いっき82

1982年生まれ(♂)エンタメソムリエ。おもに、映画、本、音楽、テレビ番組、ゲームのレ…

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1982年生まれ(♂)エンタメソムリエ。おもに、映画、本、音楽、テレビ番組、ゲームのレビューやコラムを執筆。エッセイ、写真、詩も投稿します。

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    2022年3月28日から毎日写真を撮り続けています。日常の風景をまとめました。

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あなたにも書ける「読書感想文」攻略法

※4000字近い記事です。  お時間のある時に  読んでいただけると嬉しいです。 先日、note で 仲良くさせていただいている まと。さんがこんな記事を書かれていました。 子どもの頃から、 読書感想文を書くのが苦手だった まと。さんが、 自分なりに 「読書感想文の書き方」について、 考えた記事でした。 最終的に、まと。さんの記事では、 「読書とご自身の体験を絡める」 という形で一つの読書感想文の 書き方が提示されています。 私自身もあまり考えたことがなく、 とても

    • 後輩が育たないのは教え方の問題かも

      私が後輩にものを教える時に 心掛けていることを書きました。 今の職場で働くようになって 20年以上が経過しました。 私が新人の頃は、 先輩たちが割と厳しくて、 教え方もスパルタっぽい感じが あったんですよね。 正直、今の自分から見ると、 教えるのがうまい人というのが、 私の職場にはほぼ皆無で、 上司や先輩が何を言っているのか 「わからない」という場面が 多くあったんですが、 そういうことを 正直に言える感じでもなく、 「わかった?」と聴かれると 「わかりました!」

      • 教える時には、簡潔な言葉で補足も伝えるのがものすごく大事

        「複雑な情報ほど記憶に残りやすい」 という記事を書きました。 これは私が40年生きてきて、 自分の経験から 実感したことですが、 こういう感覚を得てから、 私は人にものを教える時の やり方を意識するようになりました。 私の職場に 物覚えの悪い後輩がいます。 私も人のことを言えた方ではないほど、 記憶力が悪い方ですが、 そんな私から見ても、 後輩の物覚えの悪さは 抜きん出ています。 (抜きんでている?) いや、実際覚えられません、私も。 毎日やるようなことは 自然

        • 複雑な情報ほど記憶に残りやすい

          自慢ではないですが、 物覚えがいい方ではありません。 特に覚えるのが苦手なのは、 なんの意味もなさない数字、 行ったこともないところの道順、 あるいは実際に自分で 手を動かしてする作業の工程、 といったものが苦手です。 なぜ、こういったものを 覚えるのが苦手かというと、 「情報」が少ないから だと思うんですね。 「情報が少ないから  覚えられない?  逆じゃないの?」 と思う方もいるかもしれません。 長いこと生きてきて、 これを実感したのは、 ここ数年のことなんで

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          言語化が難しい「音楽」を言葉で伝える理由

          ここ最近、音楽レビューを 割と頻繁に書いている気がします。 私は音楽レビューを書くにあたって、 その音源を長い期間をかけて 充分に聴き込んでから 書いているんですよね。 例えば、先日紹介した ジョシュ・ジョンソンのアルバムは、 春くらいから何度も聴いていたもので、 もっと早く投稿したかったのですが、 それよりも前に聴いていたものが 渋滞しており、 先にそれらのレビューを 書かなければいかなかったので、 なかなかたどり着けなかったのです。 何度書いても思うんですが、

          言語化が難しい「音楽」を言葉で伝える理由

          映画レビュー『フォードvsフェラーリ』(2019)汚い大人たちに囲まれても変わらぬレースへのひたむきさ

          二人の主人公の出会い'60年代に実際にあった スポーツカーレース耐久レースでの フォードとフェラーリの覇権争いを モチーフにした作品です。 主人公の一人、 キャロル・シェルビーは、 (マット・デイモン) '59年のル・マン24時間レースで 優勝しましたが、 心臓病を患い引退しました。 その後、キャロルは、 シェルビー・アメリカンを設立、 カーデザイナーとしての道を 歩みはじめるのでした。 もう一人の主人公、 ケン・マイルズは、 (クリスチャン・ベール) 第二次世界

          映画レビュー『フォードvsフェラーリ』(2019)汚い大人たちに囲まれても変わらぬレースへのひたむきさ

          866日間 撮ってみた

          毎日写真を撮っています。 ▼前回の記事はこちら この数週間で撮った写真から いくつかピックアップして 紹介していきます。 ▼今回はこの曲を聴きながら編集しました。  (曲を流しながら見てみてください) ♪ The teachings of nature/Calm(2003)

          866日間 撮ってみた

          音楽レビュー『Freedom Exercise』Josh Johnson(2020)「セッション」というよりは多重録音による「編集」

          出会いは Spotify からのオススメジョシュ・ジョンソンは、 アメリカのジャズミュージシャンで、 アルトサックス、キーボード奏者です。 Spotify でオススメされて はじめて知ったアーティストでしたが、 経歴を見ると、 私の好きなジャズアンビエント系の アーティストと共演していました。 何気に Spotify のオススメは よくできていますね。 私の好みをよくわかっている感じがします。 「セッション」というよりは 多重録音による「編集」本盤はジョシュ・ジョ

