があったとしたら、もっと映画やジャズを究めて、一度評論家なんてものをやってみたかった。一家言持っているつもりだが、映画にせよジャズにせよ、これまでに見聞きした量が圧倒的に少なく、とてもそんな批評家たるレベルではない。

コルトレーンと私

では、ジョン・コルトレーンならばどうか。高校生からジャズを聴き始めて当時常に私のヒーローであった彼、サックスを習い始めて最初に目指した

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おススメのJazzアルバム

おススメのJazzアルバム

今日はマンドリンからちょっと離れておススメのジャズのアルバムを紹介します。

ダイアナクラールの「Live In Paris」です。
タイトル通りパリでのライブ録音です。

何が素晴らしいかって、とても洗練されている上にライブ感が満載で、自然とノリノリになるところです。

20歳くらいの時にCDを購入して実家でよくかけていたのですが、「クラシック以外は音楽じゃない!」と言い張る頑固な父が、「これは

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若いけれども個性的でムーディなジャズボーカル

若いけれども個性的でムーディなジャズボーカル

フィラデルフィア生まれのシンガーソングライターのメロディガルド―です。

非常にムーディです。

ゾクゾクします。

夜少し暗くして、そしてゆったりとして静かに、強いお酒をちびりちびりと飲みながら聴いたら最高と思います。

若い頃に交通事故にあい、奇跡の生還をなしリハビリを兼ねて音楽の道にのめり込んだそうです。

そして最初の大ヒットを生んだそうです。
Some Lessons は闘病中に書いた

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秋の夜長にジャズを

秋の夜長にジャズを

引越し後、ずっとそのままだったアンプとスピーカーをやっと繋げた。
最近、音楽を聴くのはストリーミングが主になり、スマホで再生し何処にいてもワイヤレスイヤホンで聴いているため、スピーカーで聴くことは稀だ。

30代に入った頃に、ありったけのお金をはたいて手に入れたJBLのスピーカーとMarantzのアンプとCDプレーヤーは、この国へ移住の際にもどうしても手放せず日本から船便で送った。
しかし移住後あ

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秋に聴きたい木枯らしジャズ

秋に聴きたい木枯らしジャズ

木枯らし(こがらし)

日本の太平洋側地域において晩秋から初冬の間に吹く風速 8m/s 以上の北寄り(北から西北西)の風のことで、冬型の気圧配置になったことを示す現象である。

Wikipediaより引用。

秋も深まった時期に、私がもっとも聴きたくなる音楽は、ジャズです。

なんだかわからないですが、ジャズのちょっと切ない感じが、秋にピッタリな感じがするんですよね。

私は「木枯らしジャズ」と言

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Interview Aubrey Johnson:噓をつかず、自分らしくジョニ・ミッチェルやビリー・アイリッシュをカヴァーする方法

Interview Aubrey Johnson:噓をつかず、自分らしくジョニ・ミッチェルやビリー・アイリッシュをカヴァーする方法

僕はオーブリー・ジョンソンというヴォーカリストのことはパット・メセニー・グループの名ピアニストのライル・メイズが総合プロデュースしたアルバムで2020年にデビューしているジャズ・ヴォーカリストということで知った。

ポップさと現代ジャズ的な作編曲の面白さ、そして、カヴァー曲のセンスの良さが合いまった良作で、選曲をする時に何度もここから選んだりしていた。なにせエグベルト・ジスモンチ「Karate」や

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雨の日の『国境の南、太陽の西』

雨の日の『国境の南、太陽の西』

 5月のフランスは雨続きで、まるで日本のように梅雨がやってきたのかと思うほどです。

 雨の日になると思い出す小説があります。村上春樹著「国境の南、太陽の西」です。極めて個人的にですが、それは他のどの小説よりも雨が似合うと感じるのです。
 とはいうものの、この本はもう10年以上一度も開いたことはありませんでした。あまりに思い出が多すぎるのです。今回、古傷にふれるような気持ちで、思いきって久しぶりに

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FM84.0MHz Radio City presents "Saramawashi.com -The Vinyl Paradise" 038:村上春樹の音楽第2回

FM84.0MHz Radio City presents "Saramawashi.com -The Vinyl Paradise" 038:村上春樹の音楽第2回

さらまわしどっとこむ -The Vinyl Paradise-
第38回(2022年6月17日(金)20時~
(再放送:6月19日(日)19時~)

清澄白河にあるカフェGINGER.TOKYOのオーナー高山聡(あきら)がお届けする音楽番組です。
全曲アナログ・レコードでお届けします。しかも可能な限り7インチ盤で、しかもフルレングスでかけます。
サーフェスノイズにまみれた1時間、ぜひご一緒に。

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ジャズを軽く聴き始めたい人への軽い名盤紹介⑦ご機嫌サックス - Sony Rollins

ジャズを軽く聴き始めたい人への軽い名盤紹介⑦ご機嫌サックス - Sony Rollins

こんにちは。
今日は早くも記念すべき7回目ということで、またもやご機嫌な作品を挙げたいと思いました。

『Saxophone Colossus』Sonny Rollins(1956年)(『サキソォン・コロッサス』ソニー・ロリンズ)

ソニー・ロリンズ - テナー・サックス
トミー・フラナガン - ピアノ
ダグ・ワトキンス - ベース
マックス・ローチ - ドラム

このアルバムはもう、ジャズの登竜

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