          音楽レビュー『Freedom Exercise』Josh Johnson(2020)「セッション」というよりは多重録音による「編集」

          趣味の合う友人はほぼいない

          またまた先日読んだ 奥田英朗の短編「家においでよ」を 読んで感じたことを書きます。 前回までは、おもに作品のことを 中心に語りましたが、 今回は作品を読んで改めて感じた 自分のことについて書きましょう。 私がこの作品を読んで うらやましく思うのは、 主人公が自分の趣味の部屋を持った というのもあるんですが、 それ以上に、趣味を共有できる 仲間がいることなんですよね。 私にはほとんど そういう仲間がいません。 例えば、本作の主人公と同僚は、 お互いが同年代ということで

          趣味の合う友人はほぼいない

          フィクションに登場する現実世界のもの

          ※2500字近い記事です。  お時間のある時に  お付き合いいただけると嬉しいです。 前回に引き続き、 奥田英朗の短編集『家日和』に 収録された「家においでよ」に ついてです。 以前、中島京子『樽とタタン』の レビューにおいて、 と、書きました。 『樽とタタン』の よくできているところは、 時代設定が'70年代末というのが 辛うじてわかる程度に、 固有名詞(アイテム)を 抑えているところです。 私が『樽とタタン』の 時代設定がわかったのは、 発売したてのアイテムと

          フィクションに登場する現実世界のもの

          男の隠れ家に憧れる

          短編集『家日和』のレビューを 投稿しました。 奥田英朗の作品は以前から好きで、 他の作品でも 似たようなことはありましたが、 読み終わって数日経っても、 余韻がまだ残っています。 『家日和』の中でも 特にお気に入りの一篇に、 「家においでよ」があります。 妻と別居をした30代の男性を 主人公にした物語です。 彼の妻はインテリア関連の 仕事をしており、 結婚して以降は、部屋のインテリアなどは すべて妻が取り仕切っていたんですね。 それが別居をすることになって、 妻が

          男の隠れ家に憧れる

          書籍レビュー『家日和』奥田英朗(2004~2006)大きな事件はなくてもおもしろい日常

          「平成の家族小説」シリーズ1作目本作を手掛けた奥田英朗は、 20代の頃から好きな作家でした。 以前、「エッセイの研究」 というシリーズで、 彼のエッセイを 取り上げたことがありましたが、 意外にも note にやってきてから、 奥田英朗の作品をメインで 取り上げるのははじめてです。 本書は短編集で、 各話につながりはありませんが、 「平成の家族小説」シリーズの 1作目という扱いのようです。 大きな事件はなくても おもしろい日常『家日和』というタイトルも 示しているよ

          書籍レビュー『家日和』奥田英朗(2004~2006)大きな事件はなくてもおもしろい日常

          『原田治展』に行ってきました

          札幌で開催中の『原田治展』に行ってきました。 原田治(1946~2016)は 多摩美術大学を卒業後、 アメリカでイラストを学んだ方で、 日本では帰国後の '70年代から活躍していた イラストレーターです。 有名なのはミスタードーナツのイラストですね。 私が子どもの頃も、キャラクターが 描かれたグッズをよく見かけました。 会場は、元・北海道四季劇場で、 今は「東1丁目劇場施設」と名前を代えて、 展示会などが催されているところです。 (今でも劇団四季の公演に使われることが

          『原田治展』に行ってきました

          『インサイド・ヘッド2』を観て思った、職場の自分

          『インサイド・ヘッド2』の レビューを投稿しました。 この作品は本当に 胸に刺さるものがありました。 タイミング的なものもあって、 仕事ですごく嫌なことが あった直後に観たので、 いろいろ重なる部分もあり、 余計に感情移入できた というのもあります。 そういう意味では、 現実世界の嫌なことが 非常にいいスパイスになったかな という感じもあって、 なんというか、 感謝したい気持ちがありますね。 嫌な思いができたことに(笑) いや、ホント、 実生活の中ではそういった

          『インサイド・ヘッド2』を観て思った、職場の自分

          映画レビュー『インサイド・ヘッド2』(2024)成長とともに生まれるいろんな「自分」

          ピクサー史上最高の興収、 歴代世界累計興収トップ10入り!世界累計興行収入15億5506万ドルを突破し、 (ピクサー作品史上最高の興収) 歴代世界累計興行収入ランキングの トップ10入りを果たしたことで 話題の本作を観てきました。 ちなみに前作『インサイド・ヘッド』の 興行収入は、8億5907万ドルです。 なぜ、本作がここまでの ヒット作になったのか、 実際に観てみると、 その理由がよくわかりました。 動乱の思春期がやってきた!1作目の『インサイド・ヘッド』は、 1

          映画レビュー『インサイド・ヘッド2』(2024)成長とともに生まれるいろんな「自分」

          バカだからしょうがない

          基本的に私は自分のことを バカだと思っています。 頭が悪いんです。 他の人よりもできないことが 多すぎますし、 間違いが多いです。 それでも、一つひとつ 間違えのないように、 バカなりに考えて いろいろやっています。 それでも、やっぱり 間違えてしまうことが あるんですよね。 昨日も仕事で ちょっとした間違いがあって、 上の人に報告したら 私が普段やっている仕事を 全否定するようなことを 言われました。 こんなことは普通のこと なのかもしれませんし、 うちの職

          バカだからしょうがない